チェコ入国

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8月10日 曇り時々雨 27℃
ベルリンの南25キロにあるイビスホテルを9時出発。ベルリンのバンデンンベルク門を目指す。近くのカフェでコーヒーとパンショコラを頼む。
ベルリンからプラハまでは約400キロ。そこからウクラナイのキエフまでは1500キロほどある。ということはおよそ280リットルの廃食油が必要だ。現時点では160リットルの燃料(80リットルは精製中)があるからプラハについたら120リットル以上の廃食油を集めないとキエフにはつけないことになる。
まずは、バンデンンベルク門の近くのレストランに行ってみるが、日曜日のオフィス街なのでほとんど店は開いていなかった。あきらめて途中通過するドレスデンで日本食レストランをあたろうということになった。ドレスデンは学生の街と聞いている。たぶん、レストランは開いていると見込んでまずは日本食レストランに行ってみる。が、ラオス人の経営する店で寿司のみをやっており油はなかった。そこで近くのメキシカン、イスラエル、イタリアン、スタンドバーみたない店など10件ほどあたるが、なかなか収穫がない。
イスラエル料理店が10分後にもう一度来てくれと言っていたので、行ってみると、なんとOK。さっそく地下にいくと例のブルーの樽があった。中身をみると20リットルほどあったが表面が油の幕がかかっており、ダメかもしれないと頭をよぎったが、ひしゃくで中身をすくってみると、なんと透明感があり使える油だという事が判明。飛び上がって喜ぶ。しかし、油をすくっていくうちに下に貯まっていたショートニングのような白い油が混ざってきた。しかたなく10リットルほどもらってやめるとキッチンに来いという。キッチンに行ってみると揚げ物に使ってたまっていた油のタンクから直接、いただく。これでちょうど20リットル、ジェリ缶1個分が確保できた。
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ここからはチェコのボーダーまであっという間の距離。高速道路を移動していつの間にかチェコの国境を通過。またもや後ろから来たポリスにとめられ、パスポートと車の書類の提示を求められる。やはり車が目立ちすぎる上に右ハンドル、得体の知れない東洋人が運転しているとあっては、まず怪しいと思うのも無理はない。窓を開けて地球一周しているというと、ふーんといってから少したってポリスの雰囲気はやわらぐ。屋根のジェリ缶はなにが入っていると聞くので、廃食油だと答えると不思議な顔をする。なかなか理解できないようだ。大抵、皆BDFが入っているのだろうと思うようだ。
ポリスは、チェコの高速道を走るなら道路使用料として税金を納めたというステッカーを買ってフロントウインドウに貼っておかなければ、いけないと教えられる。
さっそく近くのプレハブの売店に行き、10ユーロで7日分使用できるステッカーを購入する。
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プラハでは、さっそく「田村」という日本食レストランに行く。プラハの旧市街にある「田村」に入り直接、オーナーの田村さんに交渉した。廃食油が必要だということを一通り説明すると、すぐにご理解いただき協力していただけるということになった。奥から20リットル入りの缶を2つ用意していただき。それを一旦お借りして車まで運び、車のルーフにあるジェリ缶に廃食油を移す。きれいな油でフィルターで濾す必要のないすばらしい油だった。
田村さんも車まで見に来ていただきいろいろ話していると日本人の2人連れの男性が声をかける。ヤマハの方でポーランドからフランスにもどる途中なのだそうだ。旅のいきさつなど話しているとワルシャワに知り合いがいますよ。もしワルシャワに行くのなら話をしてあげられます。とおっしゃる。現時点ではワルシャワは通過しない。カザフスタンにもピアノを納めているというのでつてはあるのでE-mailくださいと言って、名刺をいただく。
走行距離:413km
廃食油:60リットル

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