ついにデンバー到着

3月20日(木)晴れ サンタフェ→デンバー
朝、コロラドでの寒さを考えて燃料に流動点降下剤を添加することにした。準備を整え、午前9時にサンタフェを出発してコロラド州デンバーへ向かう。600kmを普通の車なら7時間あれば十分だ。でも僕らは燃費走行を心がけているので、およそ55マイルから60マイル(フリーウエイだとこのあたりでは75マイルが最高制限速度だ)くらいで走行するため、休憩もいれたら9時間ほどかかると覚悟していた。デンバーでは以前からメールでやりとりをしていたサポーターたちが待っていてくれる。
僕らのルートを見た方は、僕らのコロラド行きを「寄り道」「回り道」と思われるかもしれない。でも、僕らにとって北上してコロラドへ行くのは、必然のことだった。サッチンの知り合いのデンバー総領事館の方たち(山上領事、長谷川さん、真美子さん)とのご縁で、コロラドのいろいろな方達に話が伝わり、早くから積極的なサポートの話が集まっていた。このプロジェクトは廃食油を集め、精製をしながら走るためスケジュールが読めない。そんな僕らを辛抱強く待っていただき、本当にサポートしていただいて、今夜会えると思うと気がはやってしまう。
インターステーツハイウエイ25をひたすら北上していると、今までにないすばらしい燃費を記録することができた。リッター10km以上だ。しかも予定より早く到着できた。そこで、まずは総領事館へ挨拶に行く。忙しい中我々を待っていてくれた総領事が歓待してくれ、とても気持ちよい滑り出しとなった。
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「DOMOレストラン」での夕食会は、本間さんとエミリーさんいう合気道の先生ご夫婦が経営する、手作りでユニークな日本食レストランだ。日本のことを知って欲しいからと、自分たちが日本へ帰るたびにすこしずつ持ち込んだ民具や家具がところ狭しと並ぶミュージアム、毎日活発に稽古が行われる道場、世界で合気道を通して人道的活動をするネットワーク(AHAN)の事務局、そしてユニークなインテリアと日本庭園で田舎料理を堪能できるレストラン。本間先生のユートピアとでも言おうか、彼の人柄と人生哲学が伺えるあたたかくてたのしい空間は、とても居心地がよかった。残念ながら、本間先生はAHANの活動で不在とのこと。でも、メニューを僕たちのためにわざわざ指示してくださり、もちろんたくさんの廃油をいただいた。
ここで翌日のCU(コロラド大学)イベントでお世話になる、コロラド大学の日本クラブ会長ジョーとカイル、彼らとともにこのイベントを計画してくれた日米協会ステファンらと顔負わせができた。日本語を話せる人が多かったので、僕らもほっとしてとても和やかな懇親会だった。ゴーヤーチャンプルーから、豆乳の鮭鍋まで、料理も抜群だったよ。
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廃油回収量 76L
走行距離 680km
お世話になった人たち:山上さん、長谷川さん、池田さん夫妻、本間さん、エミリーさん、ステファン、ジョー、カイル

カテゴリー: north america パーマリンク

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