4/2 大槌稲荷神社  眼下の街が、なくなってしまった

坂を登った先の高台にある稲荷神社。
眼下に広がる街は、津波によってほぼすべての家が倒壊してしまった。
神様はこの光景を見下ろし、何を思うのだろうか。

この稲荷神社は、男女合わせて約60名が暮らす避難所。
そのほとんどは60才以上で、幼児など小さい子はいない。
ここのところ「どの避難所でも物資は充足気味」と言われ、とくに寝具はもう需要もないだろうと思っていた。しかしそうではなかった。
「お年寄りが敷き布団や掛け布団もろくになく、寝ている避難所がある」という情報を聞き、急きょ布団や物資を手配してやって来たのだった。
2tトラックをBDFで走らせている佐藤さんが布団を25組手配。それでも60名には到底及ばない。残りは布団を見つけ次第、後日だ。
食料は何とかなっているとのことだが「お年寄りが便秘や栄養不足になるのを心配している。野菜ジュースを飲ませたいので、飲みやすくなるためにレモンがほしい」とのこと。
じつはここにはお風呂がある! 千葉の銚子から来たという方が、お風呂用ボイラーを運んで取り付けてくれたのだそうだ。ご近所の大工さんが、がれきの中から廃材を持ち出して、屋根やスノコを取り付けて完成。温かい湯船が楽しめる。「ただし、熱し過ぎるとうめる水がないので、冷ますのが大変なんですよ」 と宮司さんが笑う↓

↓ 暖をとり調理をするルンペンストーブ。震災後、ストーブを求めて車を走らせ、わざわざ男鹿半島まで行って調達してきたのだそう。

<<わたしたもの>>
◎掛け・敷き布団&毛布セット…25組(佐藤さんより)
◎ 男性アンダーウエア・上 M…12、L…52
◎ 女性アンダーウエア・下 M…20、L…28
◎ 男性アンダーウエア・下 M…14、L…44
◎シューズ 23cm…7、24cm…13、25cm…5、25.5cm…9、26cm…7
◎サランラップ 3本
<<ほしいもの>>
◎ 女性アンダーウエア・上・M …22個 L…28
◎ スニーカー 21.5cm…1、26.5cm…4、27cm…3、27.5cm…2、28cm…2、29cm…1
◎ブラジャー(BかC アンダー80〜85cm…計20枚 緩いもの)
◎ 化粧水
◎ リップ
◎ ブラシ
◎ パンティライナー
◎ 焼き肉のタレ
◎ 油(あと少ししかない)
◎レモン(柑橘系の野菜・果物)

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