4/12 自転車お届け vol.05 @鵜住居・新川原地区

「鵜住居・新川原地区」の方々へ27台お届け。
ここには54世帯(約64名)が暮らしている。
ギリギリ津波がこなかった家もあるが、それでも車や自転車を流された方が多い。
現在の問題は「近くにスーパーがない。一番近くて7〜8km離れた釜石のスーパー。しかも危険なトンネルを通らなければならない。車も自転車もないので、買い物に行けない」。「仕方がないから車をもっている方から借りているが、それも申し訳ないし、何度も借りるわけにいかないから困っている。せめて生鮮食品の移動販売があればいいのに……」
震災直後から数日間、家が残った方々は、釜石の避難所に徒歩で向かう人々へ自転車を貸したこともあった。もちろん貸すといっても返ってくるわけではない。2日目まで避難所で過ごして帰っていたら自転車がなかったこともあったという。そのため、自転車がほしかった。
一週間は孤立状態となったが、近隣で倒壊した大手薬局スーパーから流れ出した食料を何とかかき集めて、食いつないでいた。それも限界となったので、燃料不足の中、決死の思いで釜石まで車を出し、配給を詰め込んでこの集落に戻ってきたのだそうだ。


地元の自転車屋さんがいらっしゃったので、ブレーキやゴムチューブなどのパーツも託した「壊れたら修理します! 全部修理します!」とのこと。よろしくお願いします!
「肉はほとんど食べていない、野菜も少ない」とのことで、山中さんより玉子をお渡しした。彼ら在宅の被災者たちのSOSは切実だ。

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