5/27 活動リポート ー 唐丹町 花露辺・本郷地区 ー

【唐丹町花露辺(かろべ)地区 】
IMG_3680.JPG
IMG_3688.JPG IMG_3685.JPG IMG_3692.JPG IMG_3695.JPG
↑ 低地の方の民家が津波被害にあいました。小さな漁船は何隻かあり、一隻漁に出ているような小舟も。湾の奥から海側を見ると、防波堤が原型の並び方を留めず、崩れているのが見えます。
.
【唐丹町 本郷地区コミュニティ防災センター避難所】
IMG_3705.JPG IMG_3699.JPG
避難所には4世帯11名
地域では69世帯のうち50軒が流され、40軒100名が知人宅に身を寄せている。
もともとの人口は500名。うち3名が犠牲になった。
食事や衣類は間に合っているが生活必需品に不足がある。
「洗剤、化粧品、シャンプーリンス、作業着、男性の下着、安全靴、女性の衛生用品」
「野菜と果物」はもっと欲しい
<<お届けしたモノ>>
◎長靴 ◎入れ歯洗浄剤 ◎サランラップをお届け
—-仮設に関して
仮設に入れば「収納ボックスや段ボールの棚」などが必要になるだろう。
仮設には冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ガスコンロ、炊飯器はあるが、「扇風機や掃除機」はない。それも仮設に入る人、仮設に代わるアパートに入る人、県が指定した民間アパートに入れば支給されるが、そうでない場合には支給はない。自宅が半壊指定され、直して入っている人には支給されない。物資についても、知人宅に身を寄せる在宅避難者は泊まるだけでなく、炊き出しもないため、食べることについても居候先で世話になっている状態。ここでは本部から入ってくる物資をそういった周辺世帯へ供給する場にもなっている。
旧釜石商業高校、小白浜に仮設住宅が建ち、6月中に入居予定。
この避難所に暮らす方々は全員仮設が当たり6月には移転予定だそう。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/27 活動リポート ー 唐丹町 荒川地区 ー

【唐丹町 荒川地区】 
荒川付近の様子。三陸鉄道の線路や鉄橋もずたずたに壊れていました。
IMG_3668.JPG
IMG_3667.JPG IMG_3676.JPG
【唐丹町 荒川集会所避難所】
じつは昨日、やまの号は洗車のため釜石のGSへ立ち寄ったところ、ここ唐丹町荒川地区の避難所から通うスタッフ新張さんろお話しができ、「自分たちで炊事をしている」とのことでしたので、お米をお届けすることを約束。
こちらでは9世帯22人が暮らしており、自衛隊の白米支給ではなくすべて自分たちで炊事されているそうです。
8歳1名、中学生1名、高校生2名、全員男の子。70?80代2名。女性は全部で6名。
物資は来ているし困っていないと始めはおっしゃっていましたが、
よく聞いてみると
「女性のスニーカー」「夏物の半袖」「日焼け止め」欲しいとのこと。
唐丹町荒川集会所.JPG
<<お届けしたモノ>>
◎お米
◎入れ歯洗浄剤
◎長靴
◎ラップをお届け

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/27 活動リポート ー 唐丹町 荒川地区 ー

【唐丹町 荒川地区】 
荒川付近の様子。三陸鉄道の線路や鉄橋もずたずたに壊れていました。
IMG_3668.JPG
IMG_3667.JPG IMG_3676.JPG
【唐丹町 荒川集会所避難所】
じつは昨日、やまの号は洗車のため釜石のGSへ立ち寄ったところ、ここ唐丹町荒川地区の避難所から通うスタッフ新張さんろお話しができ、「自分たちで炊事をしている」とのことでしたので、お米をお届けすることを約束。
こちらでは9世帯22人が暮らしており、自衛隊の白米支給ではなくすべて自分たちで炊事されているそうです。
8歳1名、中学生1名、高校生2名、全員男の子。70?80代2名。女性は全部で6名。
物資は来ているし困っていないと始めはおっしゃっていましたが、
よく聞いてみると
「女性のスニーカー」「夏物の半袖」「日焼け止め」欲しいとのこと。
唐丹町荒川集会所.JPG
<<お届けしたモノ>>
◎お米
◎入れ歯洗浄剤
◎長靴
◎ラップをお届け

