ウファ滞在

9月13日(土)雨 午後16℃

この旅の記事を連載している雑誌の原稿を書き上げるためにウファ滞在を決意した。日程が遅れ気味で先を急ぎたいところだが、この先インターネットに確実につなげる可能性が薄いためインターネットにアクセスできるこのウファで原稿を送ってしまおうというわけだ。その間、ユースケには燃料の精製をどんどん作ってもらうことにする。連日の雨と寒さで作業は大変だが、駐車場で電源も分けてもらえるのでここは燃料を作るのにいい場所でもあるのだ。

ウファでインターネットカフェを見つけるのは至難の業だが、見つけたカフェも持ち込みのラップトップをつなぐことは断られてしまう。他にもWIFIのできるモールやレストランも見つけたがマッキントッシュのPCはなぜかうまくつながらない。なんとマクドナルドがフリーでWIFIができるため、マックに入り浸る。店内にあるコンセントを使ってもぜんぜん問題ないので、コーヒーやマックを注文しながらマックをインターネットカフェ状態で使う。ちなみにマックがウファにできたのは今から5年前だそうだ。朝から晩までお客が絶えない。大繁盛だ。これもビックリ!

ホテルの前で会った学生たちと話しをする。Maksim Arefyev(18歳)とTimur Sahibgareev(21歳)で建築士を目指しているという。彼らの話によるとウファでは15の大学があるそうだ。ウファの特徴は自然がきれいだと口を揃えて言う。ウファはBashkortoston(バシコルトスタン共和国)という国の首都でここも石油が出るのだそうだ。彼らはバスコファイブについて旅について色々質問してきた。とても気さくで気持ちのいい青年達だった。

距離:21km
AVG:8.6
廃食油:0
お世話になった方:(学生たち:Maksim Arefyev(マクシム アリエフエフ)、Timur Sahibgaev(チムル サヒブガエフ))

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ウファへ

9月12日 (金)晴れ後雨 11℃

朝,8時半にMotel「Naberejnye Chelny」を出発。Ufaに向かう。午前中は天気がよかったが段々と天気が崩れてくる。午後1時燃料がなくなったので作りおきしていたバイオディーゼル燃料をジェリ缶から移し40リッターを足す。


午後2時半ウファに着く。ウファの中心街でマクドナルドを発見、やはりインターネットがフリーで使えた。ここのところインターネットにつなげなかったのでさっそくEメールのチェックとブログアップにかかる。ユースケとナジーラにお願いしてインターネットを使ってウファのホテルを探してもらう。高そうなホテルしかインターネットに載っていないのでマックにいた学生たちに聞いた。新聞広告でアパートが安く貸しに出ているのでそれを調べたらどうかとアドバイスをもらう。今までの経験からマックの前に停まっていたタクシードライバーに安ホテルを聞く。なんと500ルーブルくらいのホテルが10km以内にあるというのでナジーラをタクシーに乗せてホテルまで案内してもらう。午後8時にホテル着。近くの守衛のいるパーキングに車をとめることができた。


距離:300km
午後のAVG: 9.6
配食油:0
お世話になった方:(学生たち、タクシードライバー)

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ダカールラリーのモンスター、カマズ訪問

午後3時半、Naberejnye Chelny(ナベレジニエ チエルニ)のKama という川を過ぎたあたりでカマズのRobertが迎えに来てくれる。Kamaz(カマズ)のファクトリーに着くとテレビ局のクルーとVladimir Chagin(ヴラジミール チャギン)が待っていた。RenTV-Naberejnye Chelny(Ren TV-ナベレジニエ チエルニ)のジャーナリストーYuliya Bulyga(ユリア ブルガ)が僕らをインタビューし,プラントの説明を求められる。バスコファイブがカマズのファクトリーのガレージに入るなり、ダカール用のトラックを整備していたメカニックが車の回りに集まってきた。ここまでバイオディーゼル燃料だけで来た事を聞くとみんな驚いていた。質問がいろいろ飛び交い、燃料の精製の手順について詳しく説明する。とても興味津々だった。中にはエンジンをかけて排気ガスの匂いをチェックする者もいた。「ほんとうにディーゼルの匂いがしない!」と驚いていた。


Vladimir Chagin(Rally driver)は、ダカールラリーに17 回参加している大ベテランだ。Kamazのチームはダカールで7回優勝している。そのうち5回はVladimir Chaginのチームが優勝し、2回はKalirovとMoskovskyhのチームが優勝している。カマズチームは今年で20年目の参加となる。現在、整備しているKamazは10台この工場で行なっている。いずれも次回のダカールに出場するためだ。

