3/28 70年住み慣れた浜「ホタテ漁諦めない」

KS0N7833.JPGのサムネール画像

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3/28 七夕の大船2隻、乗り上げたまま


全長20mもある大きな船が2隻、海沿いの道に突き抜けるように乗り上げていた。
動かすこともできないのでそのままの状態。目を疑うような光景だ。
車は譲り合いながら片側通行。
みんな船尾の下をくぐり抜けるように通っていく。
地元の人に聞けば、この船は七夕のお祭りに使っていたのだという
大船渡の市が作った船で、貯木所から約2km以上も流されてここに辿り着いた。
こんな大きな船が浮き上がり、流され、堤防に乗り上げる。
自然災害のパワーに、人間は為す術もない。
津波の驚異的な力にしばし呆然と立ち尽くした。

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3/28「いわてめんこいTV 」ニュースで紹介されます

3/28  本日の18〜19時 「いわてめんこいTV 8ch」内のニュースにて
廃てんぷら油で救援活動を行っている
僕たちの活動が紹介されます。
避難所の皆さんの様子や、僕らがどのように活動しているのかなど
今の状況を見て頂けるかと思います。
よろしければぜひご覧くださいね。

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3/28 支援物資が続々。皆さんありがとうございます

皆さんからお送り頂いた物資が、続々届いています。上の写真は、予定スペースに入りきらずあふれてしまった段ボール箱。皆さんから頂いた大切な物資です。農家の方のご協力により、もちろん雨風しのげる場所にきちんと管理しています。
お陰様で、毎日段ボール100箱以上。今朝も宅配会社さんは大忙し。
皆様、物資援助のご協力を本当にありがとうございました。
しかしながらすでにパンク状態で、多くのお問い合わせを頂いているにも関わらず、なかなかメールにご返信できずすみません。
ですが、このようにしっかりとお受け取りして、必要な分の物資を積み込み
避難所や必要としている皆さんへ配送しています。


自然農園サカワさんファミリーの力をお借りして、せっせと段ボールを積み込み中。
今日は野菜、下着を中心に全国各地からたくさん届きました。ひと目みて段ボールの中身がわかるのでとても助かります。

WVOやまの号とバスコファイブ号、それぞれにわけて物資を積み込み。
今日メインで運ぶのはおもに下着。どの避難所でも必要としているものです。

“WVO” は「Waste Vagetable Oil」の略。廃てんぷら油をそのまま燃料になる(もちろん漉して使用します)。今朝も注入中。
バスコファイブは廃てんぷら油から作るバイオディーゼル燃料で走ります。
こうして、廃てんぷら油を燃料に、現在は2台で避難所を配達&情報収集中。
ガソリンは出回りはじめたものの、まだまだ被災者の方の手元へ簡単に届くものではありません。車が津波で流されて使えなくなってしまった方も大勢います。
物資を必要としている方のもとへ、廃天ぷらカーで運んでいきたいと思います。
全国から物資を届けてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

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3/28 長野からのBDF支援


2009年から始めた日本一周中に、長野で講演会を開いてくれた原田和夫さんから、BDF(バイオディーゼル燃料)が送られてきました。その後原田さんはなんとBDFを作る様になったそうです。BDF精製機は(株)エムアイテックの竹田さんから寄贈されたもの。(株)エムアイテックはなんと2006年に僕がBDFを実際に使うきっかけを作ってくれた会社でもあるんです。
BDFを送ってくださりありがとうございます。

原田和夫さんからのメッセージ
「この度の震災で被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
私も頑張ってBDFを作って送ります!一緒に前に進みましょう!」
**** 竹田巌さんからのメッセージ ****
「私の故郷である東北が未曾有の大災害に遭い、心を痛めております。
被災された皆様のご無事とご健康と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。」

