出雲は、ぜんざい発祥の地?!

先にも話したが、日本中の神様が集まる地、出雲は「神(が)在(る)」地。

あの甘い食べ物「ぜんざい」は、その神在(じんざい)がなまって「ぜんざい」になったという。ここは、ぜんざい発祥の地なのだそうだ・・。

お参りを終えた後、甘いものに目がない僕は、さっそく近くのぜんざい屋に入ることにした。冷たいあずきと暖かい餅のぜんざいは、う〜ん、甘くて美味しいぞ。
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田中さんの案内で、次に向かったのは、松江市斐川町。

斐川町では、公用バス3台にBDFを入れて走らせているという。回収ボックスはプラント横にひとつと、町中には公民館に7か所、計8カ所があり、年間約1万リッターを回収しているそうだ。

案内してくれた農林振興課の新宮さんが苦労していることとして、お話してくれたのは「廃食油の回収量と必要なBDFの量は、季節によってバランスが難しい。夏はバスの稼働率は高いけれど、油の回収量は低い時期。いっぽうで冬はバスの稼働率は低いけれど、油は溜まっていくんですよ」ということだ。そこで夏場の足りないときは給食センターから早めに回収するそうだ。

話を伺っているとき、ちょうどBDFの給油をしにバスがやってきた! 大きな虹の半円に「使用済みのてんぷら油をリサイクルし走っています!!」と描かれたバスは、町の資源循環のシンボルだ。本日の運転手は曽田さん。

BDFに関する今後の目下の課題は「回収量と現状をどう維持していくか、また安定させていくこと」と新宮さん。

出雲は夏になるとひまわりの花々が黄色い絨毯を作る。約5〜6年前はひまわりの種からBDFを作る取り組みもされていたが、今は食用として美味しいドレッシングのみに使われているだそう。
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メモ:出雲市斐川町役場BDF事情
ここでは平成17年から「斐川町バイオマス利用計画」を策定。平成18年度から廃食油の回収と精製を行っている。そのプラントが町役場の敷地内にあり、精製しているのは役場が委託する地元NPO。定期的に精製にやって来るが、基本的になくなる頃にまた作る。プラントはダイキ製の100リッターのバッチ式。精製に水を使わないものだ。

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