5/28_29 『ROCKS TOKYO 2011 』 _01

新木場「ROCKS TOKYO2011」がついに開幕! 2年目となるこの野外フェス、
僕たちバイオディーゼルアドベンチャーも急きょお招き頂き
被災地での支援活動や現地の模様を展示発信することになったのです。
ブースの壁には、被災地で撮影した写真を展示。
そして被災地で撮影した動画も見てもらえるようにモニターを設置。
その横にはバスコファイブを展示してスタートです。

開催期間は28〜29日、ちょうどこの週末はなんと台風の影響により
ものすごい天気です。しょっぱなから雨が降り始めました。
しかし、風量と雨足が強くなるいっぽうで、客足は驚くほど増していきます。
レインコートやポンチョをかぶったお客さんたちが
次々と湧き出るように集まってきました。
とくに若い世代、20〜30代の年齢層が多く見られました。



↑左下の写真、BSジャパンの1時間番組「てんぷら油で地球一周」のディレクションをし、さらに今回の動画を編集してくれた及川ディレクター(左から2番目)、同番組でエンディングテーマ曲を歌ってくれたバンド「mumrlot」の歌姫トモミさん(左)、作曲してくれた音楽家のトシくん(真ん中)が遊びにきてくれました!!
現在、被災地支援を行う様々なプロジェクトに関わってくれています。


「車が大好き、かっこいい!!」とのことで雨の中2日間立ち寄ってくれた親子さんも↑。パネルに散りばめられた写真もじーっと見ては指をさし。また何年後か、大きくなったら会おうね、楽しみだな。


被災地の写真を見て、ブースに入って声をかけてくれた女の子二人。↑
聞けばお二人とも宮城からいらしていて、被災者だったのです。
「じつは宮城県から来たんです。来るのもやめようか…と思っていたんですが、やっぱり元気だして来ようって思って。この車すごいですね、ぜひ地元にも来てください、子どもたちに見せてあげたい」と、とびきりの笑顔を見せてくれました。


↑ 福祉に興味をもつ女子大生二人。このイベントではゴミ回収スタッフとして働いています。バイオディーゼル燃料のことについて、熱心に聞き入り、とても気に入ってもらえました。進路に悩むお年頃です。


↑ 「被災して、現在は関西に住んでいます」というお二人も、わざわざブースまできて声をかけてくれ、その状況などを聞かせてくれました。
今回はエネルギーやバイオディーゼルに興味のある方だけでなく、東北被災地に関わっている方や、親戚がいるという方にたくさんいらして頂きました。みんな、立場や環境や住むところが違えど、心の中でいつも被災地のことを想っていました。
じつは被災地の現状を伝えるためにイベントに参加するとはいえ、東北を離れるのはとても辛かったのですが、こうして関東で皆さんと交流し、現状をお伝えし発信するという、学び多き貴重な機会となりました。

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5/28 がんばっぺし広場で支援 @ 吉里吉里

本日は、山田町・吉里吉里のイベント「がんばっぺし広場」で支援です。
場所は「堤乳幼児保育園」。
無料バザー形式で、地元吉里吉里の方を中心に設けられたこのイベント。
「物資をもらえる、とりにくる、ただそれだけの場所ではなく、地元の人々が交流できる場所を設けたい、子どもたちも参加できるイベントにしたい、そのうえで本当に必要なモノを必要な量だけ手にできる場にしたい……」という想いが込められています。


↑↓ 「バイオディーゼルアドベンチャー」チームは、一歩さんのメイク会を実施。
メイクを通して、肌やお顔をいたわり、心と体を元気になってほしい、そんな活動です。
大人の皆さんはもちろん、地元の子どもたちも「私も私も!!」と、眉を整えたり、紅をひいたり。何度も来てはメイクを楽しんでくれました。
それにしても子どもたちは元気いっぱい。周りでは笑顔が絶えませんでした。

