今日も晴れ。レラさんはこの日も朝から出発されるということで、その前に少しだけお話をすることができた。やはりお会いできてよかった。隣町のお土産物屋さんへも行きたかったのだけれど、燃料がなくて残念。ここでお見送りをすることに。「南へ行くんでしょう? マンゴの芽が出たから、もってってどこかに植えてきて!」とレラさん。そんなわけで小さな小さなマンゴの苗木を頂いた。
午前中はレラさん宅で、薪割りと薪並べをお手伝いする。教えてもらいながら、パカンと割る。まっぷたつに割れると気持ちがいい。コツを覚えると力もいらないそうだ。かなりの量が積み上がったなあと思ったら、家族や旅人も多いから、これでもまだまだ足りないとのこと。
油を頂いたので、皆さんに注いでもらうことに。
じつはここに滞在している旅人の二人は、なんとクマの皮をここでなめしているのだという。今年の「アイヌモシリ1万年祭」で、ある方が銃で撃たれて沢で亡くなったクマを鎮魂のために運んできた。そのクマの皮をゆずりうけたのだそうだ。
クマの皮は紐で伸ばし、天日干しにして乾かしている。
そのクマをバックに油を注いでもらって……パシャリ。さらに鹿の毛皮を乗せて、アイヌのすばらしい刺繍も飾ってくれて……はい、にっこり笑って……パシャリ。これは今までにはないすばらしい野生的シチュエーションだ。
今日は札幌へ戻らなければならない。もう少しゆっくりできたらよかったな、残念だけれど昼頃出発することに。「また来てね〜」と大きく手をふって見送ってくれた。
皆さん、どうもありがとう。またお伺いさせてください!











