バンクーバー最後の夜

サッチンが帰ってすぐ、昨日バンクーバー島で取材を受けたローカルのニュースクリップの録画を見ることができた。驚いたことに僕をなぜが「スポーツキャスター」と間違って紹介していた。しかし、短い時間の中でうまく編集してあり、わかりやすく構成されていた。また、僕たちは見ることができなかった木の伐採シーンまで挿入されていてなかなかの仕上がりだった。昨日会ったアネットは、美しさを楽しむのみならず、こうやって外国から森林伐採に興味を持って訪ねてくる人がいると、地元の人々の意識向上にすごく役立つと言ってくれた。ささやかながら僕があの公園を訪ねたことで、アネットの活動に少しでも役に立っているといいのだが。
午後7時半、ジャパノイドさんの招待で、先日廃油をいただいた瀬戸すしで夕食となった。僕たちの壮行会ということだ。何から何までお世話になった彼らにご馳走していただくなんて、とても心苦しかったけれど、地球の環境を考え一緒に歩む同志の彼らと、バンクーバー最後の夜を過ごしたかったのでお受けした。「西海岸中探しても、こんなにうまい日本料理屋はないと思う。」という島田さんのいう通り、とてもおいしいお任せ料理に舌鼓をうち、最後にきて彼らから怒涛のごとく流れ出る熱い思いを、精一杯受け止めた。こんなに真剣で熱心な人たちが、地球のために何かせねばと必死になっている。僕自身この旅の大切さをひしひしと感じ、そのメッセージを噛み締めていきたいと思った。ありがとうございます!ジャパノイド。
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ここで車の陸揚げとガレージを貸していただいた中古車輸入販売会社「ジャパノイド」について紹介することにしよう。ジャパノイドとは、日本狂という意味。日本車大好きフリークが、他とは違う車を求めてやってくる、ちょっとかわった会社である。カナダ人のデイビッドさんと日本人の朝田さん、島田さんによる共同経営である。
日本の車は性能がよく、小さめで小回りがきく。カナダには、日本の中古車輸入に関して「製造から15年たったもののみ」という規制がある。更にJIS規格は認識されていない。だから、15年以上経った選りすぐりの車を輸入し、カナダの規格にあった改良と整備をほどこし、責任あるアフターサービスを提供するというのがこの会社の特徴。更に、軽自動車やディーゼル車、サイズの小さい車だけを販売するという、徹底したエコ振りだ。最近バイオディーゼルにも興味を持ち始め、いずれは小型の精製機を購入し、納品するディーゼル車に自社製のBDFを入れて、送り出そうと考えているという。

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