3/13 土沢商店街の豆腐屋さん 吾助堂より廃油

地震から3日目。
ライフラインとガソリンがストップ。皆の足が止まるいっぽうで
スーパーには水や食料、ガスボンベを求めて長蛇の列ができている。
ガソリンが手に入らない今、バイオディーゼル燃料で走る僕らにできること。
それはまず現地へ入り、正しい情報収集をすること、そしてそして物資配達だ。
早速、燃料の調達をすることに。
現在滞在しているパーマカルチャー自然農園「ウレシパモシリ」サカワさんからのご紹介で、近くの土沢商店街の「吾助堂」さんより廃油を頂けることになった。

こちらの吾助堂さん。なんと200年近く続くおとうふ屋さんで、現在のご主人・赤坂洸(ひろし)さんは6代目。
現在も昔ながらの方法を貫き、お湯を作るところから油であげるところまですべて薪で火をたいている。とくに肉厚なあぶらあげが有名なんだとか。
「大豆の風味が逸品、他では味わえない」と地元から愛され続けているお豆腐屋さんだ。
近くのパン屋さんとコラボしたメニュー「あぶらあげバーガー」も人気で、すぐに売り切れてしまうそう。

一斗缶で5缶分を頂いた。
廃油も透き通っていてとてもきれい。お陰様で、いい燃料が作れます。
きっと美味しいあぶら揚げなんだろうな。
また今度、買いに伺いますね。
吾助堂さん、ありがとうございました。

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地震がありました

本日、東北地方で大きな地震がありました。
現在僕も東北におりますが、人もバイオディーゼルカーも無事でおります。
御心配頂いた皆さん、ご連絡をありがとうございました。
広い地域にわたって電話も通じず、電気もストップしています。
ニュースにあるように、とても大きな被害が出ている模様です。
皆さんのご無事を、心からお祈りしています。
周生/バイオディーゼルアドベンチャー

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ほくほくのお豆腐料理



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“にんじんCLUB” で トーク&Live =02=

さて、いよいよ「にんじんCLUB」さんでトーク&ライブ。
僕のスライドトークと、マリオさん&はるさんの演奏だ。
今日はこんなふうにアットホームな雰囲気なので
はじめに来て頂いた皆さんにも少し自己紹介をしてもらった。
ここで集ったのも何かのご縁。
何に興味をもっているのか、どんな方なのか、みんなでシェアしたいなと思って。
僕もリラックスしてお話することができた。
トークをしている間、ポロロンポロロン……と
マリオさんがバックミュージックをそえてくれた。


参加した最年少は小学生。皆さん職業も年齢もばらばらです。
マリオさん&はるさんは、世界の楽器を車に満載して旅をしている。
だから毎回、おもしろい楽器でワクワクさせてくれます。


ここ”にんじんCLUB”は、畑と生産者が喜び、そして私たちの身体が食べて喜ぶ。
そんな有機食材を使ったメニューがコンセプトのお店。
美味しい食事を頂きながら、すてきな生演奏を楽しんで
僕の車を見てもらいながら、旅の話を届けする……と
料理と音楽と映像が一度に味わえる、とてもすてきな1日だった。
上の写真は本日のメインの豚肉だけれど、ただのお肉ではなくて
「草原を元気に走り回ったブタのお肉なんです。多くの食肉用のブタは、狭い敷地でぎゅうぎゅうに育てられているんです。そのため、ストレスで他のブタのしっぽをかんでしまうこともある。そうではなくて、生きている間も幸せに元気に生きてほしいと、生産者さんが心をこめて育てたブタさんのお肉なんです」と、店長の伊勢戸さん。
ジューシーで柔らかいんだけれど、歯ごたえもあって。すごく美味しかったですよ。



15時から始まった本日のイベント、終了したのは21時頃!
あっという間に時間がたってしまいました。
皆さん、すばらしい時間をありがとうございました!
上右の写真は「にんじんCLUB」のみなさん(にんじんのポーズしてくれました!)
この「にんじんCLUB」は、25周年を迎えるのだそうです。
これからも食材の命が生まれる農家と消費者の架け橋となり、
すてきな料理でますますみんなを元気にしてくれるでしょう!
25周年おめでとうございます、またお会いできる日を楽しみにしています。

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“にんじんCLUB” で トーク&Live =01=

旅する音楽家・マリオさんとはるさんとやってきたのは
名古屋にある「新鮮多彩 カフェ&レストラン “にんじん”」 。
10月半ばに一度訪ねて以来、2度目の訪問だ。
今日はマリオさん&はるさんと僕で、一緒にトーク&ライブを行うのだ。
お二人とコラボでイベントをするのは初めての試み! 楽しみだな〜
本日のお客さまに廃油をもってきて頂きました。トーク&ライブの前に注入式。
ある方はお家で使った廃油、ある方は賞味期限が切れた未使用の油、などなど
こんなにたくさん。皆さんどうもありがとう。








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マリオさんとバンさんと!



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はやぶさの夜 糸川氏を偲んで





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海のミルクをいただきます!


