あおぞら財団の皆さんありがとう See you !!

「未来の子どもたちへ、この地球の美しいあおぞらを残して行こう」 そんなメッセージを通してさまざま企画発信している「あおぞら財団」の皆さん

あっという間に3日間の講演が終わり…しばしのお別れです。
最後に廃てんぷら油&ポリタン をご協力頂きました。
支援のための大切な燃料&資材にさせて頂きますね、ありがとうございました!!
次にお会いできるのは東北ですね、その日まで!!
See you soon!!

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10/21 講演@尼崎市立成良中学校

大阪で3日目の最終日は「尼崎市立成良中学校」で講演です。
この成良中では環境教育に熱心に取り組んでおり、今回ぜひネイチャークラブの生徒さんや地域の方々への講演をということでよんで頂きました。内容は「天ぷら油で地球一周、世界のエネルギー事情と環境のこと、被災地の現状、支援活動について」など。
また、僕たちの活動だけでなく、学校や徳島大の上月先生のご講演も伺って地域での活動もお聞きすることができました。

講演後、生徒さんからそれぞれ感想を頂きました。
「やりたい仕事をやるということについて勉強になったし、国際的に外国いっていろいろしてみたいなと思うので、何か言葉ではなく見て目あうだけで通じ合えるのはすごいな、外国にでてみたい」
「今自分たちは尼崎をかえようとがんばっている。自分たちがかえていくことで、どんどん大きくすることで、世界もかわるんだなと思った」

「未来のことを考えて行動することがすごい誇りだし、大事だと思いました」
「被災地での支援活動にふれて、今の自分にできることやりたいと思った」
「これから先のことを考えて、世界のことを考えていきたい」
「やりたいことをやる、でも僕はやりたいことはたくさんあるけど、僕は勇気がない。それはどうしていますか?」

成良中ではネイチャークラブを作り、環境のことを学び、改善していく活動を行っています。環境教育を担当するのが、技術工作の先生でもある中岡先生(上右)。生徒と学校を共に活かす環境教育の活動であり、学校と暮らしの中で「命」を学びます。また尼崎の他の研究会とも連携しながら、循環型社会を作って行くような研究を行っています。(その話は下で後述しますね)

今日、お弁当を作って頂いた「葵」さんのご家族が、講演にきてくださりお店の廃油をもってきてくれました(左上)旬の海の幸を山の幸を使った心のこもったお弁当、とても美味しかったです、ありがとうございました!
そして学校の「収穫祭」などで使った廃油もここで注入して頂きました。自分たちで使った油を目の前でリサイクルする体験です(右上、左下)

小さなペットボトルに家から出た廃油をつめて、もってきて頂いたお父さん。(右上)
頂いた廃油は、すべて東北での被災地支援活動のための燃料にさせて頂きます。皆さんありがとうございました。

この成良中の取り組みで驚いたのが、「屋上庭園」。各階に合わせて3フロアにもなる庭園があり、ネイチャークラブを中心とした生徒さんや先生方と植物を育てています(下左)。
屋上庭園の土は、通常の約半分の重さになる軽量土を使っています。芝生がとても気持ちがいい!屋上だから景色もよく日当りも抜群です。
「これ、食べてみてください」と中岡先生に手渡されたのが赤くてかわいらしいラズベリー。甘酸っぱくてとても美味しい。「地下茎で伸びるんです。たくさんなるからジャムも作ったりしてますねん」と他にもキンカンの実、ピーマン、ナス、綿花、ライム、コスモス、さとうきび……など、農作物や鑑賞植物も含めはなんと50種以上を育てています。5年前にはまだ芝生のみの状態。そこから土をもって上がることから始まり、植物を順番に育てて…今ではこの通り。まさにゼロからのスタートだったそうです。