↓今回は写真のプロジェクト「SMILE PHOTO PROJECT」とコラボです。
一歩さんがメイクをした方々や、撮影したい方々へ、このスマイルチームが撮影、プリントしてプレゼントをするという企画。
津波で大切な写真もまるごと流されてしまった方がたくさんいます。そういった方々へ、写真を通して元気と思い出をお届けするプロジェクトです。
はじめはちょっぴり遠慮がちだった皆さん。でも子どもたちが一度撮影に来てくれたら、次々と皆さんが来てくれました。携帯に保存してあった写真のプリントサービスも行いました。

さらにシンガー・さちさんの友人であるチェロ奏者とソプラノ歌手、こまらない独楽……と音楽の演奏も。
会場のこちらの保育園、300名近くの方が集い、「床がぬけるのでは!?」と心配されるほど!! 屋台あり、物資あり、そして音楽もあり……とたくさんの方とイベントを楽しみました。朝から昼過ぎまでのイベントでしたが、被災者の皆さんと共に、バイオチームもじつに濃い交流の時間を過ごしました。
来て頂いた皆さん、ありがとうございました。

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5/27 活動リポート(4) ー 釜石市 ー

【甲子林業センター避難所】

<<お届けしたもの>>
◎アイロン ◎アイロンマット ◎入れ歯洗浄剤をお届け
こちらの避難所では10代〜70代まで36名(男16,女20)が生活。
これと言って他に必要なものはなく、仮設ができるのであと1ヵ月でクローズ予定。
——–仮設に関してお話を伺いました
「仮設に入る優先順位として、お年寄りや子どもが多い世帯が優先になっている。ところによっては老人だけが集まる所も出てくるかもしれない。一人になった時に、どうやってまわりとコミュニケーションが取れるか、いい考えが欲しい。作為的にやったらいいのか、自然がいいのかわからない。若い人はケータイで人とつながるけれど、コミュニティを絶たれたお年寄りはどうしていくのか。特に独居の男性高齢者。料理もできない、ごはんも炊けない、町内の人もいない中で、どう暮らしていくか、その手助けになる、知らない人同士の新しいコミュニティの形成を助けられる活動が必要だろう

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5/27 活動リポート(3) ー 釜石市 ー

(2)からの続き
【釜石市 嬉石町 】
釜石から南へ45号線を走る。釜石大観音の手前、松原町の隣町が嬉石町だ。
写真の手前が嬉石町。釜石港を挟んで対岸は港の北側、東前町付近。どちらも津波の被害をうけた低地エリアだ。

【釜石市 甲子小学校】

このプロジェクトで震災後すぐに物資をお届けした甲子小学校。
現在では、65歳以上7人、大人24人、高校生4人、中学生6人、小学生13人、就学前2人
合計17世帯 56人が避難生活をしています。


前回第一弾、昨日第二弾で段ボール家具が届いたそうです(写真左)
震災当初から校庭は自衛隊車両と支援関連の車でぎっしりと埋まっていましたが、現在は校庭の半分が自衛隊車両と野営地、半分では体育の授業が行われていました(写真右)

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5/27 活動リポート ー 唐丹町 花露辺・本郷地区 ー

【唐丹町花露辺(かろべ)地区 】



↑ 低地の方の民家が津波被害にあいました。小さな漁船は何隻かあり、一隻漁に出ているような小舟も。湾の奥から海側を見ると、防波堤が原型の並び方を留めず、崩れているのが見えます。

