福井トヨタ(開発)でパリダカ・メカに再会

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ここ福井には、3年前アフリカで出会ったラリー仲間がいる。僕が2007年にダカールラリー(通称:パリダカ)でトヨタオートボディーチームのドライバーとしてBDFを入れて完走したときにお世話になったチームメカニックなのだ。そして彼らはここ福井県のトヨタで働いている。日本一周の途中で立ち寄らせてもらった。
DSC_5162.jpg DSC_5225.jpg DSC_5171.jpg DSC_5267.jpg DSC_5212.jpg DSC_5243.jpg
午後5時半ころ福井トヨタに到着。バスコファイブのオイル交換の時期でもあったので、整備もお願いする。「福井トヨタ 開発店」に入ると、まずパリダカメカニックの一人、毛利さんがスーツ姿で迎えてくれた。なんと、久しぶりだ! ピシッとスーツを着ている毛利さんは、毛利さんじゃないみたいだ(笑)
……と間もなく、社員の皆さんがどんどんやってきて車を囲んで大撮影大会が始まった。クルマを前から横から、さらにグルッと回って下をのぞき込んだりと、皆さん本当に熱心に見て頂いた。さらには油まで用意してくれていたのだ。突然の訪問にも関わらずこんなに温かい歓迎を頂いて、ほんとうにうれしい限りだ。
DSC_5184.jpg DSC_5189.jpg DSC_5193.jpg DSC_5197.jpg DSC_5198.jpg DSC_5201.jpg
社員のみなさんに持ってきて頂いた廃食油を入れて頂く
そうこうしているうち、もう2人のメカニック、富山さんと小泉さんが市内の他店から駆けつけてくれた。3年ぶり、いやぁほんと懐かしいなぁ!
バスコファイブは早速ドッグへ入り、エンジンオイル、燃料フィルター、オイルフィルターの交換をしてもらった。皆さんの素早い作業には本当に頭が下がる。
3人の仲間、毛利さん、富山さん、小泉さんには、世界一周の写真を見てもらい、パリダカの後、どうやって僕がBDFで走り始めたのか、どんなふうに世界を回ったのかを話した。
写真を見ながら「これは僕たちがパリダカで使ったアシスタントカーだ! この車を乗って砂漠を越えたんだよな〜。アクシデントもあったな、砂嵐で車が止まったり……」と思い出話が飛び交う。
実は2006年にヨーロッパでBDF走行テストをしたランクルはパリダカでメカニックたちが移動のために乗っていた車なのだ。彼らメカニックも砂漠を自分たちで運転して次のキャンプ地まで行き、そこで整備が必要な選手のラリーカーを待つのだ。彼らメカニックが砂漠で乗っていたまさにそのクルマを、試験走行をしていたのだ。
DSC_5278.jpg DSC_5339.jpg IMG_0210.jpg IMG_0213.jpg IMG_0212.jpg IMG_0214c.JPG
夕食は福井名物の串焼き屋「秋吉」へ連れて行ってくれた。これがまたおもしろい。ひと口サイズだから、1種に20、30本は当たり前。4人で軽く100本以上はたいらげた! ここは家族で食べられる珍しい焼き鳥屋さんで、最近は東京にも店舗を構えるとか。いくらでも入ってしまいそうな焼き物を男4人でつつきながら、熱いトークは止まらない! こうして夜は更けていくのであった……

