ずーっと、チキンキエフのことは話に聞いていて一度食べてみたいと思っていた。このウクライナ郷土料理専門店『Tsarskoe tselo』で、廃食油をいただいたこともありぜひここでランチにチキンキエフを注文してみようということになった。チキンキエフは注文してから40分かかるという。揚げるのにけっこう時間をかけて調理するらしい。ますます、期待が高まる。
ウエイター、ウエイトレスの衣装は、ウクライナの田舎でこんな格好をしているそうだ。なんだかほのぼのとする感じで気に入ってしまった。油をみんなに入れてもらう。
調理場のコックさん達がプラントに興味をもってくいれたので丁寧に仕組みを説明した。マネージャーや大工道具係の人もとても親切で感じのいい人ばかりだ。なんとここには油をいただきに3回も訪れている。もう、顔なじみだ。
お待ちかねのポトフが運ばれ、つづいてチキンキエフが登場。中は空洞になっていてバターとパセリがドローっと出てきて美味しそうな匂いがただよう。外側の衣はやや固めで歯ごたえがある。鶏肉もたっぷり入っているので食べごたえが充分ある。やっと、念願のチキンキエフが食べられた。この揚げた油がバスコファイブの燃料になっているのだ。モスクワまできっと排気ガスの匂いはチキンキエフの匂いがすることだろう。