堆肥はなんと構内で作っています。小型生ゴミ処理・コンポスト機を導入。その堆肥の原料となる生ゴミは食べ残しだけでなく、じつは “海の生物”なんです。
ここ尼崎周辺の港は、生活排水や直立護岸の増加によって、循環生態系の力が弱まっています。港で観察される”青潮”もそれを象徴する大きな現象なのです。そこで循環を改善するために、徳島大の上月先生とともにワカメを育てたり、死んで海底でヘドロになる前の大量のイガイ(貝)を回収し、構内の処理機で堆肥化しているのです。混ぜ込む落ち葉は構内の葉っぱを使用。海の環境改善と、陸での緑化を繋げて活動しているのです。(上写真左は、海藻を乾燥させたもの。それらを右の機器の中に入れて堆肥化)できた堆肥はちょっぴり緑色をしていました。ワカメだからでしょうか!?
庭園の至るところにあるのが、鳥の巣箱。生徒たちが作ったものだそうで「ここには鳥もようきますから “バードピア”にしたいと思っています。この巣箱に入るのはスズメ。都会の鳥はビニールとかプラスチックを巣の材料にしてますけど、ここではわざと雑草もはやして、”枯れる”という自然の流れも生徒に見せていきます。鳥もその庭の草を使って立派な巣を作るんです」
他にも廃材になった机を再利用して木枠にしたり、技術工作の時間にベンチやちょっとした机などを作って、構内で見近で使っていきます。


「子どもらがしんどそうにしてたらね、ちょっと来ぃゆうて、このライムの葉っぱをごしごししてみぃゆうて、嗅ぎますねん。そうするとスキッとしてね。…ミカンとか食べるものがとれたら2つ渡す。1つはその場で食べて恵みを感じる。1つは家帰って家族と一緒にわけて食べるように。子どもは”家族でわけて食べたで” っていってくれます」と中岡先生。
都会で暮らしていると、どうしても自然とは疎遠になりがちだ。本来僕ら人間は自然の一部であるはずなのに、自然はまた別のものなのだという感覚のまま育つ。しかし都会でもこうして多感な時期から校内で命を観察し、頭ではく心と体で命のリアルを感じることで、今人が育つために本当に必要とされているモノがゆっくりと育まれていくのではないか。



今日は記念に、屋上庭園に菜の花の種をみんなで植えました。そう、僕らも被災地で植えている”ナタネ”です。土に混ぜ込んだ堆肥は、もちろん海の循環活動で生徒の皆さんが作った堆肥。皆さんさすが手慣れた手つきでチャッチャと筋まき完了。すぐに播き終わりました。開花は来年です、春が楽しみですね。
せーの……「なのはな〜」のかけ声で記念撮影!

皆さんありがとうございました! 次は油を一緒に絞って燃料にできたらいいですね。
またお会いできる日を楽しみにしています。

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at Twilight , On the ROAD……


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10/20 『西淀川高校 環境教育フェスタ』講演

今日は第10回目となる「西淀川高校 環境教育フェスタ」に講演によんで頂きました。
企画するのは西淀川で活動する「エコでつながる西淀川推進協議会」。
子どもと大人、親子で楽しめる環境フェスタです。
真っ先にバイオディーゼルカーを取り囲んだのは子どもたち! 始めは口を開けてぽかーん…自分の手で廃油を注入してもらうと笑顔に…さらにエンジンをかけると笑いの渦が起こった。「なんか焼き肉の匂いがするで〜」「するする〜ほんまや〜!」



今日は赤ちゃん連れのママ、お孫さんを連れたおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い層の方々が講演に耳を傾けてくれました。世界中で撮影した写真に真剣な眼差しの子どもたち。大きな机に身を乗り出して見入ってくれました。


ここ西淀川の「エコでつながる西淀川推進協議会」は、西淀川界隈で様々なジャンルの人々がつながりながらエコ的な活動をしていく協議会。活動の中でもとくに熱いのが廃油回収と菜の花プロジェクト。ここ西淀川では、家庭から出る少ない量の廃油を、自分たちが自ら回収しています。そのステーションの数はなんと50以上! それだけ環境に関心をもって少しでも手と手をつないで行動しようとする人々が多いんですね。

