5/29 バンドマンへ楽器をお届けしました

「被災地へ楽器を贈るプロジェクト」にて
被災したバンドマンたちへ、楽器をお届けしました!!
東京・池袋の「ギター・ベース修理専門店 ” G Tech”」さんと協力し合い、各地から支援として中古楽器を提供して頂き、「G Tech 」がボランティアでリペア。プロの手で修理調整された楽器を、バイオディーゼルアドベンチャーがお届けする、というコラボプロジェクトです。
被災したミュージシャンが必要としている楽器をリサーチし、
必要な楽器を手配してお届けしています。
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芳賀 秀将さん
「車にたまたまギターを積んでいたが、車ごと流されてしまいました。スタジオに置いていたらこんなことにはならなかったのに……。アンプは家にあって大丈夫でした。釜石市内で被災して、大槌町吉里吉里(釜石より北部にある沿岸の町)の自宅に帰るのに、タクシーに乗り合いをして内陸の遠野を経由して峠を超えて戻りました。胸まで水に浸かり、棒で足下をつつきながら家を目指しました。真夜中だったけれど火事が起こっていたから明るかったんです。あちこちで散乱しているプロパンガスのボンベから火花が出ていました」

山崎 功さん 
「車と自分の身体は大丈夫でしたが、父親を亡くしました。家も流され、楽器も失いました。楽器はバンド仲間と30年間使っている練習スタジオに置いておくことが多いけれど、その際は身近に置いて触っていたかったから、自宅にあった、そうして被災してしまいました。19歳の時に買ったギターは海岸で見つかって割れていました。たまたまそれを見た親戚が連絡をくれて、確認に行ったらそうでした。お葬式など一連の行事も一段落して、そろそろ楽器も触りたいと思いはじめた時期。9月に仙台で開催される予定の定禅寺通りジャズフェスティバルにもエントリーしています。音楽をやっていると、やはり楽しいし息ぬきになります、今さらやめられない。こんな状態になってもまだ続けています。2つのバンドに所属しています」

バンド「釜石レボリューションズ」ボーカル&ギター・佐々木たつやさんにお渡しする物を、キーボードの阿部ただしさんへお渡ししました。
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(いちばん上の集合写真/左から2番目)
三浦広明さん (通称TORIさん
ムーミンズのギター担当。前回、5/6にムーミンズの赤崎さんを通じて、ギターをお届けしました(その模様はコチラ)。
「大槌の自宅は流され、どこへ行ったか見当もつきません。両親を失いました。ギターとアンプ4台も失いました」
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↑ 釜石の風景を織り込んだ故郷のオリジナル曲を演奏するバンド「マウンテン」。6/4大槌町で開催される復興祭で演奏をするそうです。
この日、ドラムを担当していたPすけさん(木下さん)はバンド「釜石レボリューションズ」のメンバーでもある。テレビ局のカメラマンで、ビルの上から津波の映像を撮影し続け、その模様は歴史的津波被害の記録として残る。下に駐車してあった自分の車は流されてしまった。

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