西梶ヶ谷小学校を訪問した後、今度は廃食油から石鹸をつくる市民団体「川崎市民石けんプラント」を訪ねた。
学校から出る沢山の廃食油を回収して、石鹸を作る事で環境を守ろうと今から20年ほど前に設立。障害者福祉および社会教育活動と、川崎市の中で地域資源循環の輪を広げることが目的だそうだ。
同じ廃食油から石鹸ができるということは聞いていたけれど、実際にどうやって作るのか見てみたいと前から思っていたので、貴重な体験ができた。
給油した廃食油:36リットル
西梶ヶ谷小学校を訪問した後、今度は廃食油から石鹸をつくる市民団体「川崎市民石けんプラント」を訪ねた。
学校から出る沢山の廃食油を回収して、石鹸を作る事で環境を守ろうと今から20年ほど前に設立。障害者福祉および社会教育活動と、川崎市の中で地域資源循環の輪を広げることが目的だそうだ。
同じ廃食油から石鹸ができるということは聞いていたけれど、実際にどうやって作るのか見てみたいと前から思っていたので、貴重な体験ができた。
給油した廃食油:36リットル
4月19(日)アースデイ東京の2日目も天気に恵まれ、朝から人の数もスゴイ状態だ。主催者は今日だけで来場者は10万人を見込んでいるという。
朝、ユーズさん(東京油田)のところに集まった廃食油を社長の染谷ゆみさんらの手でバイオディーゼルアドベンチャーのために給油していただく。
昼の12時30分からエコハイブリット・トラックに設けられた特設トークイベントステージで、トークショーをした後、午後1時に日本一周のスタートとなった。渋谷側の入り口ゲートから出発するので、来場者の混雑を見越して20名近いアースデイのボランティアスタッフが、ロープを持ってバスコファイブ号(バイオディーゼルカー)のルートを確保してくれるという想像以上に大掛かりな出発だ。
MCの松原広美さんと鈴木菜央さんに実況中継をしていただきながら大勢に見送られて出発することができました。
アースデイ東京実行委員のみなさん、そして、廃食油を用意してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
行ってきま〜す!!!
アースデイ初日、朝からたくさんの人で混み始める。例年に比べて人の数が多いようだ。
バイオディーゼルアドベンチャーのブースは、ケヤキ並木の南ゲートの真ん前、正面がトークイベント会場の前なので、けっこう目立つ場所にある。
いろいろな方達がバイオディーゼルカーを見つけて現れ、車やプラントの説明におおわらわだ。懐かしい友人や廃食油を集めてもって来てくれた方の熱気でムンムンだ!
昨晩、一緒に夕食を食べた、ウォーキング・ツリーマンことクリフ・スペンガーさんが僕のブースに応援に駆けつけてくれ、ポストカードを配ってくれた。ただでさえ人が多いのにブースの前は人だかりの山となった。老若男女みな、ツリーマンにうっとり、ビックリ! 握手やハグをしたり、一緒に写真を撮るなど大変だった。
ありがとう!ツリーマン
今年の4月18日から19日まで開催されるアースデイ東京にバスコファイブが展示されることになった。
地球を一周し蓄積したノウハウをもとに改良を施したバスコファイブ号を今度は日本を回る事で、バイオディーゼル燃料と車との可能性を実験してみようということで、アースデイ東京を日本一周の旅のスタート地に選んだからだ。
アースデイの2日間で日本一周をスタートできる廃食油を集めますので、応援していただける方はぜひ代々木公園のアースデイ会場まで廃食油を持ってお越し下さい。
また、アースデイ会場の発電燃料はTOKYO油田2017のユーズさんが集めた廃食油をバイオディーゼル燃料にしてエネルギーを自給しています。そのユーズさんからも18、19日に廃食油を分けていただき、このプロジェクトを応援していただくことになっています。
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読売新聞社主催「2008地球にやさしい作文・活動報告コンテスト」に今年1月16日に「バイオディーゼル燃料で地球一周の旅」というタイトルで活動報告を書いて応募していた。このコンテストは地球環境を守るために、個人でもできるアイデアや実践例を募ったもの。応募した作品が3月7日の読売新聞朝刊に1万5千件の応募の中から一般の部で入選したことが発表されビックリした!