Vladimir Chaginさんは工場にあるKamazチームのジム、スパ、プール、カフェ、リラクゼーションルームなどを持ち、選手やチームが自由に使える施設を確保している。カマズは1976年から国営のトラック製造会社で今でもロシアの軍用車やバスなども作っている。

Kamazチームのマスター(team leader)Yakubov Semen (ヤクボフ セミョン)にお会いして記念写真を撮る。



距離:
AVG: 5.1
配食油:75リッタ、メタノル−90リッタ、Kamaz(カマズ)12リッタ
お世話になった方:(VladimirChagin(ブラヂミル チャギン)ーラッリドライバー、Vartanyan Alexei(ワルタニャン アレクセイ)−ドライバーさん、YuliyaBulyga(ユリア ブルガ)−RenTVジャーナリスト、Robert(ロベルト)カマズのドライバー、YakubovSemen(ヤクボフ セミョン)−カマズマスター)

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カザン出発の日

9月11日(木)曇時々雨 16℃

朝、TATneftehiminvest-holding社にこれからカザンを出発するのでお礼にうかがう。午前10時の出発予定だったが、首相の直筆サイン入りの国際展示会の特別参加賞を贈呈してくださるというので待つことになった。午後11時その参加賞表彰状がTATneftehiminvest-holding社に届いた。副社長と社員の方達から簡単なセレモニーの後、賞状を授与される。廃食油を集めていただいたり、車を置かせていただくなど大変お世話になりました。ありがとうございます。

業界で有名な「タイム&マネー」紙の朝刊の第1面には、このバイオディーゼルアドベンチャーのことで占められていた。

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第15回石油、ガス、石油化学国際展示会に特別参加

9月10日(水)曇 8℃

午前10時に15回石油, ガス, 石油化学国際展示会の会場に着いた。TATneftehiminvest-holdingの計らいでこの展示会に急遽出展することになったのだ。会場の真ん前に車を置かせてもらった事もあり、開場するとあっという間に車の回りに人が集まってきた。オイルエキスポということもあり、カザンではかなり大きな展示会なのだという。プラントを見て中には密造酒を作るサマゴンと間違える人もいる。アメリカではエスプレッソマシンと言えばけっこう受けたが、こちらではサマゴンがけっこう受ける。

さっそくプラントに説明をする。バイオディーゼルという言葉を初めて聞いたという人もいれば聞いた事があるテレビでやっていたというものもけっこういる。天ぷら油で走ると聞くとみな驚く。どうやったら買えるのか、売ってくれという人,色々な人がやって来て面白い。中には科学者、新聞記者、学生、会社員などがいた。

10:30 ”StudioNijnekamsk Neftehim”(スツヂオ ニジネカムスク ネフテキム)というテレビチャネルのジャーナリストが来た。ジャーナリストのUrazaikin Alexei からプラントについて質問を受ける。


タタルスタン首相の訪問


午後3時、タタルスタンの首相、 Rustam Nurgalievych Minnihanov (ルシタム ヌルガリイウチ ミニハノフ)氏が会場に入るなりまっすぐバイオディーゼルカーの方に向かって歩いてきた。顔をみてダカールラリーで会った事を思い出した。彼はカマズというロシアのトラックでダカールラリーに出場したことがある。すでに彼は僕の話を聞いていて会いにきてくれたのだ。さっそく、プラントについて説明してくださいと言われ、簡単に作り方を説明する。この後も無事旅を続けるよう祈っていますと言われとても力が沸いてくる。

Nijnekamsk Neftehim(ニジネカムスク ネフィテヒム)氏の話によるとKazanでは一年に2700万トンの石油が出るという。ロシア全体では200000万トン石油が出るが彼の工場があるNijnekamsk(ニジネカムスク)では900万トン石油が出るそうだ。Nijnekamsk(ニジネカムスク)では石油からゴムを作っている。ゴムの種類は100以上あり、車のタイヤから靴、エアコンなどいろいろなゴム製品を作っている。日本と取引もずいぶんあるようだ。


(写真右上)今度はタタルスタン初代首相のEbirov Muhammad Galyanovych (エビロフ ムハマッド ガリヤノビチ)氏がバイオディーゼルカーを訪問してくれた。とてもバイオディーゼル燃料に興味があるという。

“Vremya i dengi”(ブレミャ イ デンギ)と”Biznes on line”(ビジネス オン ライン)という新聞の記者にインタービューを受け、一般客から質問や旅の話、日本の話など話はつきなかった。午後4時からタタルスタンの”TNV”というテレビ局のジャーナリストYuliana Semenova (ユリアナ セメノワ)の取材を受ける。このプロジェクトの目的の一つでもある地元の人達との交流という意味ではとても良い機会となった。こんな機会を作ってくれたTATneftehiminvest-holding社に感謝したい。

