クエンカ

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当初、マドリッドを目指して北上していたが、マドリッドでは車を停めるところが確保できないでいた。このままでは車を安全に停めて、燃料を作る作業ができないことになる。そんなとき、クエンカにあるバイオディーゼル精製会社がサポートしてくれると申し出てくれた。クエンカはマドリッドの東、約170kmほどの所にあり、そこまでバスコファイブの燃料がもつかどうか、というところだった。やはりいつものようにエンプティランプがついてなんとか滑り込むことができた。
途中、車載のGPSでは正しい位置がわからず、迷っていたら白バイのお巡りさんに遭遇し、白バイで会社の前まで先導していただき、約束していた時間にすべりこんだ。
クエンカのbiocombustiblesでは、ジェネラル・ディレクターのペドロ氏が待っていてくれた。
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地元のテレビ局と新聞社がすぐにやってきた。ジャスト・イン・タイム!
カスティーリャ・マンチャのテレビ局と地元紙「La Tribuna」だという。テレビも新聞もどうやら明日には出るらしい。
取材が一通り終わった後、さっそく、メタノールを用意してもらい燃料の反応を始める。もう走る燃料がないので急がなければならない。それからこの旅の中でも最も重要なイオン交換樹脂の洗浄を行なう事にする。長い旅の中でもこの洗浄は3回ほど行なわなければならない。今回がその初めての洗浄時期となるので重要なセレモニーみたいなものだ。
イオン交換樹脂は、すべて使い尽くしてしまっても、またメタノールで洗浄すると再生できるものなので、大量に携行しなくてもすむというのもこの樹脂を選んだ一つの理由でもある。
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技術的、物理的な処置は、ケミカルインダストリアルの博士号を持つカロリナさんがやってくれた。美人で、明るくて、気さくで頭の回転が早い!会社内でも人気者だ。
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この後、クエンカのキャンピンググランドを紹介してもらい、9時ころキャンプ場に到着。今日こそテントで宿泊だ。やっとここで日本から持ってきたテントを使って寝ることができる。星がきれいだ!
走行距離:212km
廃食油:0
お世話になった人:Pedro Hernandez Esteve, Carolina, biocombustibles de cuenca

カテゴリー: europe パーマリンク

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