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3/27 WVOやまの号 本日のリポート

◆午前は買い出し(コメリ→薬王堂)
あった… 入れ歯洗浄剤/ソックス/タイツ/ビニール袋/綿棒
品切れ… 爪切り/耳かき

◆三十刈公民館(30人くらい)
※靴の需要が高い/逆に靴で逃げた人は長靴がほしい
血圧計と体温計がほしい。
大船渡の湾の内側付近、油の汚れがひどかった。点在する漁協の重油のタンク、流された漁船から出た重油、自動車のガソリンなどかれ漏れ出したもの。
有名な産業はワカメやホタテだが、海の底に丘と同じものが沈んでいるし、表面には黒い油が浮いている。大型の船が港に入ってくるのも、航路が危ないので、物資を船で運ぶのがスムーズにいかないのだという。
・野菜のとくに葉もの(青物)が慢性的に不足しているので、ビタミンを補充するサプリが必要になるのではないか(被災者より)
・高校の新学期はメド4月末に延期、小中学校は通常通りに。
・近くで三つ葉の水耕栽培しているところがある。たけが伸びすぎたので規格にあわないものをもらって、違う避難所へ届ける
【わたしたもの】
◎スニーカー15足(土沢商店街他)24.5〜26はとくに不足
◎ ほうれん草
◎ こまつな
◎ 春菊
【ほしいもの】
◎スニーカー(とくに24.5〜26)
◎ 血圧計
◎ 体温計

◆碁石公民館(100mくらい)
※靴の需要が高い/逆に靴で逃げた人は長靴がほしい
◎入れ歯の洗浄剤と安定剤
◎スニーカー15足
◎ 女性下着(ブラ)
◎ こまつな
◎ ほうれん草
◎ 春菊
◎スニーカー7足(土沢商店街)
24.5〜26はとくに不足
【ほしいもの】
◎スニーカー(とくに24.5〜26)
◎下着をもっと

◆綾里地区コミュニティ施設
かつて「綾里(りょうり)中学校」も避難所だったが、「コミュニティ施設」に移ったそう。現在100名(うちこども10人)
だいたいの物資は間に合っているが、お菓子、スープなど雑多な食料品を詰め込んだら、すべてほしいといわれた。コンビーフも缶が少なくても、和え物に入れられるので重宝する。お風呂は五葉のおゆっこというところまで、1回連れて行ってもらったが、一度のみ。高圧応急用電源車が稼働、そこから全世帯の1/3に電気が通っている
ガソリンは大船渡まで買いに行く。GSは一件あるが、入荷しても10リッター/人のみ。それを燃料に大船渡へ行き、3000円分くらい購入できる。
ワカメをひと箱頂きました。
ありがとうございます。他の避難所へ寄付させて頂きますね。
【ほしいもの】
◎ 缶詰など
◎ 絵本など
◎ 野菜

◆鮹の浦漁村公正私設
当初500名が、現在は100名(人数が減ったのは自宅へもどったから)
全体で150世帯。
お高圧応急用電源車が稼働により、150世帯の30くらいが電気きている。
水は給水車頼み、炊き出しは500〜600名分×3食/日
物資は自衛隊が運んでくるので最低限は確保
【わたしたもの】
◎ 子供用くつ(10名のうち、サイズあう4〜5足)
◎ 大人用スニーカー(2足)
◎ 男女下着(シャツ、パンツは10、靴下30)
◎ 固形せっけん
◎ 洗濯洗剤
◎ めん棒
(いらないのはティッシュ、トイレットペーパー)
【必要なもの】
◎ 男女下着
◎ スニーカー
◎ 女性ブラ
◎ サニタリーショーツ(MLそれぞれ15くらい
*** 反省点 ***
◎ 被災地に近くになるほど、モノがないし、被災者たちがそこで購入したいはず。だから必要なモノはこちらの拠点で購入するべき。
◎廃校になる東和町の小学校(7つが廃校)の保健室に、血圧計や体温計がないか!?
→すでにお役所のほうが回収の手はずを整えているとのこと

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3/27 陸前高田 長部・二日市公民館

ここは二日市公民館。
8つある長部の避難所のひとつ。
スリランカ人のカレーを夕食にと、みんなが待っているところだった。
僕が「捨てる天ぷら油で走る車で、物資を運んでいるんです」……と自己紹介をすると
「あっ、ラジオで聞いたよ」とおばちゃん。
「ラジオでね、天ぷら油で走る車がね、大きな避難所だけではなくて、あまり物資がこないところを回っている。あなたの町にもきっと来てくれますよ……って言ってたのよ。いや、本当に来た!」
ええっ、ほんとに!? ラジオは地元のローカル放送「IBC岩手放送」だそうだ。
どこかでうわさが回ったのかな、光栄です。


