淡路島くにうみ講座

淡路島は早くから「菜の花プロジェクト」を利用した「環境創造型淡路島づくり」の実現に力を入れていることで有名だ。また、地形を活かした風力発電にも積極的に取り組んでいる非常に希少価値の高い島なのだ。

そんな淡路島の財団法人「淡路くにうみ協会」からの依頼で11月17日に講演をさせていただくことになった。淡路島を訪れるのは、昔バイクで走って以来なんとウン十年ぶりだ。久しぶりの来島にワクワクしながらバスコファイブで明石海峡大橋を渡った。・・・

この日講演させていただいたテーマは「バイオディーゼルカーで視た世界の環境とエネルギー」。雨天にも関わらず、菜の花プロジェクト関係者や一般市民など、なんと150人もの方々にお集まりいただいた。

前半は世界一周した際の写真や映像を中心に世界の現状をトーク。皆さん耳を傾けてくださるその表情は真剣だ。


後半の質疑応答では、こんな質問を頂いた。
「食事やトイレはどうしていた?」
「どこの国の人々が環境についていちばん関心をもっていると思った?」
「油の種類はいろいろあったの?」
「廃食油はどこから手に入れたの?」
「廃食油の匂いは普通の食用油の匂いなの?」
「日本のガソリンスタンドでもBDFを売っているの?」
……などなど。

素朴な疑問からバイオディーゼル燃料のことまで、このような質問タイムは僕自身にもいい勉強になる。何より皆さんと直接お話をしてコミュニケーションできることがとてもうれしい。ちなみに、廃食油の匂いは世界でもさまざまですが、やはり「揚げたもの」の匂いがします。だからバスコファイブのマフラーからも、廃ガスの匂いではなく香ばし〜いかおりがするんですよ!

講演後は、地元在住・岡田さんの「”あわじ葉の花エコプロジェクト”廃食油回収セミナー」。岡田さんは元理科の先生で、現在はNPO菜の花プロジェクトネットワーク理事・環境カウンセラーとして活動されている。淡路島の魅力はもちろん資源循環型社会について国内外問わず発信と勉強をされているとてもパワフルな方だ。

島の特産試食会も催された。地元で採れた菜種油、藻塩や南あわじ特産の手延べ麺”淡路島ヌードル”など、どれもとても美味しい!! おもしろいのがこの”手延べ麺”。うどんと素麺のハイブリッドのようで和風、洋風、アジア風にも合いそう。この日のシェフは、イタリアンレストラン「リゾレッタ」の井壺さん。イタリアでの修行経験があり、なんと岡田さんの教え子でもあるそうだ。

じつはこの日はどうしても東京へ戻らなくてはならず、講演が終わったらすぐにトンボ帰り。淡路島のバイオディーゼル燃料のこと、風力発電、島の風土から生まれた郷土料理など……資源の循環を目指す淡路島のさまざまをリサーチしたかったのだが、またの機会にぜひ再訪したいと思っている。

講演に来てくださった島の方々、くにうみ協会の方々、パワービーンズの林さん、諏訪さん、そして岡田さん。皆さん本当にどうもありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!

淡路島では2010年3/20〜5/30までの間、人と自然の新たなコラボレーション企画として「淡路花博 花みどりフェア」が開催される。地域で取り組む美しい花とみどりの祭典、会場はなんと全島! とても楽しみですね。ぜひ皆さんもこの機会に足を運んでみてはいかが?

カテゴリー: around Japan | コメントする

ひまわりの種、タメタネ!

ここ山梨県北杜市の市民グループ「北杜市バイオディーゼル燃料を考える会」では、今年から「ほくとひまわりバンク」を行っているそうです。

どういう活動かというと……
「搾油に適したひまわりの種を会員に春頃配布」→「各自育ててもらう」→「種を回収・通帳にスタンプをポン」→「冬に搾油、美味しいひまわり油と交換」 ……というわけ。

“ためたね” のネーミングが、何ともユニークですね。

講演翌日はちょうど種の回収日。どれだけ種が集まるのかな!? ということで、バスコ5で立ち寄らせて頂きました。

場所は北杜市役所の駐車場。待っていると、ためたね会員さんが大きな袋をもってやってきました。何だかとっても重そうです。計量して、重さの分だけバイオくんスタンプを通帳にポンッ。8kg分で300mlのひまわり油と交換できます。



