5/12 おさなご幼稚園へ ミシンと優しいマッサージ

大槌町桜木町にある被災した「おさなご幼稚園」へミシンをお届け。
「うっそ〜」と口に手をあてて驚かれた先生方。
園長先生は涙を浮かべて喜んでくれました。
「ミシンがあったら子どもたちのものも、保育園のものも手作りできる」
信じられない、ありがとうと何度もお礼を仰られました。
ミシンを送って頂いた皆さん、ありがとうございました。
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助産師のマイコさんが行うのは、ドイツ発の「アインラインブング」という優しいマッサージ。幼稚園の先生方は「ぜひ受けてみたい」と興味をもって、事務室にある大机をわざわざ移動してスペースを作ってくれました。このマッサージはとても柔らかく優しいもので、今日はラベンダーのオイルで手と足をごくやさしくもんでいきます。
「ラベンダーの香り、いい香り」「気持ちいい、温かい、寝ちゃいそう」など気に入って頂けたようです。「冷え性なんです」と言っていた先生は、終わると「足が温かい!」と笑顔を見せてくれました。

子供たちが帰ってから、先生方お2人には手と足のアインラインブングを覚えてもらいました。とても簡単な動きです。
「落ち着かない子や不安そうな子、夜眠れない子に、足のアインラインブングはとても効果があります。先生達からお子さんのお母さんたちに教えてもらえたら。そしてお母さんが自分のお子さんに夜寝る前にやってあげられるといいなと思います」とマイコさん。ラベンダーオイルを1本、差し上げてきました。

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5/12 本日の仲間たち

5/12 廃てんぷら油を燃料に走る”WVOやまの号”
本日のクルーは左から編集執筆・翻訳家のサチヨさん、東京で助産婦さんをされているマイコさん、音楽家のトシクン。女性お二人は釜石出身です。
物資と優しいマッサージをお届けします
今日もよろしくお願いします!!

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5/11 活動レポート(2)金沢小

避難所・金沢小学校へ
◎ミシン
◎アイロン&アイロン台
◎洋裁・裁縫セット  をお届けしました。
まずおおはしゃぎで箱を開けてミシンを手にとったのは倉さん。
倉さんはここ、金沢地区の3か所のまとめ役をしている男性です。本職は大工さんで物づくりが大好き。そして洋裁のお店を営んでいたというお母さんが飛んできてくれました。
倉さん自ら針に糸を通して試しぬいが始まり、
洋裁のお母さんと一緒にすぐにすそ上げタイム。あっという間に「はい出来上がり!!」と完成してしまいました。そのうれしそうな皆さんの笑顔といったら!!


物資で運ばれてきた衣類には、ちょっと手を加えれば使えるモノやリメイクできるモノがたくさんあります。ミシンはそれらの洋裁にとっても便利です。
こうしている間に子どもたちも集まってきました。彼らも洋裁を教わることができます。地域ぐるみの家庭科の授業にもなって、すばらしいですね。
倉さんも何か作っていましたが「後でのお楽しみ!」ということでした。
何を作るのでしょうね!?
ミシンをお送り頂いた全国の皆さん、ありがとうございました。
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男性陣は子どもに「キャッチボールしようよ」と誘われて、グラウンドでキャッチボール。いい汗を流しました。
このグラウンドの半分は自衛隊の車の駐車場となっています。今後は仮設住宅も建つのだそうです。
写真右は、今日の “WVOやまの号” クルー。
左から、メイクのモコさん・一歩さん、一緒に遊んだキッズ、そして音楽家のトシクン。撮影しているサチヨさん、でした。
今日も廃てんぷら油を燃料に無事に元気に物資をお届けしました。

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5/11 活動レポート(1)大槌町・安渡小→おさなご幼稚園

**** 大槌町・安渡小学校 ****


つなぎ×60(Lサイズ以上)
革手袋×80
ワークシャツ×34
防塵マスク×15
マスク用フィルター×100
防塵メガネ×15
メガネ+マスク×5
をお届け。上記の作業着類は自宅や町のがれきを作業する際に使います。市からの支給物資として若干は届くものの、まったく数が足りず、さらにL〜LL以上のサイズがなかったとのことで、非常に喜んで頂きました。
「作業着募集」のツイッターを見て、ご協力を頂いた皆さま無事にお届けしています、ありがとうございました。
被災地では砂塵や埃がまっています。とにかく町のすべてがひっくりかえった状態で、その砂塵の中には体に有害であろうものも含まれていることが予想されます。安全のため、健康を守るため、作業着や作業道具が必要とされています。まだまだ数は足りないそうです。
他には、「整体やあんま、心のケアがほしい」とのこと。医療チームが巡回してくれてとても助かるそうですが、一日でおしまいなのでケアできない被災者の方も出てきます。せめてもう少しでも長くいてくれたらありがたいのだけれど……とのことでした。
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**** 大槌町・おさなご幼稚園 ****

