3月22日 釜石市・石応禅寺 周辺状況

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釜石市内にある「石応禅寺」へ。
震災4日目に訪れて以来、現在の状況はどうなっているのか。
こちらの対応をされている、市の職員・廣田さんに伺った。
「はじめの3日間は食べることで精一杯で、お寺の備蓄で炊き出しをしてました。しかし現在の状況は、その次の2、3段階目へ入っています。こんな贅沢なことを言って申し訳ないのですが、やはりほしいのは、肉・野菜の生鮮食品。釜石市の災害対策本部には、水やカップラーメンはたくさんありますが、生鮮食品がまったくないのです。とくに避難所以外の、在宅の地域住民は、遥かにそういった物資が足りていません。近くのスーパーも倒壊し、足となるガソリンもバスもない。買い物にも行けない。一般には灯油も出回っていないので、手に入りません」
さらに
「近くでノロウイルスが発生したことも聞いています。わりばしや紙コップははじめ使い回しでしたが、危険なので使い捨てにしたいと思います。わりばし・コップ類もほしい」
「被災者たちは大きな心のストレスを抱えています。ボランティアの方々にもそういった心のケアも携わってもらいたい」とのこと。
ここは物資が大量に備蓄されいている本部のまさに近く。
「この辺りは物資が潤沢にあるだろう」と思われていた周辺の住宅で、このような事態がおきていたのだった。灯台もと暗しとはこのことだった。
【地域住民に必要なもの】
◎ 生鮮食品(肉野菜など)
◎ おかずになるものの缶詰なども
◎ わりばし・紙コップ類
◎ 灯油
◎ ガソリン

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