おおあさのBDF施設 & BUS 02

「じつは豚も飼っているんですよ」という。

BDF精製施設の裏のドアから低地を見ると、ブタ小屋が。裏山に放牧して耕すために飼い始めたのだそうだ(写真右)。

「ご飯は子供達の給食から出る残飯。そのブタたちを収穫祭で食べようかと言っているんですよ」
「それはまさに、命を頂く授業ね。命を学ぶには最高の授業なのよ」
と藤井さんがにっこり。滋賀県では、豚ではなく、牛と羊で同じようなことを行っているそうだ。

左の写真は竹炭。竹はチップにすると、発酵熱で60〜65度にもなる。堆肥に使用している他、マルチング(土を覆う。普通はビニールを使う)に利用するそうだ。

「農業をやろうと思ってみんな来るんだけど、草とりが大変で離れる人も多い。これで定住してもらうきっかけにもなると思って」と保田さん。


<<貯蔵や作業場に使っている建物。おさえをしながら斜めにはわせる。地震に強く横揺れからタテ揺れにも強いのだとか。 精製されたBDFは地元のバス会社「(有)大朝交通」の大朝〜芸北・美和間路線の1台に使用され、年間約6000リッターのBDFを消費。B100で動かしている。

このバスは町が大朝交通に貸し出す形で、軽油100%か、BDF100%のどちらかを使用する契約をしているそうだ。

その名も「ホープバス」、希望のバス!だ。

BDFを一時貯蔵したり、給油で使用しているのが、マツダのボンゴ(写真下左)。荷台に給油機が搭載されている。じつはこのNPOの取り組みはマツダの助成金が下りているので、この車がピッタリとのことで選んだそうだ。給油に使っているホース類は、フッ素加工などされていない。BDFでどれくらいもつのかどうか、試しているとのこと。

そうそう、NPOい〜ね!の皆さん、小学校で高学年を対象にBDFの精製体験実験なども行っているそうだ。僕も講演の他、そういった実験をやったことがある。また次回は、そういった合同企画もできたらいいですよね!

もう夕方だが、まだまだ雨が降り続いている。

皆さんとはここでお別れだ。

「NPOい〜ね!OASA」の皆さん、3日間、本当にどうもありがとうございました!

子供たちのあの笑顔、そして皆さんの温かい活動に僕らもパワーを頂きました。

またいっしょにコラボしましょう!また会う日まで、お元気で。

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