ヨーグルトをお届けすると「やった、やった〜 ヨーグルトだ〜!!」と子どもたちは大喜び。おもちゃそっちのけで集まってきてくれました。ひえピタシート、体温計もお届け。

ちょうど粘度遊びをしているところでした。みんなでわいわい楽しそう。作った動物や車をこちらに見せてくれました。
でも一見元気そうに見える子どもたちですが、先生方にふと不安がよぎります。「津波のことを思い出す子どももいて、精神的に不安定です」と先生。
あるお子さんは、粘度遊びをしながら、波の形を作っていました。粘度をしながら「足を怪我しちゃったんだ」と話をはじめるお子さんも。遊びながら「逃げろ」という言葉が何度も出てきたり。ひとりが「家が流されたんだよ」と言うと、みんなが一斉に、「僕も◎◎の避難所にいるんだよ」「あたしも……」と、連鎖的に口にしはじめます。
ここ、おさなご幼稚園では、震災前は70名超いた園児数が、内陸への転居で半数以下に。避難所や親戚宅から通う園児が大多数で、自宅から通う子どもは2名しかいません。さまざまな不安を抱えつつ、それでも、今日も子どもたちとご家族、そして先生と明るく元気いっぱい過ごしています。
<<お届けしたもの>>
◎ヨーグルト×80個(2回分)
◎冷えピタシート
◎体温計×4
<<ほしいもの>>
◎積み木やブロックのおもちゃ
→折り紙や絵本はたくさんあるが「積み木やブロック」がない。支給品でもこないとのこと。

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3.11から走行距離はおよそ1万キロ

5月11日、午後2時47分、サイレンが鳴り響いた。
釜石市の北部にある日月神社に向かって、畑を歩いていたときだった。
手を合わせて海に向かって1分間黙祷をした。
3.11からもう2ヶ月が経ったのだ。
その日できることをと思い、ただひたすら支援物資を持って現地に入り、必要なものを聞いて配達してきた。振り返ってみると、あっという間のことのように思える。
今日、改めて車のメーターをみて計算してみると、3.11の震災があってから東北被災地をほぼ1万キロ走ったことになる。

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5/7 津波は堤防を越えた。唐丹町の被害

高台の唐丹中学校から坂を下ると、すぐに家々が見えてくる。
標高は約30m。その家をよく見ると1F部分が浸水してぐちゃぐちゃになっていた。
そこから坂をさらに下ると、標高20〜30m以上の家も倒壊していた。
そして眼下の低地は一面がれきの山だった。その先には海が見える。小白浜漁港だ。
その町と海を隔てるように、高さ10mを超える防波堤があった。
防波堤は途中でごろんごろんと積み木のように壊れて倒れていた。

この高い防波堤は、明治29年、昭和8年、そして昭和35年のチリ地震での壊滅的な被害をうけて、11年という歳月を費やして建造されたものだ。
高さ12.5m、幅8.5m、長さおよそ420m。
その壁に守られていたはずの町では、
低地にある標高約15〜20mまでの家々が、がれきの山になってしまった。
この頑丈な防波堤をゆうに越えて、津波は町を襲ったのだ。
もしもこの防波堤がなかったら、もっと被害は大きかったのかもしれない。
しかし。
この防波堤がもしも建てられなかったら。
(防波堤ができる以前より谷に家はあったようだが)
過去幾度にもわたる津波被害の記憶を、人々はいかにとらえただろうか。
人は、ふたたびここに家を建てようと思っただろうか。
(写真は盛巌寺前の道、岩澤鮮魚店周辺から、南西・南の海方向を臨む)

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5/7 唐丹中学校 ヘルメット30個お届け

被災地の高台にある「唐丹中学校」へ
自転車通学用ヘルメット30個をお届けしました。
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このヘルメット、ツイッターで「ヘルメット急募!!」をよびかけたところ
福井にある塾の先生・道岸さんが集めて釜石までもってきてくれました。
「塾の教え子のOBである高校生が集めてくれた。日本人ってこんなにあったかかったんかと思うくらいすっと集まったんです」と道岸さん。
そして長野からも、ツイッターを見て早急に送ってきてくれました。
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「生徒たちはがれきの山も残る被災地の中を登下校しなくてはなりません。万が一のことを考えて、自転車通学だけでなく徒歩通学の生徒にもヘルメットを被らせたいと思っていましたから、たくさん頂けてとても助かります」と先生。

左は使用できない校舎。右は教室も作られた体育館。

この唐丹中学校は高台にあり、津波の直接的な被害は免れましたが、
震災当時は放課後で、早く家へと戻った生徒ひとりが津波の犠牲となってしまいました。
現在、校舎は教室のある建物が使用できなくなったため、体育館に間仕切りをして仮教室を作り、授業をしています。
「隣の教室の授業が聞こえるんですよ。体育の授業をしていたら、声が聞こえなくなってしまうんですけれど、最近は慣れてきました」
体育館を見学させて頂くと、半分は間仕切りされた教室、もう半分のその奥では体育や運動部の活動スペースになっていて、バドミントン部の女子生徒たちが活動中。
元気のいい声が体育館いっぱいに響いていました。

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5/7 「釜石保育園」給食室が活躍中です!!