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/26 釜石市教育委員会へPC機材をお届け

5/26 本日のやまの号クルー:サチヨさん、ルイスさん
廃てんぷら油を燃料に走る “WVOやまの号”は
本日釜石〜大船渡方面を支援活動に巡回。快晴でとても暑い気候、風ややあり。
大船渡付近では海は穏やかですが、
海上でヘリコプターがホバリングしながら何か捜索中の模様です。
【釜石市教育委員会】
IMG_3657.JPG
昨日の「ブラックカマリンズ」バンド練習に参加していたメンバーに教育委員会の方がおられ、ルイスさんがもってきたPC機器類を、釜石市の教育委員会でお役立て頂けることになりました。早速、お渡しへ。左は総務学事課長・久喜眞さん、右はスタッフのルイスさん。
.
.
.
<<お届けしたモノ>>
◎プリンタ4台
◎スキャナ1台
◎PC1台
◎デジカメ2台
久喜さんによると、
「津波で流された学校が3校ある。学校へ支給されるものの他、現場では先生方が自宅や車の中でも仕事ができるような、自由に使えるパソコンも必要とされている。ニーズを見ながら、必要な所に配布します」
その後、久喜さんに学校の様子をうかがいました。
—-必要なもの、心配なことは?
「必要な物は日々変わり、学校単位でも全く違います。今年の修学旅行は積み立てが終わっているから時期をずらせば行けるだろう。問題は来年、再来年の子ども達。積み立てもできない、支援の熱もさめているだろう。子ども達を修学旅行へ連れて行くプロジェクトなど、何か対策が必要だろうと思っています」
—-子どもたちやご家族、先生方のご様子は?
「先生や子どもはもちろん、親の心のケアも長期的に必要です。福祉ボランティアに長期的にいて欲しい。しかし今回の震災で、学校不適応や不登校の子供達がいなくなった。避難所や学校で様々な人と接し色々な事を学んだのだろう。子ども達の方が前に向かって生きている感じがする」
—-夏へ向けての問題は?
「夏から水泳の授業をどうするかが問題になっている。津波で家族が流された、自分も水に浸かったという子どもも多い。どう対応していくか問題です」

カテゴリー: 未分類 | コメントする

5/25 被災地の車窓から

IMG_3572.JPG
IMG_3584.JPG IMG_3586.JPG
(上の写真3シーン)中学生と小学生が手をつないで遠くへ遠くへ避難していって全員無事だったと「釜石の奇跡」と言われ全国的に有名になった 鵜住居小学校(361名が避難)と釜石東中学校(222名が避難)の写真。
避難して約10分後、この校舎は津波にのまれました。
鵜住居小学校の校舎の3階には今も自家用車がつきささったまま。校庭には周辺から集積された瓦礫の山が、日に日に高くなっています。
.
IMG_3575.JPG
(上)鵜住居の宝来館にも近い「根浜レストハウス」
穏やかな波の白浜ビーチが南北2kmに渡って続き、キャンプサイト30区画も隣接する人気のビーチ。ボードセーリングやヨットなどのマリンスポーツも盛んに行われ、ハマナスの群落でもあった場所でした
IMG_3634.JPG IMG_3636.JPG

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/25 活動リポート(3)

