チタのオフロードクラブの強力サポート



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シベリア縦横断、4000キロ

深夜、2時半マイナス12℃の中なんとかチタに着きました。

車の後ろに引いているトレーラーが壊れるなどその修理や対応で連日ほとんど寝ていませんが、順調にきています。

ここチタからウラジオストックまで約4000キロを7日ほどで走りきらなければなりません。ビザの期限があるのでどうしても11月9日にウラジオストックから出航するフェリーに乗らなければならないのです。通関等の準備があるので11月5日か、6日にはウラジオストックに着く予定でスケジュールを考えています。

ロシアの道はどこも悪いですが、ここから2000キロが道らしい道がありません。ついこの間までは道がなくシベリア鉄道に車を載せて通過するようなところでした。道を探しながらシベリアの道無き道を走ることになります。

マイナス2℃以下になると通常バイオディーゼル燃料は固まり凍ってしまいます。凍ってしまうと再びエンジンをかけることができなくなるので、ノボシビルスクからは必ず屋根付きの暖かいガレージに駐車しながら進んでいます。今のところ走行中はマイナス12℃でもバイオディーゼル燃料はまだ大丈夫です。(走ってさえいれば、燃料は暖められるので凍りません)

明日からはさらに北に1000キロ北上します。たぶんマイナス30℃近くなるようです。さらにこの5日間は今まで地球一周で走った中で一番の悪路となるでしょう。

タイヤは冬タイヤに履き替える予定でしたが、現地の方たち(4駆のスペシャリスト)のアドバイスでダンロップのRT2は、オフロードや悪路に強いタイヤなので、そのままで問題ないということになりました。そこでタイヤは交換せず、スペアタイヤをもう一つ増やし、ハバロフスクまで目指します。アップダウンがほどんどないので、雪よりも石でタイヤがバーストしたり、パンクすることが一番問題だそうです。そこでスノータイヤを履くよりもタイヤの丈夫さと悪路での運転能力が問われるそうです。

多くの方たちの協力でチタからハバロフスクの間の状況がかなりはっきり見えてきました。速いドライバー2日で通り抜けると言っていますが、我々はトレーラーを含め1トン近い重さの荷物を持っているので5日で走りきる計画を練っています。

チタのスペシャリスト達のアドバイスでどこの町に止まれば、ガレージがあるかも聞きました。ガレージを探している趣旨は彼らが書いてくれたロシア語の紙をみせて対応するつもりです。夜は暖かいガレージに車を駐車させることにします。

また、どうしても外に車を止めなければならないときのために燃料タンク、そしてそのラインを一晩中ヒーティングするヒーターケーブルをウランウデの自動車クラブの協力で徹夜で取り付けました。できることは、すべてやりました。

また、嬉しい事にノボシビルスクの後、各町では自動車クラブやライダー達、そして各地の日本語教師等々、必ずといっていいほどエスコートしてくれる方たちが待っています。ウランウデ手前25キロ地点でトレーラーが壊れ走行不能になったときもウランウデのブリャート人の方たちが何台もの車に乗って大勢かけつけれくれ、あっという間に応急処置をして助けてくれました。

昨夜も夜中の2時でも待っていてくれ、ガレージまで案内してくれるなど、大勢の方たちがこのプロジェクトをサポートしてくれています。そのお世話になった人達が次の町のサポーターにつなげてくれています。

また、日本からも寒冷地でのバイオディーゼル燃料精製についてのアドバイスを多くの方たちからいただいています。メタノールが後2回〜3回反応分が足りないかもしれません。ロシアでメタノールを探していますが、難しい状況は今年の8月からまったくかわりません。

なんとかアイスレーサーが使う燃料がメタノールとわかり、手に入れたのですが化学反応しませんでした。そこで今ある30リットルのメタノールの量をどこまで減らして反応できるのか、または直接植物油を燃料にしようということなど日本のスペシャリスト達とも連絡を取り合いながら対応を考えています。

後、4000キロと1週間ですが、寒さ、悪路、メタノール不足など多くの難題をかかえていますが、明日からシベリアを北上します。

マイナス30℃にもなるといいます。日本から応援してくださるみなさん、そして、海外でもロシアでメタノールを探し、応援してくれる方々の輪がどんどん広がり多くの方たちからメッセージが届いています。

多くの方たちに感謝の気持ちを送りたいと思います。今後も応援、どうぞよろしくお願いします。

PS.チタではパベルさんを含め、オフロード協会のメンバー達に本当によくサポートしてもらっています!!! ありがとうございます。それから野口さん、パベルさんを紹介していただきありがとうございます。

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アイスバーンで転倒


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ウランウデの仲間達

ウランウデの手前20km地点でトレーラーが走行不能になった。すぐにブリヤート人の自動車クラブのメンバーが助けに飛んできてくれた。

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イルクーツクのセルゲイさん


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いよいよイルクーツクへ

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10ルーブル札の教会

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クラスノヤルスクの快男児





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ついに氷点下の朝



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PEOPLE’S、そして別れの時

10月18日(土)朝3℃、日中8℃ 雨午後にヒョウが降った。

朝7時半、イゴルの車でガレージに向かう。出発の準備に午前11時ころまでかかる。久しぶりの移動なので、パッキングに手間取る。ここで冬に備えてずいぶん買い物をしたので荷物が増えてしまったからだ。イゴルの両親、ベラとビクトルがガレージまで見送りに来てくれた。そして、別れ際にプレゼントを僕らにくれる。お世話になりっぱなしなのに、お土産までもらうなんてとんでもない、こちらがなにかする側なのにと、手を握り合って感謝を伝えて出発した。

なごりおしいガレージを後にしてイゴルとアンナのラダで先導してもらいレストラン「ピープル」を6軒ほどまわる。おもったよりも大量にそれもきれいな油が集まった。思ったよりも量が多かったので、午後3時まで廃食油の回収にかかった。


ノボシビルスクの出口までアンナ達の車で案内してもらいカフェでお茶をしてから別れた。細かい雪が降り始め、すでに冬が近づいていることがわかった。2人との別れは、家族との別れのようでもあり、とても去りがたい気持ちになった。

雪の降る中、トムスクについたのは7時をまわっていた。なんと寒い中、アナスタシアはトムスクの入り口で待っていてくれた。彼女とはモスクワにいるころから連絡を取り合っていたので、懐かしい感じもするが、2ヶ月という時間が流れていた。やっと、声だけでなく実際に会う事ができた。彼女は思ったよりずっと若く、明るく素敵な女性だった。

まずはトムスクのホテルに案内していただき、前のガレージを借りて、夜9時ごろ食事、夜12時だがいつもよりはやめの就寝をする。

走行距離:274km
廃食油:308L
お世話になった方:アンナ&イゴル(Anna&Igor Sitnikov’s)、ニック、Vera, Victor、アナスタシア
Dobrovolskiy Andrew, manager of the grill-bar’s conception in the “Restorator” company, which is the owner of the grill-bar’s chain “People’s”, “Angar”, “Depo”. Andrew organized process of gathering oil in the grill-bar’s chain, as a result – 308 liters of good oil.

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