
「CO2ダイエット!」って、おもしろいキャッチですよね!
名取市にある産廃処理業者「オイルプラントナトリ」へやって来た。
ここでは環境への取り組みとして廃油からBDFを精製、販売もしている。県内外をはじめ中国など海外からの見学者も訪れるということで、僕も見学を楽しみにしていた。
このプラント、なんと自社で考案したオリジナル。その名も「エコレンジャー 7500」!!
最大7500リッターを1日で精製することができるので、そのように命名されたそう。7500リッターは、国内民間企業における精製量の中では上位、東北では最大級だ。




プラントの大きな特徴は、静置のかわりになんと遠心分離器を3つ使っていること!
反応タンクで化学反応した液を別のタンクに移し、その後は連続的に作業していく。ほとんどのプラントで行うグリセリンの静置沈殿作業をなくし、そのかわりに3つの遠心分離器を使って、不純物を取り除いていく。遠心分離器はそれまで同社が使っていた技術。それとアルカリ触媒法のプラントを融合させて、オリジナルプラントが出来上がったというわけ。
この仕組みで、最大7500リッターまで、必要な分を「今日仕込んで、今日できる」のだそうだ。
そしてもうひとつのプラントの特徴はゼロエミッション。
副産物として出るグリセリンは補助燃料にして販売する。排水は工業用の加工用水として再利用しているのだそうだ。




「BDF作りに、はじめはビーカーからスタートしたんですよ」と武田社長。
このプラントが稼働を始めたのは、平成18年10月。それまで何年も実験を繰り返し、それが今では1日7500リッターも精製できるこのような施設を作りだしたのだ。
さらには寒さに対応できるBDFを精製するために、蔵王まで行って実験したり。廃油も冬季用と夏季用で分けている。
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↑これは給油所 ↑その隣にキューユ…キューイ…キウイ!?
ほんとに立派なキウイがなっていた。
「え!? ギャグですか?」 って聞いたら、「何でも、楽しまなくっちゃね〜」と。
……ですよね!! こういうの大好き。最高です(笑)
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<<給油するローリー車など社の使用車の約20台は自社BDFを100%で使用。真ん中はお隣の福祉施設「みのり会」の施設長さんの車で、こちらもBDF100%。
皆さんはバイタリティにあふれたアイディアマンだ。何でも自分でトライしてやってみる。必要なものがないなら、それを解決する方法を考えて、ひとつづつクリアしていけばいい。高品質のために妥協はしない。
僕もそうやってバスコファイブを作ってきた。だから何だか似たような想いが感じられて、とてもうれしかった。


この日、工場の隣にある福祉施設「みのり会」施設長の笠井さんも来ていた。じつは市内の廃油の回収は、この施設に委託しているそうなのだ。
「廃油をもってきてくれた人と会話をしたり。そういうコミュニケーションを大切にできる場になるんです」と、うれしそうにお話してくれた。
廃油ではなく「BDFキャンドル」も施設で作っている。初詣などの際に、参道にそのロウソクを並べたりと、それは神秘的な景観を作り出したそうだ。
「そういったBDFから広がる取り組みから地域のコミュニケーションを広げているんです」と、みんな嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
「BDFを通じて、環境を守り、社会貢献をしていきたんです」と武田社長。
環境と福祉のコラボレーションの実現。
僕は日本全国を回ってきて、このような連携が実現し、実っているところをなかなか見たことはない。これは本当にすばらしいことですね!!


オイルプラントナトリの皆さん、みのり会さん、ありがとうございました!
これからもコラボ活動、頑張ってください、応援しています!!