4/2 宝来館のその後。そして、これから

浜べの料理宿「宝来館」、女将さんより
晴れやかな笑顔とともにメッセージを頂きました。
「世界中の皆さん、ご支援ありがとうございます。
元気で頑張ります。そのうち私たちが、世界の方々を助けられるように頑張って、そこまで復興していきたいです。引き続き応援してください、遊びに来てください」
そして「大きいこと言ってどうしましょう、ふふふ」と優しく笑いながら、もう一度力強く「泊まりに来てください、復興します」と。

海の目の前に建つ御宿「宝来館」。
強靱な鉄筋の建物ゆえ、津波による倒壊は免れたものの、1〜2階は壊滅。
直後は数日間、道路も寸断されてしまった。
しかし、女将と区長を筆頭に、昼間は50名、夜は30名ほどが3〜4Fに寝泊まりし
力を合わせてこの地の復興を願い、がれきの撤去を行ってきた。
道が通じるまで、孤立した状態で何日も過ごすこともあった。
しかしそれも3月いっぱいでおわり。
安全のため行政から建物の建て直しを余儀なくされ、一時解散しなければならない。
宝来館を知る誰もが “解散” の文字に苦しさを感じるが、女将さんはこう言う。
「一時解散という形がとれて、よかったと思います。お年寄りの方々もかなり疲れがたまってきていましたし、非常に危険な道路でしたから」
でも、ここからがスタート。
「この後は、絶対に復興したい! うーん、夏前には開けられたらいいなと思います。観光の宿としては何年かかるかわからないけど、絶対復興します。」
と営業の伊藤さん。
現在、女将さんは親戚のお宅に身を寄せながら、復興へ向けて準備中。
従業員は避難所へ移ったり、遠方へ行った方もおられるが、多くのスタッフが近場で支えている。現在、この建物には2名のみ滞在している。
またリ・オープンする日を、世界中の人々が楽しみに待っています。
女将さん、スタッフの皆さん、応援しています!!

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