釜石では2つの避難所をまわり、情報収集と物資救援を行った。
物資を供給したいと思う人がいても、いったい何が不足しているのか、近隣の地域でさえも情報がないのが現状なのだ。
下記の避難所で不足している物資を聞くと、それぞれ違うものだった。
(例えば、こっちの避難所では水が不足しているが、こっちは水はまあまあ足りている、それよりもこれが……というように)
各避難所では、電気がなく電話も通じない、ガソリンも少ないため移動もできない。お互いの通信手段がないので、物資の情報交換などもできていないそう。
避難所の人からは
「救援部隊に、今は◎◎が不足している、と伝えても、足りたころにやってくることもある。そういったタイムラグもあるんです」とのこと。
僕らのように個人で物資を運ぶ場合、ごく限られた量しか運ぶことはできない。対応策としては、食料や日用品、水など必要となりそうなものをできるだけ車に積んでおき、避難所ごとにその時々に緊急で足りないものを寄付していく方法がいいだろう。
もちろん、下記に書いてある以外にも、食料も物資も不足しているし、避難所生活が長期に渡るのは予想がつく。物や量に限らず寄付があれば、どこの避難所も非常に助かるに違いない。
【ガソリンについて】
釜石・遠野ではGSは開店していない、もしくは一般車両には販売していない。
被害の少ない内陸地域でも売り切れ状態なので、手に入れるのは困難と考えたほうがいい。
(下記 3月14日18時頃の情報です)
【釜石小学校】
避難人数は約500名、うち子供は100名弱。
電気は停電中。定期的に給水が行われている。発電機3台を使用。
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・ 除菌タイプのウェットティッシュ・床を使い捨てでふくようなもの(汚泥やほこりが校内の床に入り込んで、不潔になっているため)
・ パンツ・くつ下などの下着類(中古でもいいので)
・ 歯ブラシ(歯の大きさにあわないので、いろんなサイズがほしい)
・ レギュラーガソリン
・ 懐中電灯
・ 電池
・ ポータブルラジオ
【甲子小学校】
避難人数は約500名、11日目の新生児が1名
今日から電気が一部復旧した。断水状態。今日はラジオを聞いた人々から、差し入れが何件かあったという。
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・ 粉ミルク
・ 水が不足気味
・ レギュラーガソリン
・ 米などの食料
・ トイレットペーパー
※緊急ではないが、あるといいものとしてお菓子や飴など。