今年の2月の話になるが、この青山学院の向かいにある国連大学の地球環境パートナーシップでバイオディーゼルアドベンチャー展を行なっていたときのことだ。
この展示会に青山女子短期大学の学生さんが訪ねてこられたとき、秋の学園祭に出る廃食油の処理に困っているという話が出た。そこで学園祭のときにぜひバイオディーゼルカーで廃食油をとりに来てくれないかと言う話になったのだ。
ちょうど山形から群馬県に南下してきたときだったので、さっそく学園祭で講演と廃食油を回収させてもらうために青山女子短期大学を訪れた。
大学の敷地内にバスコファイブを置かせて頂く。すると不思議そうな目をして立ち止まり、「これは何ですか〜?」と聞いてくる人が後を絶たず。僕はマイクを使って、なるたけたくさんの方に聞いてもらえるよう質問に答えた。
「この車、テレビで見ましたよ」と声をかけてくれる人も多かった。こちらの学生さんから、高校生、お父さんお母さん?や子供連れ、そして若い青年まで。思った以上に反応があり、驚いてしまった。
この日、青山祭は16時に終了し、学生さんたちが出店で使った油をフライヤーからポリタンクに移す作業を手伝う。全部で約35リッターほどの油が集まった。それをバスコファイブに注ぎ、17時半に終了。
じつは今回の油はとても質がよく、バイオディーゼル燃料にはうってつけだった。なぜ「とてもいい油」なのかというと、揚げた回数が少ない、揚げカスが少ない、使用してすぐに回収したので酸化もなかったからだ。油は非常に透明感があり、ほのかに温かかったので、バスコファイブのプラントのフィルターに通りやすく給油にも時間がかからなかった。この油の質は世界を回った中でもベスト3に入るかな!!
学園祭での油の回収は、非常にバイオディーゼル燃料を作るにはいいということがわかった。今後、学園祭行脚でもさせて頂こうかな!?
学園祭では廃食油の処理に困っていることも多い。固める薬品を多く使ってゴミを出していたようだが、それだとコストもかかるし、環境にいいとは言えない。再利用するという意味では、バイオディーゼル燃料にしたり、石けんにしたりするほうがいいかもしれないですね。

