【大槌ふれあい運動公園】 無料バザー
IMG_3569.JPG IMG_3570.JPG
自衛隊の青空市です。
◎サランラップ
◎婦人服
◎子供服   をお届け。
皆さんの要望を聞き込みすると「夏服が欲しい」と口々に仰られました。
.
.
.
【バンドのリハーサルを見学】
IMG_3639.JPG
釜石のバンド「ブラックカマリンズ」の練習を見学。
6/6に仙台で開催される「とっておきの音楽祭」のステージへ向けての練習です。
ギターとボーカルは全盲のミュージシャン・小笠原さん。
山田周生の友人の妹さんである、シンガーのさちさんも出演、
釜石市役所の職員が3名、そのうち1名は手話でも奏でていました。
ブラックカマリンズは地元が被災し、出演を悩んだそうですが、
今だからこそ演奏してほしいという音楽祭からの応援もあり、
出演を決意されたそうです。
今こそ、音楽でみんなで元気に!!
ブラカマの皆さん、頑張ってくださいね。
釜石を始め、大槌や南側でもバンド活動をされている方も多く
被災したミュージシャンへ楽器を贈る
楽器を贈ろうプロジェクト」もバイオディーゼルアドベンチャーでは進めています。
ぜひ皆さんの応援をお願いします。
.
.
【釜石市教育委員会】
IMG_3657.JPG
バンド練習に参加していたメンバーに教育委員会の方がおられ、ルイスさんがもってきたPC機器類を、釜石市の教育委員会でお役立て頂けることになりました。こちらの教育委員会から困っている学校へ随時届けてくれるそうです。
早速、お渡しに伺いました。左は総務学事課長・久喜眞さん、右はスタッフのルイスくん。
.
.
<<お届けしたモノ>>
◎プリンタ4台
◎スキャナ1台
◎PC1台
◎デジカメ2台

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/25 活動リポート(2)

【大槌町 安渡小学校避難所】
IMG_3614.JPG IMG_3612.JPG IMG_3609.JPG
<<お届けしたもの>>
◎防塵マスク100個
◎長靴15足
◎保護メガネ50個
◎革手袋2組
.
「6月1日から漁業組合主導で、海に流れたロープや網などを拾う作業が始まる。漁業関係者40人程度でやる予定で、長靴、作業着、手袋、マスク、ヘルメットなどの作業用品が早急に必要だった。助かる。作業用品を買うのにも、内陸まで行かなければならず半日がかりだ」と喜んで頂きました。
物資を支給して頂いた皆さん、ありがとうござました。
.
IMG_3622.JPG IMG_3623.JPG
給食室では今日も、炊き出しを担当するお母さんたちが働いています。
「これまで自衛隊からおにぎりが支給されていたが、この日から自分たちで盛りつけることになった。器にラップをかけてご飯を盛るつもり。おかずの盛りつけ用にアルミカップ8号よりも大きいのがあれば」とのこと。
IMG_3631.JPG
IMG_3630.JPG
ここ。安渡小学校の校庭に建設中の仮設住宅です。
かつてQちゃんこと高橋尚子さんが子どもたちと走ったグラウンドに、ついに建ち始めました。
この場所へ入る道は狭く、最後には低い鉄橋のようなものがあり、大きな重機が入りません。そのような具合で、こつこつと木造の仮設を建てているというわけです。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/25 活動リポート(1) 大槌稲荷神社

【大槌町/大槌稲荷神社 避難所】
IMG_3605.JPG
ここは大槌町にある避難所の大槌稲荷神社。神社は高台にあるため助かったが、眼下の街はがれきの山と化してしまった。現在は70名の被災者たちがここで暮らしている。
<<お届けしたもの>>
◎サランラップ
◎湯飲み×30 をお届けしました。
「紙コップしかなかったから、よかった。気分が違うよね」と宮司さん。
 フォークギター愛好家でもある宮司さん いつも夕方になると弾き語りをして皆さんを楽しませている。「ぜひ第1回神社杯カラオケ大会」やりたい。カスタネット、タンバリン、クラッカー、マラカスなどカラオケ屋にある楽器、お年寄りでも扱える楽器を揃えてみんなで楽しく。一人で楽しむのも音楽だけれど、もうそろそろ3ヵ月、みんなで楽しんでもいい時期」とのこと。
.
IMG_3591.JPG IMG_3599.JPG
器用な宮司さんは、栄養たっぷりのスープや手作りお菓子も担当。「お年寄りには出来合いのお菓子より、柔らかい手作りケーキや流し焼き(具のないお好み焼き、 クレープのような郷土菓子)のほうがいいし、たこ焼きも作る。家庭用の小さなので70人分も作っているから大変。大きなたこ焼き機もあったらいいな」
「6月1日が衣替えだけれど、半袖衣料はまだ来ていない。日焼け止めも必要」
「これからは虫、ヘビ、ネズミなど害虫対策が必要。防虫剤も」
最後はやまの号の燃料にと、食事で使った廃油も頂きました
ありがとうございました。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/22「瓦礫が襲ってきた」タケさんの体験とカメラ

