3月21日 津波が目前で止まった地域 @ 陸前高田

じつはWVO車に関東から同乗してきた友人の及川さん。
実家が陸前高田で、地元の様子を見たいということで、今日は一緒に回っていた。
実家は倒壊していなかったものの、道の反対側の小学校まで浸水していた。間一髪のところだったのだ。
すぐそばの仮避難所である「下和田会館」を紹介してくれた。
ここは仮避難所で、避難所登録もまだ、民間の家を利用している。寝泊まりする被災者はいないが、炊き出しなどをしている。
「昨日あたりにようやくできた所だから、食料も資材もないの。公民館はながされちゃってね、建物があっちでひっくりかえってますよ」と。

すぐ目の前で津波が止まったこの地域。被害が少ないいっぽうで、物資がかなり枯渇して厳しい状態だった。家は倒壊していないが、電気や水もストップ。スーパーはあいていないし、移動するガソリンもない。ほとんどが農家なので食料はいくらか備蓄があるものの、灯油やトイレットペーパーなどの日用品や野菜が切れてくる。
ようやく今日、自衛隊がりんごを2つ配給してくれたそうだが、それまで何とか食いつないでいたのだった。
そのため、どの避難所を回っても最近はもう必要とされていなかった物資(生活用品や食料)が、ここでは求められた。
そのほかに今ほしいものは「ガソリン」そして「お風呂に入りたい」だ。
【ほしいもの】
◎ 牛乳
◎ 野菜
◎ 下着類
◎ 靴スニーカー
【支給したもの】
米30kg、卵180コ、灯油10リッター、生理用品、老人オムツ、パンツ、靴下、肌着類、トイレットペーパー

カテゴリー: around Japan パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です