5/30 活動リポート — 暴風雨、山田町–

WVOやまの号・本日のクルー…サチヨさん・一歩さん・ルイスさん
陸前高田方面を目指し、最新の避難所や保育園情報をリサーチする予定だったが、大雨暴風波浪警報の出る悪天候。浸水区域が広く、道路がそのど真ん中を通っているため予定を変更し、山田方面を目指した。

波浪警報の中、低くなった海岸線では白波をたてて海水が押し寄せ、河川も溢れそうなところが何カ所もみられる。やまの号は停車していても、暴風で左右に揺れる。

【山田町ボランティアセンター】にて
「高齢者を中心に仮設ができた後どうなるか心配。これまで避難所ではヘルパーを公には入れることができなかったが、これからは入れられるだろう。今後、物資不足が心配されている。200〜300戸の仮設住宅が6月1日に入居する。山田中学校が最多数で174戸が入居」

【大浦漁村センター】
現在の避難者ほとんど仮設が当選し、6月1日に移転予定。残るのは5人のみ。
(仮設への物資はどうなるのか質問するも、町、県の職員もわからず。)


【大浦保育園避難所】

<<お届けしたモノ>>
◎寝袋8個 ◎リュック8個 ◎テント4張 ◎アーミーナイフ ◎入れ歯洗浄剤×4
「こういうのがあると力が出るね。助かります。ありがとうございます」
避難用の備えとして使用したいとのことで、とても喜んで頂きました。
アーミーナイフは意外にも女性に大人気。「栓抜き、缶切り、ミニナイフなど、これから仮設に入って買わなければならない台所用品としても使える」とのこと。

こちらで暮らす被災者は現在15名(最初は60数名)高校生からお年寄りまで。
皆で工夫をして炊き出しを続けている。6/1で大多数が仮設に入る。
「それから後の物資が心配。船も流れ漁業ができない、失業した人も多い。お金もないし、買いに行く店もない。一番は米、缶詰、野菜などの食料が欲しい」とのこと。
責任者は漁師さん。
「海の男だけれど、まだ海を見るのが怖い。漁でも始まればまた変わるかもしれないけれど、今はまだね」これまではこの辺りの人たちは、避難袋だとか備えとかそんな事は考えていなかった。でも今は必要だね。余震もまだ続いているし、海は目の前だし…」
保育園については亡くなった園児1名、家が被災した園児2名。先生方は大丈夫。
現在は一時保育、6/2から通常保育の予定。おやつはユニセフが週に2回、お盆あたりまで続けてくれる。ほかに炊き出しに来た人が定期的に送ってくれる予定。絵本も不要とのこと。

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