もともとはこの活動、廃油の利用やバイオディーゼルを考えるところがきっかけで「油を作るところから見てみよう!」ということで始まったそうです。

種は搾油に適した「春りんぞう」という種で、一人100粒からスタート。農薬や除草剤などは一切使わず、各自が自由に育てます。とはいえ北杜市は広くて高位差があるため、日照、気温、水、土も東西南北で大きく違う。約50軒いらっしゃる市内の会員さんでも収穫量はそれぞれ大きく異なるそうです。

偶然にもこの場所は、北杜市駅伝大会のゴール地点でもありました。ランナーがゴールテープをきって颯爽と駆け抜けていきます。その隣で集まったひまわりの種はなんと……30kg用のお米袋×20袋分! す、すごい量です。いったい何粒あるんだろ!?

油を集めて、使って、作る、といった地産地消の循環の輪が、ここにもありました。今年も美味しい油がたくさん採れますね。

来年もますます種が増えてこの活動が広がっていくことを願っています!

カテゴリー: around Japan | コメントする

「バイオディーゼルネットワークやまなし」講演

秋も深まる11月、この日お招き頂いたのは山梨県「バイオディーゼルネットワークやまなし」の皆さんです。

山梨県内でBDFが注目され始めたのは、今から約6年半前。「天ぷら油でディーゼル車を走らせよう!」と、資源循環型社会を目指した運動が始まり、「コープやまなし」と「フェニックス(向山塗料)」が協力して、BDF事業を開始。現在では1日400リッターを精製しているという。




↑今回移動にバイオディーゼル燃料の精製が間に合わず、向山塗料さんにバイオディーゼル燃料を分けていただいた。ご協力ありがとうございました。

こうして2007年に発足したのが市民団体「バイオディーゼルネットワークやまなし」だが、それに先駆け2006年には市民グループ「北杜市バイオディーゼル燃料を考える会」が発足していた。老若男女問わずバイオディーゼル燃料に興味をもつ他業種他社の仲間たちが集まって、情報交換とチャレンジを続け、ますますバイオディーゼルの熱が上がっているようだ。

ところで実を言うと今回僕は不慮のケガで、山梨にうかがえなくなってしまったのだ。そこで地球一周でロシアを共に走った明石雄介くんと沖縄、九州などをサポートしてくれた永嶋奏子さんの2人が急遽代理として山梨に行ってくれることになった。


講演場所は中央市玉穂総合会館。県内から35名の方々にお集まり頂き、中央市の田中市長にもご足労頂きました。

前半は世界一周の模様をスライドショーでご紹介。助っ人の2人は、ぼくの話を何度も聞いているので突然の依頼にもかかわらず、うまく説明してくれたようだ。

後半は、外でバスコ5を実際に見て頂き、質疑応答となった。「イオン交換樹脂って?」「車険はどうしているの?」「サスペンションは?」「グリセリンの処理はどうしている?」……などなど、いろいろ質問が飛び交い2時間30分があっという間にたったという。




エンジンをかけて「美味しそうな匂いだね〜」とBDFの排ガス体験もして頂きました。

この日じつはテレビ局NHKにも取材を頂き、講演後すぐ18時30分から甲府放送でも放映頂いたんです。偶然見られた県内の方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

講演に来て頂いた皆様、ご協力頂いた関係者の皆様。この度は急な都合により山田本人が来訪できず大変失礼いたしました。機会を改めてバスコ5とともに再訪させていただきたいと思っています。皆さんと直接お会いできる日を心から楽しみにしています。

また、急な依頼にも関わらず仕事を調整してくれ、この講演に代理として駆けつけてくれた明石雄介くん、永嶋奏子さんにお礼をいいたいと思います。

そしてバイオディーゼルネットの皆さん、本当にありがとうございました!

