北広島町立大朝小・中学校で講演 vol.01

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今日は、北広島町立大朝小・中学校へ。
この学校では環境に視点をあてた学習を進めていて、地域住民や地元「NPO い〜ねOASA」の指導や支援のもと、環境に視点をあてた学習を進めている。
今回はその一貫の「こどもといっしょに環境を考える講演会」として、招待されたのだ。
「菜の花ネットワークプロジェクト」藤井絢子さん、淡路島の岡田さん、「NPOい〜ねOASA」保田さんやスタッフの皆さんと学校へと向かった。
校庭には一面きれいな芝生が敷かれていてビックリ! 「これで校庭で遊ぶ子供が増えたんですよ」と校長先生。最近は芝生を取り入れる学校が多いのだそうだ。小さな虫を狙って、ツバメ何羽もヒュンヒュン芝生の上を飛び回っていた。
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小学生90名、中学生90名。先生も含め、約200名が体育館に集まった。
世界一周のスライドトーク・映像に、はじめはきょとんとしたり、静かに真剣な眼差しで聞いていた子供たち。もうちょっと打ち解けたいなと思って、マイクを彼らに渡したり近寄って目を見て話をする。そしてこう聞いてみた。
「さ〜て質問です! 言葉もわからない、初めての国。現地の人に説明して廃食油をもらうには、どうしたらいい? みんなならどうする?」
みんなちょっと考えて「英語をしゃべれる人をさがす」「自分で天ぷらを作ってから、それを見本にする」「絵で説明する」 などなど答えてくれた。
「いいアイディアは、使わせてもらうよ〜」とやりとりしているうちに
子供たちの表情も、だんだんと和らいでくる。
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子供たちから出た質問は
「BDFはスタンドで買ったら1リットルいくら?」「この車の値段はいくら?」「地球一周でどれくらいお金がかかった?」など。
「油1リットルでどれくらい車は走れるの?」という質問に、僕はこう答えた。
「走る距離は、念力が通じるんだよ! 」と。その瞬間、どどっ笑いがおきた。そうだよね、けどそれはうそじゃないんだ。
「自分が苦労して作った燃料はとても大事で気持ちが入る。だから、目的地までたどり着けるように燃料を大切に走るし、届いてくれ〜と願う。そうすると、不思議に届くものなんだ。人間の想いがあるのとないのとでは、違うんだね。事実、目的地に入ったところでちょうど燃料が尽きたことが何度もあったんだよ……」と。
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講演の最後、保田さんは染みこむような温かい広島弁で、熱くみんなに問いかけた。
「……みんなにはチャレンジ!冒険!その精神をしっかり身をつけてほしい。山田さんが油をそれぞれの国でもらうじゃん?それは全部人と人の繋がりなんだ。ここにみんなが集まってお話できたのもその繋がりがあったからなんだ。みんな、これから社会人になって、自らひとつづつ何をしなきゃいけんかきづいてほしい。ひとりひとり自信もってやらにゃいけんよぅ!」と。

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