サバ二帆漕レース出場の巻 その4

IMG_0316.JPG
今年で10回目を迎えるこのサバ二帆漕レースは、天候に恵まれベテラン「海想チーム」が午前11時38分(3時間38分かけて)に泊港にトップでゴールした。1時間あたりおよそ10kmを進んだことになる。女性クルーだけで構成される「女海想チーム」も見事3位を入賞、その実力をみせつけた。すごい!
我が新丸は5時間26分でゴールして32位だった。途中からメンバー交代でウェイク(櫂:かい)を握らせてもらったわけだが、真上から太陽が照らす中、ひたすら海の上で漕ぎ続ける体験は、強烈なものだった。かけ声に合わせて声を張り上げウェイクを漕ぐという体験はアドレナリンが出まくりだったのか、途中から至福感に満ちあふれ、もっと漕ぎ続けたいという気持ちが沸いた。心よくメンバーに入れてくれた新丸のクルー達は渡嘉敷島に住んでいるものの海人はその中の1人ぐらいで、その他のクルーは役場の職員だったり、ホテルの経営者だったりと、海の専門家ではなかった。また、仕事も忙しくメンバーが揃って練習したのも数回だという。経験のない僕をよくクルーにいれてくれたものだ。新丸の皆さん大変お世話になりました。
IMG_0314bb.JPG IMG_0318bb.JPG IMG_0310bb.JPG IMG_0313bb.JPG
表彰式は午後6時から「とまりん前広場」で行なわれた。昼過ぎにゴールしてホテルもとっていなかったので、この広場で昼寝をして時間をつぶす。みんな着替えてすっきりとした姿で広場に集まって来た。
電気やガソリンに頼らず自分の力で海を渡りきった満足感はなにものにも代え難いものがある。参加者達の顔は疲労感はあるものの皆明るい。表彰式のパーティではみなお互いを讃え合い、写真を撮り合ったり、笑い合ったりと楽しい時間が過ぎた。
IMG_0325.JPG IMG_0328.JPG IMG_0329.JPG IMG_0331.JPG
主催者の粋な計らいで表彰式会場にバスコファイブを置かせていただいた。食事がある程度終わったら興味のある者達がバスコファイブに集まって来た。さっそく、仕組みを説明したり、天ぷら油でどうやって走るのか、等々話に花が咲いた。
IMG_0336bb.JPG IMG_0341bb.JPG
左の写真は、左端が1981年から何度もダカールラリーに出場している内田正洋、右端はNOKチームのナビゲーターとして出場した経験を持つ斎藤淳。彼らとは砂の海で何度も会っているが、日本の海で3人が再び再会するとはほんとうに奇遇なことだ。右の写真はこのレースの主催者であり縁の下の力持ち。左からフォトウェーブの塩澤朋子さん、添畑薫さん、塩澤文彦さん、清水博文さん。みなさん大変お世話になりました。そして貴重な体験をありがとうございました。

カテゴリー: around Japan パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です