カテゴリー: around Japan | コメントする

バスコファイブ装備 その1

今日は、旅を共にして来た愛車、「バスコファイブの機能」について話をしてみたい。

バスコファイブを作る上で特に注意した点は、まず、バイオディーゼル燃料を作る小型プラントを車載しても車体の強度を保ち、走行安定生を確保すること。特に砂漠や都会など、どんな道も走破できる車作りを心がけた。また、地球上のどんな環境でも燃料を作る電力を確保することも重要なポイントだった。

廃食油を化学反応させてバイオディーゼル燃料を作るためには電力が必要だからだ。そこで走りながらでも電力を確保できること。どんな国の電圧にも対応してコンセントから電力を供給できること。砂漠の様な未開地で車を停車中に電力を確保できるという3通りのバックアップを考えた。

走行中に電力を確保するにはエンジンルームに搭載した2つの強力なバッテリーから電気を取り出し、直流から交流(100ボルト)に切り替えるインバーターを搭載している。高い出力、安定した電圧を供給できるコンパクトなインバーターをさがすのにずいぶん苦労した。そこで容量が大きく、丈夫で精度が高い(株)未来舎のFI-S1003を選んだ。

※FI-S1003は、テレビ、VTR、コンピュータ、ドリル、グラインダー、ミキサ等の用途にも適し、特に今回はコンピュータを使用するときにも電圧が安定していることからとても気に入っている。

また、近くにコンセントがない、車載バッテリーの容量が低下したときなど、最後のバックアップとしてヤンマーのディーゼル発電機を車載している。発電機は、ヤンマーから協力していただいたディーゼルエンジンのYDG250VA(2.4kW)を使用している。ガソリンエンジンの発電機の方がコンパクトで軽いのだが、あくまでも二酸化炭素の排出を押さえることのできるバイオディーゼル燃料を使っているので、発電機も自分で精製したバイオディーゼル燃料を使って動くディーゼル発電機を使用することにした。

こうして電力もバスコファイブが自ら作り出し、走行を続けられるようになっている。

カテゴリー: around Japan | コメントする

現在の状況について

バイオディーゼル燃料で地球一周できたのは、プラントの制作、車作り、そして廃食油集めと、多くの方々の援助と協力があったからこそ。

そこで今年は、少しでも沢山の方達にその旅の様子やそこから学んだこと、地球の環境異変などについて報告していきたいと考え、この4月から日本一周をスタートしました。旅を始めてみると思ったよりも多くの方達からお声がかかり、講演や展示などで忙しく活動することになり、休む暇のない状況でした。

旅の間、燃料の精製廃食油の回収WEBやブログなどの作業は、特定の場所があるわけではないので、自宅で作業するよりも倍以上の時間がかかる。そして毎回その環境を探すのにひと苦労する。そのため徹夜におよぶ日が何度もありました。

地球一周を約1年で回って来たので、当初日本一周は、4ヶ月もあれば回れるだろうと思っていたのだが、9月の時点で日本の南半分も終えていない状況なので、なんだか地球一周よりも時間がかかりそうな予感がしはじめてきました(笑)

9月からは、講演に呼ばれているところを中心に日本を北へ南へとジグザグに移動をしている状態です。今後の講演イベントはWEBに告知していきますので興味ある方はそちらをご覧下さい。

今のところ11月7日に山梨県、11月8日に滋賀県、そして淡路島と南下して、再び九州をまわるプロジェクトにかかわることになりそうです。今年は12月一杯で一旦活動を休止させていただき、来年の春から北日本を中心に走ろうと考えています。

この2年、プロジェクトに集中しようと今までの仕事をストップしているので、基本的な収入は今のところありません。スタート前に集めた資金は地球一周の途中ですでにつきているため、今年は、コロンビアスポーツウェアジャパンのご好意で作ってくれたバイオディーゼルアドベンチャーのオリジナルTシャツを、各地で講演の時などに販売させていただいている。また、地球一周で撮りだめた写真で組んだポストカードセットや、バイオディーゼルアドベンチャーのオリジナルステッカーなどを売った資金、そして自己資金でなんとかまかなっているところです。

サポートのお願い

この活動を続けて行く為に資金のサポート、宿泊食事の提供、燃料を精製できる場所、インターネットへのアクセスなどをサポートしていただける方や団体がいましたらこちらまでご連絡をお願い致します。サポートに関する詳細は「サポート募集」をご覧下さい。

また、カラフルな黄金虫色のボディカラーマジョーラブランド」を提供していただいた日本ペイントからは、来年のカレンダーに私の写真を使用していただけることが決まりました。よかったらぜひ見てください。

