サンディ・スプリング・フレンズ

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4月22日(火) 晴れ ワシントンDC
朝一番に、日本大使館を表敬訪問する。さまざまな方たちのお口添えで、書記官のお二人に時間を作っていただき、我々のプロジェクトの報告をする機会をいただいた。すでにブログを読んでいてくれたそうで、「わたしも旅が好きなので、みなさんの活動に刺激をうけましたし、会っている人の数や、訪ねている場所のバラエティに感心しました。」とおしゃってくれた。とても好意的な歓待を受けビックリ。「もっと早くわかれば、いろいろ広報活動も協力できたのに。」と言っていただけたのは、とても今後の旅にプラスになることはいうまでもない。外に出て車を見ていただき、いろいろ質問も飛び交いあっという間に時間がたってしまった。大使館内を案内していただくなどとても普段で経験できない体験をさせていただいた。
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昨日の学校訪問に続き、今日はサンディ・スプリング・フレンズ・スクールという私立の一貫教育校を訪ねることになっていた。バイオディーゼルの教育活動に尽力しているこの学校の卒業生であるダンのススメで、地球の日の今日訪問することになっていた。
創立1961年のこの私立学校は、120エーカーの土地のほんの25エーカーのみを使用し、あとは森や草地として保護するという創設者の方針を守り、緑の多いとても恵まれた環境にある学校だった。幼稚園から12年生(高校3年生)あわせて約600人の生徒数なのだそうだ。今日はその一部の約100名ほどが、玄関ホールに集まりぼくたちを迎えてくれた。
サンディスプリングは環境教育に力を入れており、子供たちの知識の豊富さや質問レベルの高さ、また先生たちの熱心さがとても印象的だった。ランチを一緒にした中等部の科学教師であるトニーとステファニーも、自分の興味や情熱を注いでいる環境系の内容を、カリキュラムに取り入れているということだった。教師の一人ステファニーがダンの指導のもと、バイオディーゼルのクラブを率いている。生徒たちは、去年の夏ひまわりを学校の畑で育て、秋に収穫して乾燥してきた。先週初めて、自転車型の搾油機で絞りはじめ、もっと効率のよい搾油機が、届くまでこれで子供たちに体験をさせているのだそうだ。「あれだけ苦労して時間をかけて、きっとバイオディーゼルになった時は、数十分バスを走らせたら終わりになってしまうでしょう。でも、そうすることで、子供たちに燃料の尊さを、体で体験して学んでもらえると思うの。」トニーは、「ここにいて、子供たちの指導をしながら、時々自分は本当に何か役に立っているのだろうか実感できなくて、悩んだり落ち込んだりするの。あなたたちのような人が回って来てくれて、自分は一人ではないと実感できたし、よい刺激になったわ。ありがとう!」とうれしいことを言ってくれた。
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これがアメリカ最後の学校訪問になるのだが、いくつも回ってみて本当に実感するのは、子供たちの反応のよさだ。自分の意見や感想をはっきりと発言できるし、何か質問をしたりボランティアを募っても、すぐに手があがるし返事がくる。もちろん引っ込み思案な子もいるし、発言したくても目立つ生徒の影に隠れてしまう子達もいることだろう。でも概して、コミュニケーションが一方通行でなく、話している僕たちもとても楽しめる。これは、ぜひ日本の学校でもススメて欲しいことだと思う。失敗することをおそれていたり、人や先生にばかにされることを怖がったり、自分の意見を人と分かちあうことを億劫がったりして、自己表現をしないなんてもったいない。タコマのベイカースクールを訪ねたときから、3人で言い続けてきた印象だ。
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廃油回収 40L
走行距離 144km
お世話になった人たち: ダン、ドナ、トニー、ステファニー、トニー、ウォルト、タキシャ、セガワさん(すし太郎)、フランキー、アンジェラ

カテゴリー: north america パーマリンク

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