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福井トヨタ(開発)でパリダカ・メカに再会

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ここ福井には、3年前アフリカで出会ったラリー仲間がいる。僕が2007年にダカールラリー(通称:パリダカ)でトヨタオートボディーチームのドライバーとしてBDFを入れて完走したときにお世話になったチームメカニックなのだ。そして彼らはここ福井県のトヨタで働いている。日本一周の途中で立ち寄らせてもらった。
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午後5時半ころ福井トヨタに到着。バスコファイブのオイル交換の時期でもあったので、整備もお願いする。「福井トヨタ 開発店」に入ると、まずパリダカメカニックの一人、毛利さんがスーツ姿で迎えてくれた。なんと、久しぶりだ! ピシッとスーツを着ている毛利さんは、毛利さんじゃないみたいだ(笑)
……と間もなく、社員の皆さんがどんどんやってきて車を囲んで大撮影大会が始まった。クルマを前から横から、さらにグルッと回って下をのぞき込んだりと、皆さん本当に熱心に見て頂いた。さらには油まで用意してくれていたのだ。突然の訪問にも関わらずこんなに温かい歓迎を頂いて、ほんとうにうれしい限りだ。
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社員のみなさんに持ってきて頂いた廃食油を入れて頂く
そうこうしているうち、もう2人のメカニック、富山さんと小泉さんが市内の他店から駆けつけてくれた。3年ぶり、いやぁほんと懐かしいなぁ!
バスコファイブは早速ドッグへ入り、エンジンオイル、燃料フィルター、オイルフィルターの交換をしてもらった。皆さんの素早い作業には本当に頭が下がる。
3人の仲間、毛利さん、富山さん、小泉さんには、世界一周の写真を見てもらい、パリダカの後、どうやって僕がBDFで走り始めたのか、どんなふうに世界を回ったのかを話した。
写真を見ながら「これは僕たちがパリダカで使ったアシスタントカーだ! この車を乗って砂漠を越えたんだよな〜。アクシデントもあったな、砂嵐で車が止まったり……」と思い出話が飛び交う。
実は2006年にヨーロッパでBDF走行テストをしたランクルはパリダカでメカニックたちが移動のために乗っていた車なのだ。彼らメカニックも砂漠を自分たちで運転して次のキャンプ地まで行き、そこで整備が必要な選手のラリーカーを待つのだ。彼らメカニックが砂漠で乗っていたまさにそのクルマを、試験走行をしていたのだ。
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夕食は福井名物の串焼き屋「秋吉」へ連れて行ってくれた。これがまたおもしろい。ひと口サイズだから、1種に20、30本は当たり前。4人で軽く100本以上はたいらげた! ここは家族で食べられる珍しい焼き鳥屋さんで、最近は東京にも店舗を構えるとか。いくらでも入ってしまいそうな焼き物を男4人でつつきながら、熱いトークは止まらない! こうして夜は更けていくのであった……

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福井でもバイオディーゼル燃料を利用

DSC_5152.jpg
午前中、カタカタとブログアップしていると、次第に雨が降り始めた。梅雨もいよいよ本番だ。
午後4時過ぎ、福井県鯖江町でBDFを精製している福祉施設「福授園」を訪ねた。前日電話での突然のアポイントにも関わらず、快くプラント見学のOKを頂き、御幸事業所の所長さんや皆さんが到着を待っていてくれた。
福授園では、昨年2月から市で回収した廃油を買い取り、BDF精製をスタートした。事業所は市内に3つあり、障害者が社会参加するための力になっている。現在この施設を利用しているのは150名。その利用者の送迎やスタッフの事業所間の移動などに、計11台のディーゼルカーにBDFが使われている。
DSC_5092s.jpg DSC_5098.jpg DSC_5136.jpg DSC_5133.jpg
温室スペースにはプラントや廃油が整頓され置かれていた。プラントはセベックのEOSYS-50(1バッチが100リッタータイプ)。西日本ではあまり見る機会がなかったプラントなので、何だかとても懐かしい。この施設では月700リッターを精製、毎日稼働しているそうだ。
「今までBDFを車に入れて問題はまったくありませんでしたよ」と所長さん。もしも車が止まってしまっては、施設への送迎に差し障る。施設の皆さんが丁寧にBDFを作られている様子が伝わってくるようだった。廃油は市以外にも、独自にホテルや近隣のレストランからも集めているそうだ。
「グリセリンの処理に困っているんですよ」とグリセリンがたっぷり入ったいくつもの一斗缶を前に、副所長の明城さんがつぶやいた。そこで旅をする中で僕が見て学んだグリセリンを産業廃棄物として処理するのではなく、堆肥や助燃剤などさまざまな形で有効利用されていることをお伝えさせていただいた。この施設でも、グリセリンを有効活用をして、ますます事業に役立ててほしい。
DSC_5156.jpg DSC_5158.jpg
福授園の皆さん、快くプラントを見せていただきありがとうございました!

