菜の花の取り組み @ 渥美半島・田原市

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シアワセの黄色いじゅうたん! いちめん菜の花畑です。すごいでしょう!!
ここは愛知県・渥美半島・田原市。
菜の花に取り組む田原市役所・エコエネ推進課の皆さんと「NPO田原菜の花エコネットワーク」の皆さんと。 笑顔も満開です!
田原市は2010年「菜の花サミット」が開催されたことでご存知の方も多いのでは!?
じつは菜の花の取り組みに古い歴史をもっているエリアなのだ。
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菜の花畑づくりは、今から30年以上も前に始まったそうだ。
1977年頃から渥美半島では企業の協議会により、観光用の菜の花を植えてきた。
その後、H12年からは観光だけでなく遊休農地対策として植えはじめ、H15年から市の「エコ・ガーデンシティ構想」で、菜の花による資源循環型社会を推進。H18年にはそれまで関わってきたボランティアや活動員たち10名で、「NPO 田原菜の花エコネットワーク」が設立された。
こうした美しい菜の花畑が半島のあちこちに点在する。それもすべて地元民と市が手をとりあい、少しづつ拡大を進め、育ててきたものなのだ。
IMG_8873.JPG IMG_8773.JPG
あたたかいストーブを囲みながら、皆さんの歩みをお話してもらった。時折冗談と笑いをまじえながら! こういったアットホームな人の繋がりも、田原市の魅力なんですね。
「現在の “NPO田原菜の花エコ” の根幹は、荒れた遊休農地を菜の花に利用し、3年をメドに再度担い手の農家に土地を返していくことなんです」とエコエネ推進室の横田さん。
市が荒れ地を把握し、NPOに菜種の作付けを委託する。委託と言ってもイベントや環境学習などがあれば、一緒に活動し、常にコミュニケーションをとりながら進めているそうだ。
観賞用と搾油用の畑はあわせて約10ヘクタール。その30%の3ヘクタールが搾油用の畑だ。畑には堆肥として地元家畜の糞尿を利用する。
搾油用の菜の花は地元ブランドの食用油「たはらっこ」として販売。絞りかすは堆肥になる。
廃油は、地元の学校給食や飲食店から回収し、市でBDFを精製。スクールバス1台、公用車2台、畑のトラクター1台に使用。……こうして資源を循環させている。来年度からは一般家庭からの廃油回収も始めるそうだ。
IMG_8799_2.JPG IMG_8835.JPG IMG_8840.JPG IMG_8850.JPG <<皆に頼りにされるエコじぃさんこと安田さん(左上)花の少ない緑色の畑が食用の菜の花畑だ
「環境汚染せんように、農薬も化学肥料も使わない。土壌をよくせんと、いい菜の花は咲いてくれない。花はもの言わないけど正直だよ」
と、”エコじぃ”さんこと、菜の花エコの理事長・安田さん。NPO設立前から携わり、遊休農地対策で菜の花を植えようと頑張ってきた中心人物のひとりだ。菜の花だけでなく、ミツバチや土のことも教えてくれた。
DSC_4673.JPG
「去年からは食用の菜の花も育てている。これがヒットでね!」とエコじぃさん。
ポキッと折って、僕もその場で頂いたのだが、これがものすごく美味しい!
「昨日雨もらって半減したけど、もっと甘い」のだそう。
ストーブで沸かしたお湯を使って 、菜の花しゃぶしゃぶもご馳走して頂いた。
こちらもほんと美味しかった!
安全安心のとれたての菜の花を、みんなで摘んで頂く。
その味は格別ですね。
ここではこうして季節によって、菜の花摘み体験&試食もできるそうですヨ。

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シアワセの黄色いじゅうたん! いちめん菜の花畑です。すごいでしょう!!
ここは愛知県・渥美半島・田原市。
菜の花に取り組む田原市役所・エコエネ推進課の皆さんと「NPO田原菜の花エコネットワーク」の皆さんと。 笑顔も満開です!
田原市は2010年「菜の花サミット」が開催されたことでご存知の方も多いのでは!?
じつは菜の花の取り組みに古い歴史をもっているエリアなのだ。
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菜の花畑づくりは、今から30年以上も前に始まったそうだ。
1977年頃から渥美半島では企業の協議会により、観光用の菜の花を植えてきた。
その後、H12年からは観光だけでなく遊休農地対策として植えはじめ、H15年から市の「エコ・ガーデンシティ構想」で、菜の花による資源循環型社会を推進。H18年にはそれまで関わってきたボランティアや活動員たち10名で、「NPO 田原菜の花エコネットワーク」が設立された。
こうした美しい菜の花畑が半島のあちこちに点在する。それもすべて地元民と市が手をとりあい、少しづつ拡大を進め、育ててきたものなのだ。
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あたたかいストーブを囲みながら、皆さんの歩みをお話してもらった。時折冗談と笑いをまじえながら! こういったアットホームな人の繋がりも、田原市の魅力なんですね。
「現在の “NPO田原菜の花エコ” の根幹は、荒れた遊休農地を菜の花に利用し、3年をメドに再度担い手の農家に土地を返していくことなんです」とエコエネ推進室の横田さん。
市が荒れ地を把握し、NPOに菜種の作付けを委託する。委託と言ってもイベントや環境学習などがあれば、一緒に活動し、常にコミュニケーションをとりながら進めているそうだ。
観賞用と搾油用の畑はあわせて約10ヘクタール。その30%の3ヘクタールが搾油用の畑だ。畑には堆肥として地元家畜の糞尿を利用する。
搾油用の菜の花は地元ブランドの食用油「たはらっこ」として販売。絞りかすは堆肥になる。
廃油は、地元の学校給食や飲食店から回収し、市でBDFを精製。スクールバス1台、公用車2台、畑のトラクター1台に使用。……こうして資源を循環させている。来年度からは一般家庭からの廃油回収も始めるそうだ。
IMG_8799_2.JPG IMG_8835.JPG IMG_8840.JPG IMG_8850.JPG <<皆に頼りにされるエコじぃさんこと安田さん(左上)花の少ない緑色の畑が食用の菜の花畑だ
「環境汚染せんように、農薬も化学肥料も使わない。土壌をよくせんと、いい菜の花は咲いてくれない。花はもの言わないけど正直だよ」
と、”エコじぃ”さんこと、菜の花エコの理事長・安田さん。NPO設立前から携わり、遊休農地対策で菜の花を植えようと頑張ってきた中心人物のひとりだ。菜の花だけでなく、ミツバチや土のことも教えてくれた。
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「去年からは食用の菜の花も育てている。これがヒットでね!」とエコじぃさん。
ポキッと折って、僕もその場で頂いたのだが、これがものすごく美味しい!
「昨日雨もらって半減したけど、もっと甘い」のだそう。
ストーブで沸かしたお湯を使って 、菜の花しゃぶしゃぶもご馳走して頂いた。
こちらもほんと美味しかった!
安全安心のとれたての菜の花を、みんなで摘んで頂く。
その味は格別ですね。
ここではこうして季節によって、菜の花摘み体験&試食もできるそうですヨ。

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