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鳥羽水族館にやってきた =03 =

僕が鳥羽水族館でいちばん会いたかった生き物
それはやはりジュゴンだ、ようやく見ることができた!
(上の写真はセレナちゃん。うんち中も愛らしい!)
ジュゴンは人魚のモデルと言われている。野生では温かい海に棲んでいて
日本では沖縄近海が北限域だ。しかしその数は減少をたどり、
絶滅危惧種に指定されている。日本の水族館ではここでしか見ることができないのだ。
僕は日本一周の最中に沖縄でジュゴンの話を聞く機会があり、
ぜひ会いたいと思っていた。
今日はアフリカマナティに引き続き、なんと幸運にも
ジュゴン担当の飼育員・若井さんにお話を伺うことができた。

「ジュゴンやマナティは海獣類では唯一、草食です。餌を食べてそれを腸内のバクテリアが分解して、アミノ酸にかえて吸収する。そういった消化システムが、他の海洋哺乳類ともまったく違う。そういった意味での飼育の難しさはありますね。……そのようにどの生き物も飼育は難しい。簡単な生物なんていないんです」と若井さん。
沖縄の海域に生息するジュゴンは、絶滅の可能性もあると聞くが、
「ジュゴンの数自体、カウントはとても難しい。正確にはわからないのですが、減っていると思います。餌場の環境もあると思います。ジュゴンを守るということは、餌場を守ること。開発などの土砂や赤土が流れ込むと、餌場であるシーグラスベッドが壊れてしまいます」とのこと。ちなみにジュゴンは海草を1頭1日30キロ食べる。ものすごい量だ。

……と、セレナを見ると、一緒に水槽に入っているカメ吉くんとなにやら楽しそうにじゃれているような様子に驚いた。
「カメ吉と一緒にタッチして遊んでいるんです。じつはカメ吉と引き離すと、セレナが調子を崩すんですよ」 え! そんなに好きなんだなぁ。試しに他のカメを入れたら、相性は悪かったそうだ。カメ吉じゃなきゃだめなんだね。
今ここにいるジュゴンはメスのセレナ1頭。でも、ほんの10日ほど前まで2頭だった。
じゅんいちというオスのジュゴンがいたのだが亡くなったのだ。
入館31年をこえて、飼育の長期世界記録(11475日)を更新している最中だった。
今となっては日本でもジュゴンは知られる存在ではあるが、ほんの20〜30年前は認知度も低く、生態も謎が多かった。こうして長く飼育したからこそ、食べ物などの生態はもちろん、ホルもンの量をおしっこから調べることで、排卵周期や交尾行動も把握できるようになったのだという。

これからの目標は
「残されたセレナを健康に、世界一長生きさせてあげたい。じゅんいちの飼育の問題を考えなおし、体制を整えて、できればセレナのおむこさんを迎えて、2世誕生を。それはこの鳥羽水族館のひとつの夢なんです」と若井さん。
今日もセレナとカメ吉は仲良く遊んでいることだろう。
3月11日からは、亡くなったじゅんいちくんの写真展も開催されるそうですよ。
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他にも回りたいところがあったのだけれど
今日は時間がないので、残念だけれど出発しなければ……
ご案内頂いた堀本さん、飼育員の三谷さん、若井さん、皆さん
突然の訪問にも関わらず、温かくご案内頂き、ありがとうございました。
動物たちに会いにまた伺いたいと思います!
体調に気をつけて頑張ってくださいね。

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鳥羽水族館にやってきた =02=

じつは幸運にも、飼育員さんのおもしろい裏話を聞くことができた。
鳥羽水族館では、「おっ 特ダネ情報局」なるイベントがある。
企画展示室内で飼育員やスタッフの裏話や情報を教えてくれるというもの。
今日は「アフリカマナティがやってきた!」というお題目で
担当の飼育係の三谷さんがトークしてくれるとのこと。
アフリカに縁の深い僕は、がぜん興味がわいてしまった。

そのお話がとてもおもしろかった。
今から11年ほど前のこと。「アフリカマナティを調査してつれて帰ってきなさい!」というミッションのもと、三谷さんらチーム一行が、西アフリカのギニアビサウ共和国へ “片道切符(!)” で送りこまれた際の出来事。
おそろしい生き物(毒吹きコブラも!)との出会い、人々との価値観の違い(マナティティは美味しいお肉に……)、そしてクライマックス、マナティをいったいどうやって日本へ連れて帰って来たのか!? ……などなど。
じつはこのギニアビサウ。僕もバイクや車で行ったことがある。
だから現地の様子がなんだか生々しくイメージできた。
それにしても生き物が相手ゆえに、さらに過酷だったに違いない。

飼育員の三谷さん、聞けば単車歴30年以上! バイクが大好きなのだそうです

トーク後に声をかけさせて頂くと
「ギニアビサウに行ったことのある人に初めて会いました」とのこと。
いやはや、アフリカでそのような奮闘をされている日本人がいらっしゃったとは、僕も初めて出会いました(笑)
三谷さんは他にも、お目当ての動物に会うべく、ミャンマーやタイの国境や、パプアニューギニア、マダガスカルなどにも行かれたことがあるとか……飼育員さんは冒険的な方も多そうだ!「そういった体験も、水槽にフィードバックしています」とのこと。
貴重なお話をありがとうございました。
ちなみに、この「おっ特ダネ情報局」は1日2回で無料で聞くことができる。
大人の方にも、絶対オススメですよ。

↑ アフリカマナティは計3頭。この時に日本に連れ帰ってきたメスの「はるか」とオスの「かなた」。そして昨年11月に入った若いメス「みらい」。アフリカマナティは、日本では現在鳥羽水族館のみ、世界でも他2箇所でしか見られない貴重な海牛類なんですね。僕はどのマナティがどの子だかわからなかったのだけれど、顔が隠れるほどの海草を抱えるようにして、もぐもぐ食べる姿が微笑ましかったな。

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