トム・フラッド

カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。ワシントン州で育つ。現代彫刻家。高校では車の修理や木工を学んだ。ウエスターン・ワシントン大学で美術を専攻、卒業後現在の妻アリスと共に渡欧。2年間をドイツでは有機農業のコミューンに住んだりアイルランド(彼はアイルランド系である)で絵画や素描を学びながらホテルで働いた。これ以来、二人はパーマカルチャー農業などに興味を持つようになった。
1994年、アメリカ帰国。ワシントン州西部に住みたいと決めていたので、シアトルに落ち着いた。帰国後の一年間に、妊娠し、家を購入し、新しい仕事をはじめたりと大きな転機があったが、1995年までには生活も安定し、彫刻家として工房を構えて活動が始まった。1999年より現在勤めるシアトル・アカデミー・オブ・アート&サイエンスというミドルスクールで、彫刻を教える傍らマドローナ・バイオディーゼル協同組合を主宰。近所の仲間が確実にバイオディーゼルを入手できるよう尽力し、学校でも代替燃料としてのバイオディーゼルについて積極的に教育活動を進めている。趣味は、古い車の収集。
彼の作ったマドローナ(ワシントンに自生する大きな木)の鉄彫刻は、近所の学校からの注文で作ったものだが、なんとも自由奔放で遊び心に富みあたたかい。街角でしっかり根を張っているように見えた。
コープの建物が壊れかかっているので、これを解体してできるだけグリーンな材料と方法で建て直し、クリエイティブで環境コンシャスな人たちの共同生活の場を作ろう、というのがもっかの夢だ。市から工事の許可が今年はじめに出たばかり。人々がもっと理解し合い仲良くする、そんな未来を目指して生きて生きたいという。自分のかわいい子供たちのためにもね、と語った。
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