さらにプロジェクトの協賛企業の一つ、富士フィルターには、帰国後すぐにフィルターについて特別な協力をいただいた。化学反応させるタンクの手前で廃食油のかすを濾過する装置を、こちらの要望に合わせて作っていただいたのだ。フィルターは大容量で何度でも洗浄して半永久的に使えるもの(5月31日のブログですでに掲載)。以前の物だとフィルターに限界があるためその予備を持たなければならかったからスペースの心配がなくなりとても重宝しています。

また、社内でのイベント用にオリジナルTシャツを多数購入していただいたり、次回行なわれるINCHEM TOKYO 2009で写真の展示や購入を通してプロジェクトにサポートしていただきました。展示会場ではそのフィルターを見る事ができるはずです。ぜひ、興味がある方は足を運んでみてください。

来年も引き続き世界のエネルギー事情や写真を通して環境報告、そして未来の地球について多くの方達と話、交流を続けて行こうと考えています。

これからもこのプロジェクトへのご支援、ご協力をお願い致します。

カテゴリー: around Japan | コメントする

青山女子短期大学の学園祭で

今年の2月の話になるが、この青山学院の向かいにある国連大学の地球環境パートナーシップでバイオディーゼルアドベンチャー展を行なっていたときのことだ。

この展示会に青山女子短期大学の学生さんが訪ねてこられたとき、秋の学園祭に出る廃食油の処理に困っているという話が出た。そこで学園祭のときにぜひバイオディーゼルカーで廃食油をとりに来てくれないかと言う話になったのだ。

ちょうど山形から群馬県に南下してきたときだったので、さっそく学園祭で講演と廃食油を回収させてもらうために青山女子短期大学を訪れた。



大学の敷地内にバスコファイブを置かせて頂く。すると不思議そうな目をして立ち止まり、「これは何ですか〜?」と聞いてくる人が後を絶たず。僕はマイクを使って、なるたけたくさんの方に聞いてもらえるよう質問に答えた。



「この車、テレビで見ましたよ」と声をかけてくれる人も多かった。こちらの学生さんから、高校生、お父さんお母さん?や子供連れ、そして若い青年まで。思った以上に反応があり、驚いてしまった。


この日、青山祭は16時に終了し、学生さんたちが出店で使った油をフライヤーからポリタンクに移す作業を手伝う。全部で約35リッターほどの油が集まった。それをバスコファイブに注ぎ、17時半に終了。

じつは今回の油はとても質がよく、バイオディーゼル燃料にはうってつけだった。なぜ「とてもいい油」なのかというと、揚げた回数が少ない、揚げカスが少ない、使用してすぐに回収したので酸化もなかったからだ。油は非常に透明感があり、ほのかに温かかったので、バスコファイブのプラントのフィルターに通りやすく給油にも時間がかからなかった。この油の質は世界を回った中でもベスト3に入るかな!!

学園祭での油の回収は、非常にバイオディーゼル燃料を作るにはいいということがわかった。今後、学園祭行脚でもさせて頂こうかな!?

学園祭では廃食油の処理に困っていることも多い。固める薬品を多く使ってゴミを出していたようだが、それだとコストもかかるし、環境にいいとは言えない。再利用するという意味では、バイオディーゼル燃料にしたり、石けんにしたりするほうがいいかもしれないですね。

カテゴリー: around Japan | コメントする

アドベンだるま

前日の打ち上げの時、十河さんに高崎に来たからには「だるま」を見なければならないと強く勧められる。「高崎だるま」は有名らしい。

そこでこの日の朝、まず青木さんの自宅にバスコファイブを持ち込み、ガレージで電源をお借りして燃料の精製を進める。その間に、十河さんの待つ「吉田だるま」さんにうかがった。




吉田だるまに到着すると、十河さん、吉田さんご夫婦が待っていてくれた。すでに大きなだるまには僕の名前が入っており、願い事があればなんでもだるまに書いていただけるという。好きな四文字熟語はなんですか、と聞かれてすぐにうかばず、ちょっと悩んでしまった。

吉田さんの華麗な筆さばきでみるみる文字ができ上がっていくのにはただただ関心するばかり。これも一つの才能なのだろう。
どうしてそんなにすらすら筆で字が書けるのだろうと聞くと小さい頃から字だけは、書けたそうだ。

高崎を代表する工芸品の縁起だるまは、国内のだるまの80%の生産量を誇る。その最大の特徴は、願い事が金の文字で書かれていること、そしてまゆとヒゲが長寿を表す鶴と亀をさしていること。顔全体が、大地に根をおろし、家内安泰を見守る構図となっているそうだ。ふむふむ。


