ポートランド最後の日。朝起きるとすでにジェイは朝ご飯を作っていてくれた。これでもか、というほどパンケーキを焼いてくれ、大好きな目玉焼きとベーコンを用意してくれ大感激。本当に昨日初めてあったのか?と思うほどもてなしていただいた。僕らがパクパク食べて満足そうな顔をしているとジェイも嬉しそうだった。なんだか実家に帰ってきたようなそんな錯覚に陥りそうだ。なんとお礼をいっていいものか。ありがとう、ジェイ!
食後、ご近所のパットを訪ね、リモデル中だが彼のグリーンでいてカッコいい家を見学。(雨水の貯水タンク、廃材利用の床、特殊な壁材と断熱材、パッシブソーラーの窓とサンルーム、インテリアなどの工夫など。)
ポートランドの町中撮影。小雨。
我々の車のヘッドランプやスポットライト類をサポートしていただいているPIAAのアメリカ支社に立ち寄らせていただく。このプロジェクトに賛同していただき、ポートランドによったらぜひ、支社によるようにと言ってくださり、廃食油を用意してくれたのだ。日本が本社のPIAAは、1986年からアメリカに進出したという。現在はクオリティの高さとデザイン面で、高価格帯の商品をアメリカでも定着させ売り上げが延びているそうだ。社員のみなさんに出てきていただき給油していただく。
ポートランドを午後3時過ぎに出発。キャンビーを目指す。サンブレーク・バイオディーゼルのジェフを訪ねる。彼は始めは個人で燃料を作っていたが、噂を聞きつけて多くの人達がBDFを買いにくるようになり、現在は有限会社として廃油からBDFを作っている。チキンをゆでて出た油脂が主な原料と聞き、ギョッとした。
僕らの車に興味のある仲間が集まっていたのでプラントの説明をした。そのあと、彼からメタノールとカリウムを分けてもらう。
月食。しばし立ち止まる。僕たちは、ちょっと駆け足で動きすぎているのかもしれない・・・。
夜9時近く、ユージーンのユースホステルに到着。夜通しの作業中、宿泊客やマネージャーが興味を持ってやってきた。
廃油回収量 1L
走行距離 249km
お世話になった人:ジェイ、パット、リズ、タミー、リチャード、島田さん、アラン、ジェフ、デイブ、ティム、マック