バッファローで再会

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4月15日(火) 晴れのちくもり バッファロー(NY)
ニューヨーク州立大学バッファロー校を訪れることにしたのは、つい数日前のことだった。ネイティブアメリカンで環境問題に取り組んでいると聞いている、イロクワ・シックスネイションズの選抜団体、Environmental Forceのメンバーに話を聞きたいと思い、連絡を取っていたところこの大学にたどり着いた。残念ながら会いたいと思っていたチーフは不在だったのだが、ここで僕らはとても面白い再会を果たすことになった。
塩原良さんは、吟遊打人と名乗る太鼓を主に芸能の道で生きている人だ。実はタツヤの高校時代の級友でもある。日本での出陣式から僕らの活動を追ってくれている方は、覚えていていらっしゃるかも知れない。出陣式の時セレモニーの景気づけに、太鼓の演奏があった。それが塩原さんだった。更にロスでの滞在中、彼の弟分とも言えるTakumiくんが遊びに来てくれて、「予定は合わないだろうけど、4月の中旬からアメリカ北東部をツアーの予定です。」と言われていた。僕らはその頃、4月の初めまでには北米フェーズを終えると予定していたので、「残念だね。」と話していたのだが、二日ほど前にタツヤが連絡を取ってみると、なんと今夜15日バッファローの大学でコンサートを予定しているとのことだった!!ご縁とは、なんて不思議なものだろう。
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塩原さんの口ぞえで、彼らのコンサート会場であるCenter for the Arts の入り口脇に、車をディスプレイする許可をもらうことができた。しかもコンサート前だというのに、リハーサル後二人で外に出てきて演奏してくれた。感謝。塩原さんの演奏は、昔ながらの前口上がよい。超ブロークン・イングリッシュの「サンキュウ!」「ビーハッピィ!」も楽しい。そして腹に響く張りのある音は、疲れ切った僕ら3人の魂を奮いたたせてくれた。
コンサートの後、同じモーテルに宿を取った僕たちは、彼らの主催(のみにとどまらず、演奏まで一緒にしてのけた)ミチコさんと二人を誘って夕食に出かけた。便利なことに、宿から徒歩2分のところにうまそうな韓国料理店があった。閉店間際の10時に駆け込んだのに、ご主人も奥さんもとてもよい人で、本格的な韓国の家庭料理をゆっくり説明しながら出してくれた。ちょっと駆け足の旅にかまけて、車の中でクラッカーを頬張るような数日が続いたので、久しぶりのオリエンタル料理にほっとした。僕はサバイバルモードに入ると、食べ物などどうでもよくなってしまうタチなのだが、やはり米を食べるとほっとするのは事実だ。隣を見ると、サッチンはご満悦といった顔で塩原さんと話が弾んでいる。タツヤは、なぜか店の奥さんに気に入られ「さぁさ、ちゃんと食べるのよ。」なんて世話を焼かれて、すっかりゆるゆるだ。明日は、会いたい人に会えるかな・・・不思議な再会を果たした僕たちは、心のこもったおいしい食事(ともてなし)と旧友の応援に勇気付けられ、希望に胸がふくらんでいた。
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廃油回収 0L
走行距離 95km
お世話になった人たち: 塩原さん、Takumiくん

カテゴリー: north america パーマリンク

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