韓国で聞きました。BDF事情は?

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これから大都市ソウルを離れ、南の街ブアンへと向かう。高速道路を使って、約3時間のドライブだ。通訳のヤンさん。日本語が早くてペラペラ。僕よりもずっと流暢だ(笑)
車窓から見事な夕陽を眺めながら、GKUのキムさんに韓国の事情を聞くことができた。
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韓国のBDF事情は……
近年、環境団体や市民運動を中心にBDFへの意欲も高まりつつある。しかし
「韓国ではB20を今年から個人で作ったり使ったりすることができなくなったんです」とキムさん。
元々、2002年から政府のB5試事業が始まり、2006年には市民団体や個人でもB5やB20が使えるようになったのだが、BDFを使ったクルマにトラブルがあり、今年になって政府がB20への使用に規制をかけたのだそうだ。B5は引き続きガソリンスタンドで一般販売している。
B5自体も、実際にはBDF混合率は2%なのだそうだが、それを政府は毎年1%づつ増やしていく提言がされている。
BDFを精製に関しては、石油と同じ規模の浄化施設を併設することが義務付けられているため、なかなか一般や中小企業では精製事業はできないのが現状だそう。
「現在精製されているBDFは、廃食油だけでは足りないので、バージンオイルも使用されています。今まではどちらも免税でしたが、来年以降は、バージンオイルに税がかかるようになる。そうすると、ますますBDFが遠のいていくのでは……」とキムさん。
じつはキムさんとヤンさん。今年の4月に滋賀県の菜の花館や京都を訪れ、藤井絢子さんと会い、BDF施設や菜の花の循環システムを見学に行ったのだそうだ。
「とてもすばらしい施設でした!韓国でもB5の混合率をもっと増やしたり、今は一部の自治体や公用車でしか使えないB20を、全国規模にできたらいいなと思うんです」と。
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僕の世界一周プロジェクトでは、東アジア一体は訪れていない。親しくさせて頂いている藤井絢子さんから少し伺っていたものの、韓国のBDF事情を知るのは今回が初めてだ。当たり前なのだが、日本とも色々と違いがあるようだ。短い滞在だけれど、リサーチを続けてみよう。
「栄養ドリンクですよ」と勧められた高麗人参ドリンク。僕はごくごくと飲み干した。けっこう美味しいぞ。

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