「釜石保育園」に給食室が完成したのは4/19のこと。
こちらの釜石保育園は、3.11で被災。その後、廃園した幼稚園にてスタートしたため、給食室がありませんでした。そこでボランティアで給食室を作るプロジェクトを発足させ、4/19に完成したというわけです。
4/19ブログ 給食室が完成した日→ https://biodieseladventure.com/japanese/blog/2011/04/19/419_1/
今日は、「給食室と支援のお礼に、園児と給食会を開きますのでぜひいらしてください!」と釜石保育園の皆さんからお招き頂いたのです。この給食室を作った大工のフィルさんやヨシロウさんは日程が合わないとのことで、ウレシパモシリの酒匂さんとミッキーファームの畠山さん、そしてバイオディーゼルアドベンチャーでおじゃまさせて頂きました。
なんと!! エビフライに焼きそば、唐揚げとおにぎり、そしてお野菜たっぷりのお汁。僕らのためにすばらしいご馳走を用意して待っていてくれました。


みんなで声を揃えて、せーの
「給食室を作ってくれて、ありがとうございました。
給食をたくさん食べて、大きくなります!!」とお礼の言葉を頂きました。
「はいど〜ぞ」とお礼のお手紙と手作りのキーホルダーを手渡してくれた後、
「咲いた〜咲いた〜 チューリップの花が〜♪……」と元気な歌をうたってくれました。
みんなとってもかわいいね、ありがとう!!

子どもたちはお母さんが作ってくれた美味しそうなお弁当と、先生が作ってくれたご馳走を両方もぐもぐ。プチトマトが大好きな子、エビフライが大好きな子、ゆっくり食べる子、たくさん食べる子……みんなで食べるご飯は格別だね!

最後は今日使った廃油を燃料にと、バスコファイブ号へ注いでくれました。
エビフライのいい香りが漂うような(!) とてもきれいな油でした。
これで約30km走る燃料が作れます!!
幼稚園の皆さん、今日は本当にありがとうございました。
頂いた廃油:5リッター

映像はコチラ ↓

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5/6 お肌を、お顔をいたわってあげよう




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5/6 大槌のバンドマンに楽器お届け

被災した大槌のアマチュアバンドの方々へ楽器をお届けした。
左の方は「ムーミンズ」というバンドの赤崎さん。
右の方は市の職員で「うみぼうず」というバンドの平野さん。
エレアコ×1、エレキギター×3
東京の楽器リペア店の方が協力してくれたもので、
それらを友人のよっちゃんが昨日車を走らせて届けてくれたのだった。
「おお〜すごい!!」と、ケースからギターを取り出しながら
それはいい笑顔を見せてくれました。

ここ大槌や釜石、大船渡など岩手の海岸では
アマチュアのバンドが10組以上活動しているそうだ。
屋内でのバンドの祭典や、夏には野外のライブイベントも、毎年催されていた。
IBC岩手放送の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」略してラジソンライブも
長年親しまれている。
しかし今回の震災で、大切な仲間を失ったバンドもあれば、楽器を流されてしまったメンバーも多い。釜石でライブが行われていたライブカラオケ「サザン」も、舞台も機材も流されてなくなってしまった。
今回、こうして楽器をお届けしながら、彼らや他のバンドメンバーたちに話を伺うと「楽器がない現状はもちろんだが、こんな状況でバンド活動をしていいものなのか」と悩む方もたくさんいらっしゃった。いっぽうで、こうして楽器をお届けすると「もしもこうしてお力をお借りして可能になるなら、イベントもできたら…..」という思いもわいてきたようだった。
僕らもできるだけのことをしたい、と話すうち
「秋にバンドイベントが開催できるように、それを目標に頑張ってみよう!!」
と、具体的に目標が決まった。
現在、どのバンドメンバーが何の楽器を流されてしまったのか
また不足している機材などの状況をリサーチ中だ。
まずは、秋のライブイベント開催へむけて
楽器や音楽機材のご協力を頂ける方は、ぜひともご連絡ください
お待ちしています!!
→ contact @ biodieseladventure.com (@前後のスペースはツメてください)

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