……と、突然! 金髪の青年がやって来た。彼は世界一周やこのプロジェクトに興味をもっていて、わざわざ話を聞きに来てくれたのだ。現在は大学生で、旅をしながらヴァイオリンを奏でて人を癒すのがひとつの夢だという。

この日、バスコファイブを見て頂けなくて残念だったが、近いうちに群馬再訪の予定がある。その際にまたぜひ伺わせて頂きたい。大小のすてきなだるまを、ありがとうございました。

カテゴリー: around Japan | コメントする

高崎市総合福祉センターで講演

地球市民の日のイベント参加後、午後6時に高崎市総合福祉センターに移動して「暮らしといのちを考える会」主催で用意していただいた会議室で「バイオディーゼルアドベンチャー、地球一周環境報告」の講演をさせていただいた。







今回はいつもよりも少し講演時間が短かったので、限られた時間の中で集まっていただいた方達の興味の内容に応じた話をしようと思い、まずはバイオディーゼル燃料という言葉を聞いた事があるか、世界の環境に興味があるか、旅や冒険的な事に興味があるかなど挙手していただき、新しい試みをしてみた。

午後6時半から始まった講演は、約30名近い方達が集まり、明るい雰囲気の中で進んだ。話の後、会場から質問も多くとても話がはずむ。



室内での講演の後、8時20分ころから外の駐車場に出てもらい、実際の車両をみてもらいながらバイオディーゼルカーの紹介をさせていただく。

参加者が帰った後、最後にサポートしていただいた皆で記念写真を撮った。

豆腐料理屋(アパホテル内)にて夕食会>>


何ヶ月も前からイベントや講演の段取りなど高崎の彼らと時間をかけてきたが、当日はあっという間に時間が過ぎてしまった。しかし、振り返ると実際は1日なのだが3日とか4日とか滞在したように感じるくらい濃い時間が流れたように思う。

打ち上げ夕食会も楽しい会話が飛び交い、ほんとうに話がつきない充実した時間でした。最後に花束をいただき、また会で集めたバイオディーゼルアドベンチャーへのプロジェクトへの協賛金をいただき、本当にありがとうございました。

十河さん、松本さん、飯塚さん、恩田さん、みな初めて会ったとは思えないような素敵な方達でした。

また、高崎に遊びに来て皆さんと美味しい食事をしたいものだ。

Special Thanks for Aoki !!

カテゴリー: around Japan | コメントする

地球市民の日

10月25日曇時々雨。群馬県高崎市では、2000年10月、高崎市及び姉妹友好都市の代表者による「第3回高崎サミット」が開催されたことをきっかけに、毎年10月27日を市民一人ひとりが、地球環境を考え、行動する姉妹都市共通の記念日となり、地球市民の日としているそうだ。今年は10月25日に高崎市庁舎前でイベントが行なわれた。




朝、ホテルを出て駐車場に行くとこちらに寄ってくる人がいた。去年フォーバイフォーマガジンでこのバスコファイブを見ていたが、実際に目の前でみることができると思っていなかったと感激して近づいてきてくれたのだ。なんとフォーバイフォーマガジンの読者であり四駆フリークであった。

午前10時からバスコファイブを市庁舎前に設置すると市から参加者に対してエコバックとバンダナをいただいた。(写真右上)

設営を終えると同時に主婦の方が廃食油を2リットル持って来てくださった。写真左2段目は、バイオカーの設置や電源の確保などお世話になった環境政策課の吉井さん。




高崎市暮らしの会 >>




会長の国峯溌子(クニミネハツコ)さん(写真右上2段目)は80代だそうだが、全然そうはみえない。会では公民館で廃油を回収して、それを集めてセッケンを作り、一般に売っているのだそうだ。その他、マイバッグ運動など積極的に活動されている。このイベントでは牛乳パックから和紙ハガキ制作のデモを行っていた。廃食油を40リットル持って来てくださった。







右上から2段目の男の子「りゅうくん」は、廃食油をプラントに給油するのを自ら買って出てくれた。使命感に燃え、ペットボトルに入った油を猛スピードで注いでくれたのだ!あんなに一生懸命手伝ってくれた子供は今までの中で初めてだ。

