バンクーバー到着

バンクーバーには、予定より早い午前11時20分に到着した。飛行機の中では友人のタツヤとともに爆睡だった。
空港の外は1℃。やっぱり北国の冬の寒さが待っていた。滑走路の向こうに見える雄大な山の景色、空の広さが際立つ風景を観て、やっと旅が始まるのだという実感が湧いてきた。
日本から船便で送ったバスコファイブ(僕らの乗る車両ランクル100の名前だ)を別送品として申告をするので入国審査に時間がかかるだろうと心配していたのだが、意外とすんなり通ってしまった。
通関の係官に別送品の書類を渡すと内容も見ずに書類を受け取り、出口へ進むようにと指示されたのだ。予定ではここでその書類にスタンプを押してもらい通関の際に書類が必要ということでもらってこなければならないと聞いていた為、もう一度係官に尋ねてみる。しかし、大丈夫との一点張りなのであきらめて外に出ることにする。
外に出ると今回、車両の受け取りに協力している現地在住の朝田さんに迎えにきてくれていた。また、バンクーバーからクルーとして合流するサッチンとも再会ができた。雨がちなバンクーバーの街へ無事繰り出すことができた。
さっそく、バンクーバー市内のデビット宅へ移動する。今回朝田さんの会社、「ジャパノイド」の共同経営者でもあるデビットさんがバケーションで留守にしているため、滞在中自由に使わせてもらうことになったのだ。日本では考えられないほどの、ゆったりした住居に大満足。3ベットルームがあり、キッチンが広く、ガレージにはハーレーやオフロードバイクが4台もあった。それぞれの自分の部屋に荷物をおろし、お世話になる朝田さんの会社にご挨拶にうかがう。「ジャパノイド」は中古日本車販売会社だ。
夜はデビット宅で自炊。食後時差で眠たくなってきた。思えば、日本を出る数日前から睡眠らしい睡眠を取っていない。「まずはバンクーバーで、リハビリだな。」などと笑いながらメールの整理、チームとしての打ち合わせ(何しろメンバーが揃うのは、これが初めてだ)、などしているうちに夜がふけてゆく。いよいよ始まった!
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