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福井でもバイオディーゼル燃料を利用

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午前中、カタカタとブログアップしていると、次第に雨が降り始めた。梅雨もいよいよ本番だ。
午後4時過ぎ、福井県鯖江町でBDFを精製している福祉施設「福授園」を訪ねた。前日電話での突然のアポイントにも関わらず、快くプラント見学のOKを頂き、御幸事業所の所長さんや皆さんが到着を待っていてくれた。
福授園では、昨年2月から市で回収した廃油を買い取り、BDF精製をスタートした。事業所は市内に3つあり、障害者が社会参加するための力になっている。現在この施設を利用しているのは150名。その利用者の送迎やスタッフの事業所間の移動などに、計11台のディーゼルカーにBDFが使われている。
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温室スペースにはプラントや廃油が整頓され置かれていた。プラントはセベックのEOSYS-50(1バッチが100リッタータイプ)。西日本ではあまり見る機会がなかったプラントなので、何だかとても懐かしい。この施設では月700リッターを精製、毎日稼働しているそうだ。
「今までBDFを車に入れて問題はまったくありませんでしたよ」と所長さん。もしも車が止まってしまっては、施設への送迎に差し障る。施設の皆さんが丁寧にBDFを作られている様子が伝わってくるようだった。廃油は市以外にも、独自にホテルや近隣のレストランからも集めているそうだ。
「グリセリンの処理に困っているんですよ」とグリセリンがたっぷり入ったいくつもの一斗缶を前に、副所長の明城さんがつぶやいた。そこで旅をする中で僕が見て学んだグリセリンを産業廃棄物として処理するのではなく、堆肥や助燃剤などさまざまな形で有効利用されていることをお伝えさせていただいた。この施設でも、グリセリンを有効活用をして、ますます事業に役立ててほしい。
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福授園の皆さん、快くプラントを見せていただきありがとうございました!

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滋賀県で補給

DSC_5044.JPG
6月17日晴れ、31℃。今日は真夏の様に暑い。梅雨に入って涼しいと思っていたら予期せぬ暑さにちょっとぐったり。
午前11時にサポート頂いている「油藤商事」のスペースをお借りして、イオン交換樹脂6本分の充てんと分けていただいた廃食油をこす作業をした。
青山さんは、フォークリフトを動かしたり、廃食油を濾したり、スタンドとバイオディーゼル燃料を作るラボと行ったり来たり、忙しく仕事をしていた。いつでも元気のいい青山さんをみていると力が沸いてくる。今日も朝5時から仕事をしているといって張り切っていた。
しかし今日は……暑い! 真夏のような日射しが照りつける。そんな中での作業にクラクラしてくる。隣では専務の青山さんも黙々と油をこしていた。ここはただのガソリンスタンドではなく、BDFも精製して販売する「街のエコロジーステーション」。プラントは毎日超フル稼働だそうだ。
DSC_5074.JPG DSC_5054.JPG DSC_5064.JPG DSC_5069.JPG
油藤商事にて、BDFを約70リッター、廃食油80リッターを分けて頂く。
「ほな気ぃつけて行ってきて!」といつものように笑顔で送り出してくれた青山さん。
青山さん、いつもありがとうございます! 行ってきます!
そろそろ暗くなる頃、お世話になっている長谷川さんのところにご挨拶にうかがった。最近は、仕事が忙しく目が回るほど忙しいそうだ。毎日暗くなっても部屋の灯りが消えることはない。
DSC_5089.jpg DSC_5082.jpg DSC_5084.jpg
「車のほうは問題なく走っています」と報告すると「よかったよかった」と目を細めた。近況報告と世間話をした後、またお会いする約束をして手を振ってわかれた。
行ってきま〜す!