走行距離:16km
廃食油:220リッターもらうが使えたのは75リッターだった。
お世話になった方:Ilgizar Allyatdinovych (副社長)、Urazakin Alexei(工場のジャーナリスト)、Zilya(秘書)、Shapiro Elena(”Biznes on line”のジャーナリスト)、Lukyanenko Nina Dmitrievna(ベラルシアにある石油工場のエンジニア)、Rustam Nurgalievych Minnihanov(タタルスタン首相)、Ebirov Muhammad Galyanovych(初代首相)

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カザンからの招待

9月8日(月)晴れ 28℃

OAO”TATneftehiminvest-holding”からの熱い依頼からルートを変更してカザンに寄ることにした。このカザンはロシアで一番多くの石油やガスが出る所だそうだ。会議室には社員一同、国立技術大学の科学者、新聞記者などが集まった。バイオディーゼルアドベンチャーにすごい興味を持っていただき、とてもビックリだ。この会社でもゆくゆくバイオディーゼル燃料を作りたいと考えているそうだ。

距離:0
廃食油:220リットル
お世話になった方:TATneftehiminvest-holdingの社員:社長ーYarulin Rafinat, 福社長ーAkchurin Marat, 福社長−Gubaev Shamil, 福社長−Mustafin Haris, 福社長−Yakushev Ilgizar, 社員:Gibadukov Mingazi, Salihov Ilfat, 科学者:Gabitov farizan, Gumerov farid, Sirotkin Alexandr.

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中には親切なポリスも

9月7日(日)晴れ 26℃

8:30 Motel出発。カザンの会社の社長の勧めでNijnyi Novgorod という町に着いて観光をする。AlexandrNevskogoという教会に来た.1867年に工事をし始めて,教会を建てるのに14年間かかったそうだ。すばらしい教会だった。日曜の朝だったのでミサに遭遇する。素晴らしい歌声に聞き惚れる。

道を迷っていると警察官のVadim さんが親切に道を教えてくれる。今までだとすぐ車を止めてワイロを要求するが、彼はニコニコと手招きしてこの街をみるならここへ行った方がいいと地図を書いてくれた。日本製の車(三菱ランサー)を持っていて日本製の車に興味を持っているそうだ。

11:30 Krasnyi Kreml, Volga に来た。ボルガ川を丘の上からゆっくりみることにした。

Kazan に行く途中で事故があったため渋滞にあう。Kazanについたのは夜の8時半をまわっていた。TatNeftehim HoldingのZilya さんが彼氏と迎えに来た。渋滞の中、彼らの車に付いて会社まで行き、バスコファイブを会社の駐車場に保管して21:40にホテルに着く。

距離:
AVG- 9.4
お世話になった方:(警察官のVadimさん、KazanのZilya さん、Zilyaの彼氏Eldarさん)

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モスクワを出発〜東へ〜

9月6日(土)晴れ 25℃

モスクワ出発の日。

朝、アレクサンドル君がオムレツを焼いてくれる。

アレクサンドル君の車で午前10時にガレージまで送ってもらう。トレーラーに荷物を積み込みパッキングに時間がかかる。準備ができた後、ガレージの人達にメッセージを描いてもらい、ビデオインタビューを行なった。午後11時ごろコンスタンチンがバイクで会社に来る。スピード違反で捕まったそうだ。

13:25 モスクワ出発。中心地を避けて北上し、環状線を使って東へ延びるM7に出た。約20キロを渋滞の中1時間ほどかかってやっとモスクワから離れる事ができた。土曜日ということもあってか郊外に出かける車も多いのだろう。交通量は相変わらず多い。

19:20 モスクワから約300kmほど離れたIllevniki(イレヴィニキ) の近くで午後7時を過ぎたところでMotel をみつけた。今日は遅いのでここに宿泊することにする。ホテルはカフェレストランの2階にあり、シングルの個室が700、ツインが1100だった。トイレとシャワーが一つになった小さな洗面所があり、ベッドはスプリングがへたった小さなシングルベッドだった。駐車場代として100ルーブル支払う。夕食は、まあまあ美味しかった。サウナとプールがあるらしいがどこにあるのかわからず午後11時半就寝。

車両は,トレーラーといっしょにチェーンを巻く、ハンドルロックをかけて寝る。

距離:332km
お世話になった方:(Alexandr、Pavel-社員、Alexei-ドライバー、Konstantin-M-Artの社長)

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誠司さん






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赤の広場で



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