【唐丹町 本郷地区コミュニティ防災センター避難所】

避難所には4世帯11名
地域では69世帯のうち50軒が流され、40軒100名が知人宅に身を寄せている。
もともとの人口は500名。うち3名が犠牲になった。
食事や衣類は間に合っているが生活必需品に不足がある。
「洗剤、化粧品、シャンプーリンス、作業着、男性の下着、安全靴、女性の衛生用品」
「野菜と果物」はもっと欲しい
<<お届けしたモノ>>
◎長靴 ◎入れ歯洗浄剤 ◎サランラップをお届け
—-仮設に関して
仮設に入れば「収納ボックスや段ボールの棚」などが必要になるだろう。
仮設には冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ガスコンロ、炊飯器はあるが、「扇風機や掃除機」はない。それも仮設に入る人、仮設に代わるアパートに入る人、県が指定した民間アパートに入れば支給されるが、そうでない場合には支給はない。自宅が半壊指定され、直して入っている人には支給されない。物資についても、知人宅に身を寄せる在宅避難者は泊まるだけでなく、炊き出しもないため、食べることについても居候先で世話になっている状態。ここでは本部から入ってくる物資をそういった周辺世帯へ供給する場にもなっている。
旧釜石商業高校、小白浜に仮設住宅が建ち、6月中に入居予定。
この避難所に暮らす方々は全員仮設が当たり6月には移転予定だそう。

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5/27 活動リポート ー 唐丹町 荒川地区 ー

【唐丹町 荒川地区】 
荒川付近の様子。三陸鉄道の線路や鉄橋もずたずたに壊れていました。

【唐丹町 荒川集会所避難所】
じつは昨日、やまの号は洗車のため釜石のGSへ立ち寄ったところ、ここ唐丹町荒川地区の避難所から通うスタッフ新張さんとお話しができ、「自分たちで炊事をしている」とのことでしたので、お米をお届けすることを約束。
こちらでは9世帯22人が暮らしており、自衛隊の白米支給ではなくすべて自分たちで炊事されているそうです。
8歳1名、中学生1名、高校生2名、全員男の子。70〜80代2名。女性は全部で6名。
物資は来ているし困っていないと始めはおっしゃっていましたが、
よく聞いてみると
「女性のスニーカー」「夏物の半袖」「日焼け止め」が欲しいとのこと。
<<お届けしたモノ>>
◎お米
◎入れ歯洗浄剤
◎長靴
◎ラップ
をお届け

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5/26 釜石市教育委員会へPC機材をお届け

5/26 本日のやまの号クルー:サチヨさん、ルイスさん
廃てんぷら油を燃料に走る “WVOやまの号”は
本日釜石〜大船渡方面を支援活動に巡回。快晴でとても暑い気候、風ややあり。
大船渡付近では海は穏やかですが、
海上でヘリコプターがホバリングしながら何か捜索中の模様です。

【釜石市教育委員会】
昨日の「ブラックカマリンズ」バンド練習に参加していたメンバーに教育委員会の方がおられ、ルイスさんがもってきたPC機器類を、釜石市の教育委員会でお役立て頂けることになりました。早速、お渡しへ。左は総務学事課長・久喜眞さん、右はスタッフのルイスさん。

<<お届けしたモノ>>
◎プリンタ4台
◎スキャナ1台
◎PC1台
◎デジカメ2台
久喜さんによると、
「津波で流された学校が3校ある。学校へ支給されるものの他、現場では先生方が自宅や車の中でも仕事ができるような、自由に使えるパソコンも必要とされている。ニーズを見ながら、必要な所に配布します」
その後、久喜さんに学校の様子をうかがいました。

—-必要なもの、心配なことは?
「必要な物は日々変わり、学校単位でも全く違います。今年の修学旅行は積み立てが終わっているから時期をずらせば行けるだろう。問題は来年、再来年の子ども達。積み立てもできない、支援の熱もさめているだろう。子ども達を修学旅行へ連れて行くプロジェクトなど、何か対策が必要だろうと思っています」

—-子どもたちやご家族、先生方のご様子は?
「先生や子どもはもちろん、親の心のケアも長期的に必要です。福祉ボランティアに長期的にいて欲しい。しかし今回の震災で、学校不適応や不登校の子供達がいなくなった。避難所や学校で様々な人と接し色々な事を学んだのだろう。子ども達の方が前に向かって生きている感じがする」

—-夏へ向けての問題は?
「夏から水泳の授業をどうするかが問題になっている。津波で家族が流された、自分も水に浸かったという子どもも多い。どう対応していくか問題です」