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滋賀県で補給

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6月17日晴れ、31℃。今日は真夏の様に暑い。梅雨に入って涼しいと思っていたら予期せぬ暑さにちょっとぐったり。
午前11時にサポート頂いている「油藤商事」のスペースをお借りして、イオン交換樹脂6本分の充てんと分けていただいた廃食油をこす作業をした。
青山さんは、フォークリフトを動かしたり、廃食油を濾したり、スタンドとバイオディーゼル燃料を作るラボと行ったり来たり、忙しく仕事をしていた。いつでも元気のいい青山さんをみていると力が沸いてくる。今日も朝5時から仕事をしているといって張り切っていた。
しかし今日は……暑い! 真夏のような日射しが照りつける。そんな中での作業にクラクラしてくる。隣では専務の青山さんも黙々と油をこしていた。ここはただのガソリンスタンドではなく、BDFも精製して販売する「街のエコロジーステーション」。プラントは毎日超フル稼働だそうだ。
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油藤商事にて、BDFを約70リッター、廃食油80リッターを分けて頂く。
「ほな気ぃつけて行ってきて!」といつものように笑顔で送り出してくれた青山さん。
青山さん、いつもありがとうございます! 行ってきます!
そろそろ暗くなる頃、お世話になっている長谷川さんのところにご挨拶にうかがった。最近は、仕事が忙しく目が回るほど忙しいそうだ。毎日暗くなっても部屋の灯りが消えることはない。
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「車のほうは問題なく走っています」と報告すると「よかったよかった」と目を細めた。近況報告と世間話をした後、またお会いする約束をして手を振ってわかれた。
行ってきま〜す!

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バスコファイブ専用ボディカバーがもうすぐ・・・!

DSC_4873.jpg
今日は、バイオディーゼルカー「バスコファイブ」の車体カバーを作って頂けることになった大阪の仲林工業に立ち寄る。
各地で頂いた油の入ったジェリ缶や、テントなど、たくさんの荷物が積まれたバスコファイブの高さは2.4m。普通のランクル用カバーではとうてい収まらない。
そこで仲林工業さんに、専用の車体カバーをお願いしたというわけだ。
仲林工業は創業30年以上。長年の経験を誇る車体カバーの老舗。国産車や外車問わずオリジナルのカバーを、環境に合わせて作ってくれる。大きなものでは電車の車両用のカバーも受注したことがあるとか。
DSC_4931.jpg DSC_4954.jpg DSC_5027.jpg DSC_4854.jpg
あらかじめ採寸して作られた第一弾の保護カバーをもってきて、職人さんたちがバスコファイブを包み始めた。そして……すっぽり。バスコファイブがシルバーのカバーに見事包まれた。 すごいぞ〜!
すると素早い動きの職人さん。ミラー部分の位置、左前方の飛び出たミラー部分や余分な部分をクリップでとめて、何やら指示を書き込んでいく。バスコファイブにぴったり合うように、さらに微調整をして仕上げをしてくれるそうだ。
その経過はまたブログでお見せしますね!
仲林工業の皆さん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします!

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バスコファイブ専用ボディカバーがもうすぐ・・・!