26日渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで表彰式が行なわれるので出席してきました。表彰状をもらうのは何十年ぶりのことだろう。なんだか照れくさい。
3月20日、使用済み天ぷら油を回収して廃食油からリサイクル石けんを作り環境を考える啓蒙活動を行なっている「かわさきかえるプロジェクト」の皆さんからのお誘いで、神奈川県川崎市高津区の溝口駅前キラリデッキで行われていた川崎市あげてのイベント、「2009川崎発!ストップ温暖化展」に行って来た!!
温暖化対策に取り組む市民クループ、企業合わせて15団体が出展しており、各々がそれぞれの活動を紹介するブース展示をしていた。また、キラリデッキ中央部に設置した特設ステージでは、グリーン電力を活用したコンサートを行い、歌あり、ピアノ演奏あり、一般参加者による「家エコ宣言」等、賑やかなステージとなっていた。
ステージで20分ほどお時間をいただき、バイオディーゼル燃料で地球一周した話をさせていただいた。司会者からの質問を交え、世界中の人が天ぷら油で車が走る事についてどんな反応があったか、どんなことが大変だったかなど、楽しく話す事ができた。
ステージの後、かわさきかえるプロジェクトのブースで写真などを見ながらバイオディーゼルアドベンチャーの話をさせていただいた。川崎市環境局の方達の熱心さには驚きました。市民と市が手を取り合って素晴らしい取り組みをしていることに感動しました。ぜひ、今度市の環境局にお邪魔させていただきたいと思います。
「かわさきかえるプロジェクト」、そして「特定非営利活動法人 川崎市民石けんプラント」のみなさんお世話になりました。
今回のプロジェクトではバイオディーゼル精製機を荷台に収まるサイズに小型化するために、水洗浄を用いないで精製する方法にこだわった。そのためいろいろなフィルター会社にあたったり、試行錯誤したが、半永久的に使えコンパクトという理由から日本ではまだどの精製機メーカーもトライしていないイオン交換樹脂に目をつけた。
イオン交換樹脂は水の浄化などいろいろな目的に合わせて種類が豊富にあるが、特にグリセリンを除去するのに効果があがるイオン交換樹脂をドイツのランクセス社から取り寄せた。そのイオン交換樹脂を手に入れるのにランクセス日本支社の方達の多大なる協力で提供していただいたのだ。そこで丸の内にあるお世話になった日本支社の皆さんにご挨拶にうかがった。
イオン交換樹脂は、ある種のフィルターとは違い、樹脂の中にあるバイオディーゼル燃料とグリセリンを置換させ化学的に処理をするもので、取り扱いが非常に難しい。ドイツでは、バイオディーゼル燃料を精製するのに大手のいくつかのプラント会社はこのイオン交換樹脂を採用しているが、日本では水洗浄という方法が一般的でイオン交換樹脂を実験して実用化するまでに専門知識と時間、コストがかかるため、どこも手を出していないというのが、実情のようだ。このプロジェクトでは、水洗浄をするためには大量な水と専用のタンクが必要になることと、水質汚染という観点からドライフィルターシステム選択した。
僕に取ってイオン交換樹脂はまったく、未知な物質だった。化学の知識はなかったが専門家に教わったり、工業高校の化学の先生に特別講義をしていただき、必要な知識を身につけ、なんとかその取り扱いを覚えた。温度、流量、スピードなどすべての要素がうまく働かないと効果を発揮してくれないため、その容器の形、燃料のスピードのコントロールなど課題は沢山あった。しかし、おかげで車の荷台だけで処理でき、ノンウォーターの世界初の小型バイオディーゼル燃料精製機を作る事ができたのだ。
ランクセスのみなさん、ご協力ありがとうございます!
インターフェイスの二村さんから最初に連絡があったのは昨年の秋だった。「日経マガジン」掲載の件で、ロシアにいる僕に連絡が入った。
その後、互いに連絡をとりつつ日本帰国後、今度はアメックスの機関雑誌「インプレッションゴールド」でも取り上げたいと言っていただいた。3月15日発売なのですでに手に取った方もいるかもしれないが、巻頭の第一特集で9ページ割いていただいている。
この特集がバイオディーゼルアドベンチャーの概要をうまくまとめてくれているので、初めて会う人にこのプロジェクトを説明するには、わかりすい一冊。今度から人に説明するときのために持ち歩こうかな。(インプレッションゴールドの発行部数は37万部だそうだ。)