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5/25 被災地の車窓から



(上の写真3シーン)中学生と小学生が手をつないで遠くへ遠くへ避難していって全員無事だったと「釜石の奇跡」と言われ全国的に有名になった 鵜住居小学校(361名が避難)と釜石東中学校(222名が避難)の写真。
避難して約10分後、この校舎は津波にのまれました。
鵜住居小学校の校舎の3階には今も自家用車がつきささったまま。校庭には周辺から集積された瓦礫の山が、日に日に高くなっています。


(上)鵜住居の宝来館にも近い「根浜レストハウス」
穏やかな波の白浜ビーチが南北2kmに渡って続き、キャンプサイト30区画も隣接する人気のビーチ。ボードセーリングやヨットなどのマリンスポーツも盛んに行われ、ハマナスの群落でもあった場所でした

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5/25 活動リポート(3)

【大槌ふれあい運動公園】 無料バザー

自衛隊の青空市です。
◎サランラップ
◎婦人服
◎子供服   をお届け。
皆さんの要望を聞き込みすると「夏服が欲しい」と口々に仰られました。

【バンドのリハーサルを見学】

釜石のバンド「ブラックカマリンズ」の練習を見学。
6/6に仙台で開催される「とっておきの音楽祭」のステージへ向けての練習です。
ギターとボーカルは全盲のミュージシャン・小笠原さん。
山田周生の友人の妹さんである、シンガーのさちさんも出演、
釜石市役所の職員が3名、そのうち1名は手話でも奏でていました。
ブラックカマリンズは地元が被災し、出演を悩んだそうですが、
今だからこそ演奏してほしいという音楽祭からの応援もあり、
出演を決意されたそうです。
今こそ、音楽でみんなで元気に!!
ブラカマの皆さん、頑張ってくださいね。
釜石を始め、大槌や南側でもバンド活動をされている方も多く
被災したミュージシャンへ楽器を贈る
「楽器を贈ろうプロジェクト」もバイオディーゼルアドベンチャーでは進めています。
ぜひ皆さんの応援をお願いします。

【釜石市教育委員会】
バンド練習に参加していたメンバーに教育委員会の方がおられ、ルイスさんがもってきたPC機器類を、釜石市の教育委員会でお役立て頂けることになりました。こちらの教育委員会から困っている学校へ随時届けてくれるそうです。
早速、お渡しに伺いました。左は総務学事課長・久喜眞さん、右はスタッフのルイスくん。

<<お届けしたモノ>>
◎プリンタ4台
◎スキャナ1台
◎PC1台
◎デジカメ2台

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5/25 活動リポート(2)

【大槌町 安渡小学校避難所】

<<お届けしたもの>>
◎防塵マスク100個
◎長靴15足
◎保護メガネ50個
◎革手袋2組

「6月1日から漁業組合主導で、海に流れたロープや網などを拾う作業が始まる。漁業関係者40人程度でやる予定で、長靴、作業着、手袋、マスク、ヘルメットなどの作業用品が早急に必要だった。助かる。作業用品を買うのにも、内陸まで行かなければならず半日がかりだ」と喜んで頂きました。
物資を支給して頂いた皆さん、ありがとうござました。

給食室では今日も、炊き出しを担当するお母さんたちが働いています。
「これまで自衛隊からおにぎりが支給されていたが、この日から自分たちで盛りつけることになった。器にラップをかけてご飯を盛るつもり。おかずの盛りつけ用にアルミカップ8号よりも大きいのがあれば」とのこと。


ここ。安渡小学校の校庭に建設中の仮設住宅です。
かつてQちゃんこと高橋尚子さんが子どもたちと走ったグラウンドに、ついに建ち始めました。
この場所へ入る道は狭く、最後には低い鉄橋のようなものがあり、大きな重機が入りません。そのような具合で、こつこつと木造の仮設を建てているというわけです。

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