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今日は、バイオディーゼルカー「バスコファイブ」の車体カバーを作って頂けることになった大阪の仲林工業に立ち寄る。
各地で頂いた油の入ったジェリ缶や、テントなど、たくさんの荷物が積まれたバスコファイブの高さは2.4m。普通のランクル用カバーではとうてい収まらない。
そこで仲林工業さんに、専用の車体カバーをお願いしたというわけだ。
仲林工業は創業30年以上。長年の経験を誇る車体カバーの老舗。国産車や外車問わずオリジナルのカバーを、環境に合わせて作ってくれる。大きなものでは電車の車両用のカバーも受注したことがあるとか。
DSC_4931.jpg DSC_4954.jpg DSC_5027.jpg DSC_4854.jpg
あらかじめ採寸して作られた第一弾の保護カバーをもってきて、職人さんたちがバスコファイブを包み始めた。そして……すっぽり。バスコファイブがシルバーのカバーに見事包まれた。 すごいぞ〜!
すると素早い動きの職人さん。ミラー部分の位置、左前方の飛び出たミラー部分や余分な部分をクリップでとめて、何やら指示を書き込んでいく。バスコファイブにぴったり合うように、さらに微調整をして仕上げをしてくれるそうだ。
その経過はまたブログでお見せしますね!
仲林工業の皆さん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします!

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鳥取環境大学のBDF研究

DSC_4740.jpg
田中さんとご家族に見送られながら、朝9時、一路鳥取へ向けて出発した。雨の中2時間30分ほどの道のりだ。とうとう梅雨に突入したようだ。
今日向かうのは、鳥取環境大学。大学の研究活動のひとつとしてBDFを精製しているとのことで、田中さんに紹介していただいたのだ。鳥取環境大学へ到着すると、生徒さんが雨の中傘をさしながら出迎えてくれた。車載プラントを紹介すると、目をまん丸くしながらちょっぴり恥ずかしそうに質問をする生徒さん。
「これで世界一周してきたんですよね!?」「この中で寝るわけじゃないですよね!?」「この車、壊れたらどうするんですか?」……。
などお話をしながら記念撮影もパシャリ。
DYN_9692s.jpg DSC_4742s.jpg
その後、学長の古澤巖さん自らBDFの研究活動について熱心にご説明を頂いた。
ここ鳥取環境大学の研究活動の中でもBDFは大きな位置づけにある。
精製を始めたのは7年前。地域住民から公民館などを通じて回収した廃油からBDFを精製。大学スクールバスや鳥取市の100円バス「くる梨」に利用するなど、地域に貢献する研究活動として注目されている。
「BDFを通学バスに使用して5年になります。鳥取はらっきょうが有名ですが、一昨年にはそのらっきょう畑のトラクターも動かしたんですよ。まったく問題ありませんでした」
と古澤学長。
学内では大型のバス1台と20人乗りの小型バス1台、その他学用ディーゼル車はすべてBDFで動かしている。
DSC_4794.jpg DSC_4750.jpg
プラントを見せて頂くと、その立派な施設に驚いてしまった。ひとつは蒸留システムのついたダイキ製のもの。蒸留することでクオリティの高いBDFを造り出している。出来上がったBDFは水のように無色透明で、もちろん厳しい品確法もクリアしているという。
そしてもうひとつは、(株)タクマとの共同研究事業。廃油から軽油に非常に近いものを精製する「バイオ軽油製造技術」の実証試験プラントだ。特にすばらしいのは、植物油だけではく、動物油、さらに機械油でも精製できるかもしれないということだ。

「現在は開発中でまだマニュアルで動かしている状態です。将来、1〜2年後にはオートマティックにしたいと思っています。廃棄物は出ませんが、かなり熱を放出していますから、その熱も利用すればもっと画期的なものになると思いますよ」と古澤学長。
DYN_9741.jpg DYN_9727s.jpg DYN_9708.jpg DYN_9714.jpg
例えば風力発電のモーターに使用している機械油。メンテナンスのために7〜8年に一度はオイル交換が必要になるが、その際には大量の油がゴミとして出てしまう。そんな機械油もこのプラントで精製すれば、燃料に変えることができる時代が来るかもしれないのだ。
大学と地域の連携は、街を人を豊かにするものだ。廃食油をただリサイクルするだけでなく、環境、交通を含めた鳥取の街づくりを考える。新しい挑戦と研究を行い、石油に頼らない社会を地元鳥取をモデルとして提案する、鳥取環境大学。
この大学から、地球を救う新エネルギーの鍵となる人材が現れる日も近いのでは! 今後の活動が非常に楽しみだ。
DSC_4848.JPG DSC_4826.jpg
最後に環境大学で精製したバイオディーゼル燃料20リットルの提供を申し出て頂き、給油させていただいた。精製には時間がかかるためとてもありがたい。
古澤学長、先生、生徒の皆さん、雨の中お時間を割いて頂きありがとうございました。