「今こうしている間にも捨てられた一滴の油を集めている人がいる。決して目立つ仕事ではないけれど、その人たちの働きが世の中をよくしていることも知ってほしい。彼らはヒーローなんです」と廃油回収を行う浜田化学の岡野さん(写真上左)。
「そう、ヒーローは自分の中にあるかもしれないね。みんなが自分の中のヒーローに気づいてほしいな」と同じく協議会で西淀川高校の辻先生(写真上右)。こちらの高校では「菜の花プロジェクトも行っています。


今日は「廃油キャンドル作り」に「いも掘り」も。こうして楽しみながらエコや環境にふれられるのがいちばんですね。

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10/19 西淀川で講演「被災地から学ぶ 私達ができること」

被災地での菜の花の作付けは急ピッチで進行中なのですが、
大阪の西淀川での講演のため、急きょ南下してやってきました。
主催は「あおぞら財団」、「エコでつながる西淀川推進協議会」企画の講演です。
あおぞら財団の皆さんとは、2年ほど前の出会いから度々ご縁を頂いています。廃油を回収して液体せっけんを作ったり、菜の花プロジェクト、震災後には岩手県内の支援団体へBDF車を寄贈したりと、廃油や菜の花に関わる活動を積極的に行われています。
今日のテーマは「被災地から学ぶ 私たちができること」。
被災地のこと、支援活動のこと、ボランティアのことをお話させて頂きました。
最後に皆さんと「私たちができること」をシェアしました。
3.11を忘れないこと。それは自分自身の町や未来へ目を向けることに繋がります。





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平泉と菜種油 〜歴史を繋ぐ火を、ナタネ油でともす〜

岩手の世界遺産・平泉中尊寺。本堂で絶やさず灯される「不滅の法灯」の燃料の一部は、じつは地元産の”ナタネ油”なんです。町民有志「平泉なのはな会」が2年前から菜の花を栽培して搾油しています。今年も昨日の22日に奉納されたそうです。
僕がこの活動を知ったのはつい先日。搾油をしている際にたまたま会の千葉さんにお会いできる機会がありました。
「てんぷら油」や「植物油」と言えば、現在手に入るほとんどのものは輸入品が95%以上を占めていて、寂しいことに地場の味を楽しめる油はごくごくわずかです。しかし電気のない時代から地場の植物油は、「食用」に、そして「灯り」をともすためなどに大切に絞られ、使われてきました。
土地それぞれで地元産の植物油が、様々な形で継承の危機を迎えながらも脈々と受け継がれる歴史を、そして人の輪を繋げているのですね。


(9/23 岩手日々新聞より)

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ついにナタネの搾油が始まった!





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小友町の被災農地にすてきな花畑





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まだまだ続くトーミがけ+若い助っ人

連日猛暑の中、トーミがけを手伝ってくれるのはNPO法人のねおすのボランティア3人。さすがサウナのようなビニールハウスでも元気に手伝ってくれるこのパワー。うれしい応援です!!このトーミは100年くらい経っているのではという博物館で展示されていてもおかしくない物。物置の奥から引っぱりだしてきて、アーダ、コーダいいながら使い方を模索しているうちに、このトーミがなんとすごいポテンシャルを持っている事に気がつきビックリ。へたな電動のものよりよく仕分けできるのだから2度ビックリ。暑い中手伝ってくれて、ありがとう!!!


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いよいよ菜種の脱穀

【菜の花大地復興プロジェクト】快晴。今日は釜石市片岸町の方々と、ビニールハウスでナタネ脱穀。震災前まで兼業農家だった方も多く、お婆ちゃんたちとても手際がいい!ほいさほいさと今日で全脱穀作業を終えました。どれだけ油とれるかね〜と初めての地元産油を皆さん楽しみにしています。


気にしていたナタネ水分量。一関の工房地あぶらさんが、わざわざ水分検査機をもって駆けつけてくれました。ありがとうございました。結果は6%以下の低い数値!乾燥度は想像以上の仕上がり!お日様の光でじっくり天日干ししたナタネ、残るはトーミ作業のみ。

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