ノンちゃんとミチくん

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長野にある古民家を自分たちで手直しして暮らすノンちゃんとみちくん。ノンちゃんの作った美味しい朝ご飯を頂きながら、さっき夜勤の仕事から帰ってきたばかりのミチくんと話をすることができた。
ミチくんは昨日見た「木と人のカフェ」をデザイン・建築した大工さん。それは素晴らしい建物だったので、僕は話ができるのをワクワクと心待ちにしていたのだ。
彼らのハイエースの後部をのぞくと、底上げして木が敷いてある「ここで寝ながら車で旅をしたんです。ベニヤ板と違って無垢の木は香りも違うし、体にやさしいパワーがあるんですよ」とミチくん。今は仕事をしながら自分の手で家を建築中だそうだ。その家を見せてくれるとのことで案内してもらうことになった。
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まず、ミチくんの師匠さんのところへ。広いスペースに丸太で制作中のログハウスが現れた。じつはここに建てているわけではなくて、ここで組んで、木同士を合わせていく。そうして組み合わせを作ってから解体して、別の場所で組み立てる。なんと1mm以下の世界だそうだ。チェーンソーをブンブン鳴らして木を切っていく姿はさすがサマになる!
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次は菅平高原にあるプチホテルゾンタックへ。どこも木を生かした造りに目を奪われたのだが、驚いたのは地下のスペース。地下とは思えないほどすてきな別世界だった。木の良さを十分に生かしたナチュラルな空間は、まるで妖精たちの家のよう。
そこから緑の中を歩いて、急傾斜の屋根をもつ合掌館へ。ここは古い合掌造りの建物の木々を集めて造ったという。中へ入ると、その見事で贅沢なこと!! ホール級のスペースに、太い柱木が何本もはりめぐらされている。木の曲がった部分もそのまま生かされていて、迫力もすごい。デザイナーの鶴丸さんは、ミチくんが慕う師匠さん。この合掌館が建築中のときにここを見て、心を奪われたそうだ。じつは最近あまり使われていないというからもったいない! この空間は癒しと力を与えてくれるに違いない。コンサートにもいいんじゃないかな。いろいろと想像が沸いてしまった。
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さっそく、ズンタックさんの厨房からいただいた廃食油を裏の資材置き場を使って濾させて頂く。濾すのにけっこう時間がかかっているとミチくんが手伝ってくれた。濾す作業ってけっこう職人的な感覚なのか、ミチくんの手さばきがなかなか板について馴染んでいた。
ミチくんとノンちゃんが造るのは、すべて手作りの家だ。「エネルギーを循環できる家にしたい」とミチくん。柱を自然石の上に乗せた木造建築だ。まだ柱しか建っていないが、きっとすばらしい家になるに違いない。
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そして油も頂いた。ズンタックさんから20リッター。二人の友人であるコロッケ屋さん「ちょっと屋」さんから20リッター。こんなにたくさん!ありがとうございました。
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結局1日お付き合いしてくれた2人。ろくに睡眠もとっていないのに、せっせと僕らのために一緒に駆け回って、油をこすのも手伝ってくれた。心にジンと来た1日だった。
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ノンちゃん、ミチくん、どうもありがとう!
しそ梅おにぎり、めちゃうまだったよ!
また会おうね。

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