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鳥取環境大学のBDF研究

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田中さんとご家族に見送られながら、朝9時、一路鳥取へ向けて出発した。雨の中2時間30分ほどの道のりだ。とうとう梅雨に突入したようだ。
今日向かうのは、鳥取環境大学。大学の研究活動のひとつとしてBDFを精製しているとのことで、田中さんに紹介していただいたのだ。鳥取環境大学へ到着すると、生徒さんが雨の中傘をさしながら出迎えてくれた。車載プラントを紹介すると、目をまん丸くしながらちょっぴり恥ずかしそうに質問をする生徒さん。
「これで世界一周してきたんですよね!?」「この中で寝るわけじゃないですよね!?」「この車、壊れたらどうするんですか?」……。
などお話をしながら記念撮影もパシャリ。
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その後、学長の古澤巖さん自らBDFの研究活動について熱心にご説明を頂いた。
ここ鳥取環境大学の研究活動の中でもBDFは大きな位置づけにある。
精製を始めたのは7年前。地域住民から公民館などを通じて回収した廃油からBDFを精製。大学スクールバスや鳥取市の100円バス「くる梨」に利用するなど、地域に貢献する研究活動として注目されている。
「BDFを通学バスに使用して5年になります。鳥取はらっきょうが有名ですが、一昨年にはそのらっきょう畑のトラクターも動かしたんですよ。まったく問題ありませんでした」
と古澤学長。
学内では大型のバス1台と20人乗りの小型バス1台、その他学用ディーゼル車はすべてBDFで動かしている。
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プラントを見せて頂くと、その立派な施設に驚いてしまった。ひとつは蒸留システムのついたダイキ製のもの。蒸留することでクオリティの高いBDFを造り出している。出来上がったBDFは水のように無色透明で、もちろん厳しい品確法もクリアしているという。
そしてもうひとつは、(株)タクマとの共同研究事業。廃油から軽油に非常に近いものを精製する「バイオ軽油製造技術」の実証試験プラントだ。特にすばらしいのは、植物油だけではく、動物油、さらに機械油でも精製できるかもしれないということだ。

「現在は開発中でまだマニュアルで動かしている状態です。将来、1〜2年後にはオートマティックにしたいと思っています。廃棄物は出ませんが、かなり熱を放出していますから、その熱も利用すればもっと画期的なものになると思いますよ」と古澤学長。
DYN_9741.jpg DYN_9727s.jpg DYN_9708.jpg DYN_9714.jpg
例えば風力発電のモーターに使用している機械油。メンテナンスのために7〜8年に一度はオイル交換が必要になるが、その際には大量の油がゴミとして出てしまう。そんな機械油もこのプラントで精製すれば、燃料に変えることができる時代が来るかもしれないのだ。
大学と地域の連携は、街を人を豊かにするものだ。廃食油をただリサイクルするだけでなく、環境、交通を含めた鳥取の街づくりを考える。新しい挑戦と研究を行い、石油に頼らない社会を地元鳥取をモデルとして提案する、鳥取環境大学。
この大学から、地球を救う新エネルギーの鍵となる人材が現れる日も近いのでは! 今後の活動が非常に楽しみだ。
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最後に環境大学で精製したバイオディーゼル燃料20リットルの提供を申し出て頂き、給油させていただいた。精製には時間がかかるためとてもありがたい。
古澤学長、先生、生徒の皆さん、雨の中お時間を割いて頂きありがとうございました。

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