この避難所はお年寄りも多い。
防寒になる下着、どのようなものがほしいのか、実際に僕らが運んでいる物資を身体にあててもらいながら、サイズや要望を聞いた。とりあえず物資を運んで、使わずに無駄になってしまっては意味がないから、本当に必要なものをこうして聞いて回っている。
気に入ってくれたようでよかった。
ここには4月で3年生になる女子高校生がいた。大船渡に高校があり、在校中に被災。
他の避難所を回りながら、地元に辿り着いた。
「帰ってみてびっくりした。家もなんにもなかったんだもん」と隣にいる友人と笑いながら淡々と話す。
今ほしいのは
「お風呂に入りたい」 まだ被災後、お風呂には一度しか入っていないそうだ。
お年寄りはまだ一度も入っていない人も多い。「自衛隊風呂や内陸へのお風呂ツアーもあるけど、お年寄りは遠いから行けないの」とのこと。
「仕切りがほしい」 どの避難所もそうだが、仕切りがなく、プライベートはない。
「車と燃料がほしい、下着がほしい」
【わたしたもの】
◎ チリガミ
◎ プラ製どんぶり
◎ サランラップ15本
◎ ホッカイロ
◎ 電池(単一、1箱)
【ほしいもの】
◎ スニーカー
◎ 懐中電灯
◎ ズボン
◎ ズボン下と上

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3/27 スリランカ人のカレーボランティア@二日市公民館

避難所の公民館へ向かうべく歩いていると、何だかとてもいい香りがする。
見れば公民館の前に「スリランカ」の文字が。
聞けば日本在住のスリランカ人が、共同で炊き出しでカレーを作っているのだそうだ。

スマトラ地震ではスリランカも津波をうけた。だから僕たちも困った人たちのお手伝いをしたい」という。
現在住んでいるのは茨城、千葉、横浜など。そこから集って食材を買い込み、ここまでカレーを作りにきたのだそうだ。彼らは明日には帰るが、他の場所でも同じスリランカ人の仲間たちがこうして炊き出しをして回っているという。日本語もとても上手だ。
「イスラムの教えは、困っている人達を助けること。だから僕たちもきたんです」
10人ものイスラム人がやってきてカレーを作ってくれるのだから、避難所のおじいちゃんやおばあちゃんたちもたいそう驚いたことだろう。
しかし今だからこそ、ここにいる誰もが感じているはずだ。
助け合い、繋がり合うことに、国境も宗教も、関係ないんだということを。

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3/27 陸前高田第一中学校 「サンダルぬげて裸足で逃げた」

陸前高田でいちばん大きな避難所が「陸前高田第一中学校」。
上は体育館の様子。床に畳やマットを引き、毛布を重ねて寝転がる。イスを物置き棚代わりに、段ボールで仕切りを作り、被災者たちが今もこうして暮らしている。
この避難所をまとめる本部長もまた被災者だ。
「私も仕事中に被災しましてね、着の身着のままにげてきたんです。だからほら、靴がこんななんですよ」
足下に目をやると、スニーカーが半分までしか履けていない。
かかとをふんだ状態で履いている。

「地震からすぐに、職場からサンダルで逃げたんですけど、それが途中でぬげてしまって裸足で走りました。だから靴をもらったんですけど、サイズが合わないもんで小さくてね。我慢して履いてたんだけど、足の爪を悪くしちゃって。それでこうしてかかとをふむしかなくて」
「ズボンは逃げてきた日の背広のままなんですよ。背広の上着のほうは職場のイスにかけてきたから、流れてしまいました」
ここ陸前高田第一中学校
震災当初は1200名、現在では800名の被災者を抱えている。
物資は潤沢に届くが、なにせ800名分。今後の不安は大きい。
「食料はとにかく先細りです。注目度が低くなって、ご厚意で頂く支給が減っても、避難生活は長く続いていく。これからどんどん厳しくなると思います。できれば800名分、レトルトでもおかずになるものでも頂けるととてもありがたい」
校庭では仮設住宅が急ピッチで建設されていた。今月いっぱいで工事は終わるそうだ。
しかし避難者の数には到底追いつかない。

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3/27 BDFを給油・そして物資の状況





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