ひまわりの種、タメタネ!

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ここ山梨県北杜市の市民グループ「北杜市バイオディーゼル燃料を考える会」では、今年から「ほくとひまわりバンク」を行っているそうです。
どういう活動かというと……
「搾油に適したひまわりの種を会員に春頃配布」→「各自育ててもらう」→「種を回収・通帳にスタンプをポン」→「冬に搾油、美味しいひまわり油と交換」 ……というわけ。
“ためたね” のネーミングが、何ともユニークですね。
講演翌日はちょうど種の回収日。どれだけ種が集まるのかな!? ということで、バスコ5で立ち寄らせて頂きました。
場所は北杜市役所の駐車場。待っていると、ためたね会員さんが大きな袋をもってやってきました。何だかとっても重そうです。計量して、重さの分だけバイオくんスタンプを通帳にポンッ。8kg分で300mlのひまわり油と交換できます。
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もともとはこの活動、廃油の利用やバイオディーゼルを考えるところがきっかけで「油を作るところから見てみよう!」ということで始まったそうです。
種は搾油に適した「春りんぞう」という種で、一人100粒からスタート。農薬や除草剤などは一切使わず、各自が自由に育てます。とはいえ北杜市は広くて高位差があるため、日照、気温、水、土も東西南北で大きく違う。約50件いらっしゃる市内の会員さんでも収穫量はそれぞれ大きく異なるそうです。
偶然にもこの場所は、北杜市駅伝大会のゴール地点でもありました。ランナーがゴールテープをきって颯爽と駆け抜けていきます。その隣で集まったひまわりの種はなんと……30kg用のお米袋×20袋分! す、すごい量です。いったい何粒あるんだろ!?
油を集めて、使って、作る、といった地産地消の循環の輪が、ここにもありました。今年も美味しい油がたくさん採れますね。
来年もますます種が増えてこの活動が広がっていくことを願っています!

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