6/14 大槌漁業協働組合へ  PC類をお届け

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「大槌漁業協働組合」へPC類のお届けにやってきました。
多くの漁業事業が壊滅的なダメージをうけたように、ここ大槌漁協でも拠点となるオフィスはもちろん、漁具や冷凍設備などほとんどが流されてしまいました。
「パソコンやプリンタが不足している」とのことで、急きょ必要な物資をお聞きして
◎パソコン×3台
◎レーザープリンタ×1台
◎コピー用紙やトナー     をお届けしました
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漁協の建物では、様々な手続きを行うため
住民がひっきりなしにカウンターを訪れていました。
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漁協の方に今後の漁業の見通しについてお話しを伺いました。
「ワカメは約2億円/年、ウニの水揚げは約5千万円/年あった収入が、今年はゼロです。収入がありませんから、今からどのように食いつないでいくかが、大きな課題です。大槌町に漁師は約300名いますが、今から養殖業を再開する意志を表明しているのは、その半分ほど。あとの半分の方は、廃業もしくは、一年休んで様子を見て再開という方もいます」
「……再開といっても、漁協では被害への具体的な復旧プランは未だ決まっていないんです。漁業はワカメ・ホタテ・カキ・ホヤを養殖、ウニやアワビの天然漁を行っていましたが、養殖業はほぼ……というか、全滅です。ワカメは7〜8月にメカブから種付けなくては、来年3月の収穫が間に合いません。それには資材の確保、養殖施設の設置、船が必要ですが、メドはたっていません」
「再開へ向けて、まず漁場の状態を知るために、カメラを入れた水中調査を行う予定です。日程はきまっていませんが、ダイバーや技術センターの船を使って行う予定です」
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収入はゼロ、施設復旧の先行きがまったく見えない状況の中でも、
半数の漁師たちは漁業再開を待ち望んでおられます。
一日も早い、漁業の復活を祈って。
本日お届けした物資は、漁協の皆さんで事務作業などに使って頂きます。
物資のご協力を頂いた皆さん、ありがとうございました。

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