沖縄の北部、やんばるの奥深くにわけ入った。川沿いに上流に向かって歩くと、そこは原生林に覆われ、野生の音と風の音が聞こえる山の中。
あるときは胸がつかるくらいの深さの川を歩き、森林の間を抜けて、静かで気持ちのいい場所にたどり着いた。
しばし、腰をおろし自然の声を聞いてみることにした。
そこでは怖いという感じはなく、穏やかで癒されるといっていいだろうか。ほんとうに素敵な場所だった。中村くんにはそこに住む虫や魚などを紹介してもらい、楽しいトレッキングをした後、2、3メートルある大岩からのジャンプダイビングに挑戦した。
地元の「やんばるくいな」を見せてくれるというので、夜になってから車で出かけてみた。眠っている「やんばるくいな」は、近づいても動かないし、フラッシュを使っても気がつかないで眠り続けているらしい。夜は片足で寝ているそのバランスにビックリ。
宿泊所に帰ってからバイオディーゼル燃料の精製にとりかかった。沖縄はけっこう広い! 思ったよりも早く燃料がなくなってきたので、燃料を作れる所でどんどん作って行かないと立ち往生してしまうのだ。今晩も燃料を作りながら夜が更けてゆくのであった。