タクヤとの再会「タネポタアニ」

「友人と札幌でライブをやるんですけど、いらっしゃいませんか?」突然、タクヤからの電話。

僕の頭は一気に3年前の沖縄での日々に遡った。「アースラン」で沖縄本島を一周したときのこと。そのときに共に沖縄を走り、ディジュリドゥを奏でていたのが、タクヤこと上新卓也くんだった。

ディジュリドゥとは、オーストラリア先住民のアボリジニの楽器のこと。コアラの大好物、ユーカリ内部の柔らかい部分をシロアリが食べて空洞になる。その残った筒状の木でできている。タクヤは幼い頃にこのディジュリドゥの演奏を聴き、魅せられ、そして奏者になった。今では札幌を中心に演奏活動をしているのだ。


「もちろん行くよ!」と返事をした。

彼のディジュリドゥがまた聴けるなんて、なんてタイミングがいいんだろう。

今日のライブ会場は「タネポタアニ」。

アイヌ語で、今=タネポ、ここ=タアニ。札幌で「自分たちの生活に根ざしたエコを発信していこう」という思いで’08年に始まった一軒家エコライフギャラリーだ。

ライブは「ヴィヤーナ・シャンティ LIVE」。自然界に満ちる安らぎのオーラを感じとり、その調和を音と動きで表現する即興音楽ユニットの演奏とのこと。

ギター・渡部大輔さん、タブラー・サイトウ尚登さん、鉄バラフォン・小山内さん、歌と言葉・はらみづほさん、そしてディジュリドゥのタクヤが今日のメンバーだ。


自然食の美味しい食事を頂いた後、ろうそくが灯され、静かに演奏が始まった。

言葉や音は、単なるそれではなく”魂の奏で” になる。

目をつぶり音魂に耳を澄ませば、風にのり空を飛んで、まるでこの地球のあらゆる土地を旅しているかのような気持ちにさせてくれた。

川のせせらぎ、海の轟き、静かに立つ樹木たち。砂漠の乾いた大地から高原、そしてジャングルへ。人や動物すべての生命に触れて、内なる声に耳を傾けながら心の旅は続く……。

ライブの最後は僕らもそれぞれ楽器をもって演奏セッション! 音の響きをみんなで感じ合うことができたとってもすばらしいライブだった。

ライブ後は少しバスコファイブを公開させてもらった!皆さんバイオディーゼルカーを見るのは初めてなので、暗い中を質問も飛び交いながら熱心に見てもらった。

すてきな演奏を奏でてくれた皆さん、タネポタアニの皆さん、どうもありがとうございました。タクヤ、また会おう。

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