後でその子のおばあちゃんがやってきた。孫が途中で迷子になったと思い、彼をずっと探しまわっていたのだという。何かに熱中すると食事も忘れて熱中する子なのだと言っていた。ほんとうにありがたい。彼は将来どんな大人に成るのだろうか。楽しみだ。

下の方の写真は、今回とてもお世話になった青木さんファミリーだ。3人姉妹の内、長女と末娘が廃食油を給油してくれた。次女はマーチング中で残念ながら会えなかった。

高崎市シルバー人材センター>>


高崎市シルバー人材センターの方が60リットルの廃食油を軽トラに積んで駆けつけてくれた。高齢者の方達の技術や経験を社会の為に役立たせようと派遣のボランティア活動をなさっているそうだ。会員や市民と廃食油の回収を一緒に行い月に200リットルほどの廃食油を集めているという。回収場所は高崎で約15か所。暮らしの会とも一緒に行い、暮らしの会で集めた廃食油の運搬も担当している。

回収した後の廃食油は、玉村にある「NPO環境リサイクルサポート」に運び、BDFを精製。10円/リッターで買ってくれるので、そのお金を、中学校の生徒会やくらしの会で活用している。制作されたBDFは、オゼのバスの燃料やパッカー車の燃料となっているとのこと。


高崎市の環境部部長の森下さんと環境政策課課長の黛さんが忙しい合間をぬって見に来てくださった。いろいろ質問をいただき興味を持ってくださったようだ。

お世話になった人達

今回高崎での催しに声をかけてくれた青木氏。20年以上の付き合いでアメリカやオーストラリア、アラブ首長国連邦など一緒に海外に出かけた仲間の一人だ。特に20年前に彼と一緒に行ったアメリカインディアンのホピ族を訪ねたときのことは印象深い。

暮らしといのちを考える会代表の十河さん。PTAの役員やNPO家庭教育再生機構、災害ボランティアぐんま等々精力的にいろいろな活動をなさっている主婦。いつも楽しそうで元気が良く、活動的で頭がさがる。

講演のチラシを作ってくれた飯塚さん。花を生けたり、コンピューターを操るのが得意ななぞのスーパー女性。地球市民では、いつの間にか楽しそうに油を濾してくれていた。

栃木県から駆けつけてくれた志村さん。実は、バイオディーゼルアドベンチャーの地球一周にスポンサードしていただいた富士フィルターの社員なのだ。今回は個人的にバイオディーゼルアドベンチャーのプロジェクトに興味を持っていただき、一度同乗して旅をしてみたいとのこと、そこで高崎のイベントを見に来てくれ、油を濾す作業やイベントそのものを手伝いに来てくれた素晴らしい方だ!
カテゴリー: around Japan | コメントする

久しぶりの高崎市


古くからの友人である青木さんの誘いで高崎市にやってきた。バスコファイブはなんと高崎ナンバー。高崎は実はバスコファイブの故郷だったのだ。海外ではGMTという国際ナンバーをつけていたのだが、GMTは群馬県高崎市を意味する。日本国内を走っていても高崎が群馬県にある都市だとは知らない人が意外と多い。

高崎市は、群馬県ですよ〜!

今夜の懇親会は、青木さんをはじめ、今回の実行メンバーの十河さん、松本さんが用意してくれた。さっそく、美味しいご馳走を食べながら自己紹介。十河さんはPTAや学校の評議会などで青木さんと顔なじみで「暮らしといのちを考える会」の代表も勤める元気な主婦。

松本さんは、化粧師(けわいし)。ただのメイクアップアーティストではない。話を聞いてみるとその人の顔を通して、心に意識を向ける事でその人の中にある光を見つけ、それを輝かせる作業がライフワークでもある松本さん。メイクから心と体のバランスを取っていこうという試みが化粧師という仕事のようだ。(※松本さん、もし説明にあやまりがあれば訂正をお願いしますね!?)

十河さんと松本さんは、公衆トイレなどを自主的に掃除していて知り合ったそうだ。

トイレが縁となり現在は友人となった面白い2人だ。

彼らのつきない面白い話を聞きながらバイオディーゼルアドベンチャーの旅について、また僕が大学を中退してバイクで世界中を2年間走り続けたいきさつなど話しているうちにあっという間に時間が流れて行った・・・。

カテゴリー: around Japan | コメントする