4/18 一関の避難所 やびつ温泉・瑞泉閣へ

知人から内陸の避難所にいるご家族へシューズを届けたいと頼まれて
一関の避難所「やびつ温泉 瑞泉閣」へやってきた。
この温泉には陸前高田出身の約50名が避難生活を送っている。
家が全壊した方々で希望者のみ、こうした宿泊施設に入ることができるそうだ。
高田地区の住民は、ここと近くの「山ノ目温泉」に別れて過ごしているという。
内陸のお宿のため、食事・布団・洗濯場などは確保され、
万が一の津波の心配もないが陸前高田からは車で2時間の距離。
車がない方も多く、身動きがとり難い。
いつ終わるかもわからない避難生活に不安と心労も募る。
被災地近くだけでなく、じつはこうして内陸のあちこちで避難生活をしている方も
たくさんいらっしゃるのだ。


談話室をお借りして、シューズ、ジャージ、下着類をバザー式で広げると
たくさんの方が部屋を訪れてくれた。
「靴のサイズが合っていなかったからうれしい」
「支給されるのは冬物ばかりでしょう。ジャージは何にでも使えるから助かる」
ほしいものは?と聞くと
「薄着。頂いたのは冬服ばかりでしょう、だから春もので着られるものがない」
「どの避難所でも聞くんだけど、女性の化粧品は支給にない。ファンデーションとか日焼け止めとか。晴れた日にがれきの中を歩くから、お肌がぼろぼろかさかさに荒れてしまって。ファンデーションや、帽子やサングラスもぜひほしい」とのこと。

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