IMG_3509.JPG
織笠保育園の避難所で行ったメイク会。そこで先生方やおばあちゃんなどメイクしてもらっている姿を一人一人携帯で撮影している男性がいました。
「ここの先生方は写真が大好きだから…」
「でもこの携帯じゃあ、うまく撮れない…」とつぶやきながら。
IMG_3288.JPG IMG_3295.JPG IMG_3330.JPG
気になったのでこのタケさんに声をかけると、「ポケットにビデオと携帯を入れていたが、流された…」と体験談をお話はじめました。
現場で直にお聞きするのは初めてだったので、その恐ろしさを実感しました。
地震直後のことです。
「本震後、近所の叔母を迎えに行き家へ連れ帰った。すぐ目の前の高台にある保育園の園庭から海を見ていたら、大きな水柱が立ったのが見えた。みるみる水門が決壊したかと思うと、津波は方向を90度変えてこちらへ向かってきた。水は全然見えず、瓦礫が襲ってくるという感じだった。慌てて保育園の階段を降りたはずだが覚えていない。家へ飛び込み、2階にいた寝たきりの母と叔母を左右にかかえ、妻を後ろに従えた
IMG_3504_2.JPG IMG_3512.JPG
水はすぐに2階に上がってきて、母達に水を飲ませないように持ち上げたところ、自分は額まで水に浸かった。古い家屋だったため、2階部分がビスで止まっただけの構造。それが外れて、2階が流れ出し近くの家にぶつかって止まった。窓から逃げだし、この細い木につかまって九死に一生を得た。家族も無事に済んだ。ベッドが浮いて、その上にあった服が濡れていなかったので、おばあさんの服を着替えさせた。
保育園は石垣のところまで水に浸かった。皆が集まってきたが全員ずぶ濡れ。雪まで降ってきたが着替えがない。先生方のロッカーにあったものや、ステージの緞帳、カーテンを巻いて過ごした。周囲の家は、ここもあそこも誰と誰が…と犠牲者が出ている。幼児を水の中から救い出し、懸命に人工呼吸をして助けたというパパも、この避難所にいる」
「携帯とビデオは流され、赤い携帯は娘に頼んで買ってもらったがなかなかピントが合わない。ここの先生方はみんな写真が大好き。子供達の記録も撮りたいと思っている」
そうお聞きして、物資として送られてきたコンパクトデジカメをお渡ししました。
早速、カメラ片手にパシャリ、パシャリ。
「みんな写真が好きだから」と今まで携帯で誰よりもたくさん撮影記録してきたタケさん。これからはコンデジで撮影ができます。
IMG_3481.JPG IMG_3527.JPG
送り主は神戸の今井さん。16年前の阪神大震災を経験された方です。
「今は信じられないかもしれませんが、必ず復興できます。あきらめないで…」のメッセージを、タケさんはしみじみと読まれていました。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/22 活動リポート(2)織笠保育園&避難所

本日、2件目の避難所訪問です
【織笠保育園&避難所】
IMG_3447_2.JPG IMG_3455.JPG
◎「らぶぶっくBOX」絵本セットをお届け
BOXには「こどもも おとなも みんなで よんでね らぶぶっく」とBOXにメッセージが記してあります。金沢の絵本屋さん “絵本・石けんの店 宇吉堂“さんが、子どもから大人までみんなで読めるようにと厳選した絵本が入っています。
絵本を取り出してみると、その世界観に大人のほうがひきこまれてしまうようで、知らぬ間に見入ってしまいます。 絵本の隙間に入っていた小さなぬいぐるみも、子どもたちもとても喜んでいましたよ。
………………………………………………………………………………………………
↓◎コンパクトデジカメをお届け
詳細はコチラをクリック
………………………………………………………………………………………………
毎日、物資支給のためにやってくる自衛隊の皆さんとも、子どもたちはこんなに仲良しなんです。
IMG_3544.JPG IMG_3534.JPG
物資をご協力頂きました皆さん、ありがとうございました!!

カテゴリー: around Japan | コメントする