余市の清々しい朝

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余市湾を望む丘の上。窓の外に目をやると、木々の枝の間のぞく朝陽がまぶしい。
光の中で、雪がちらちらと舞っていた。
この森や海岸を犬と共に散歩し、自然療法のみでガンを治した人がいる。
ここ余市で、療養ハウス「はれるや」を営む高橋由人(ゆうじ)さんだ。
偶然にも札幌のみんたるで高橋さんと二度お会いして以来、ずっとここを訪れたいなと思っていた。
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高橋さんは、足揉みの勉強中に糖尿病になり、それが原因でガンをわずらったそうだ。
「僕は全部すてて、余市で何もしないでただ森や海岸を歩いたんです。それが治療法としてよかったのかな。化学療法がどういうものかわかっていたので、もしガンになっても死んでもやらないと思ってね。そうしたら治ったんですよ」
「糖尿病は一生治らないから薬が必要だ」と医者から言われてもそれをのまず、化学療法を一切施さなかった。食生活や生活習慣を見直し、食自分なりに数年間かけてデータをとり、数身体と対話し、自分の心と向き合った。
「医者の言う、絶対これをしなければ治らないということは、必ずしもあてはまらないんです。個人個人なんです。これもあれも食べちゃダメ、ではなく、気持ちを楽しませることをおさえるのではなく、楽しく解放しているほうがいいじゃないかって。辛いとガンは治らない。ダメと言われる食べ物だって、たまにチャラッと美味しく楽しく食べて、よかったと思っていれば、人間の身体は調整してくれるんですよ……」
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もちろん簡単なことではないけれど、そう、なのだ。
「ガンという病気にとらわれないこと」
自身の経験に基づいた彼の話は、とても興味深かった。
そういった体験をもとに、高橋さんは「台湾式足揉み整体治療」を行う。
今日も高橋さんは心身の不調で悩む人の足をもみもみ。余市と札幌を往復している。
高橋さん、僕の到着に合わせて廃油もわざわざ用意してくれていました。
ありがとうございました!

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長沼のエコビレッジ

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長沼の最後に、「エコビレッジライフ体験塾」に立ち寄ってみることに。
この体験塾を主宰しているのが、坂本純科さん。4年前からヨーロッパのエコビレッジを訪問して勉強を重ね、2年前に帰国してここ日本でのエコビレッジの形を模索している。
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「持続可能な食と農」「環境テクノロジー」
「持続可能な経済と地域づくり」「コミュニケーション」
この4つをメインテーマに、農の実践体験や講師を招いての座学など年間を通して様々な活動を行っているそうだ。
なかなか連絡がうまくいかず突然の訪問になってしまったので、出がけにおじゃますることになってしまった。そんなこんなで、わずかな時間しかお話ができず残念だったけれど、また訪問させてください!
ありがとうございました。

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ひぐま座? いや、こぐま座

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北海道だからって、「ひぐま」じゃありませんよ(笑)「こぐま座」です。
廃油を入れながら、みんなでヤッホ〜って、なんだかとっても楽しい雰囲気でしょう!?
ここは絵本屋ぽこぺんから車で5分ほどの同じく長沼にある、田舎れすとらん「こぐま座」。古民家を改装した、とっても不思議で美味しくて楽しい空間なんです。
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きりもりするおかみさんは、占星術師のミス・バレンタインさん。じつは札幌の「みんたる」でほんの3分お話したのがきっかけで、ここにおじゃますることになったのだ。
そして伴侶がミスター・オサムさん。オサムさんは残念ながら不在だったのだけれど、ベレー帽を被ったバレンタインさんがとびっきり明るい! ご家族、仲間たちもとっても楽しい! 人生いろいろあっても、まぁいっか〜と思わせてくれるような雰囲気です。
お部屋の中は、昭和の昔懐かしい雑貨たちがずら〜り。
「ワタシの趣味。不完全なものが大好きなんです。完璧じゃなくて、傷付いたり、ちょっとガタがきたり、でもちょっとかわいくて。不確実なものが愛おしくて仕方ないんですよ」
バレンタインさんが、ナツメロのレコードを何枚もかけてくれた。おもちゃのような真っ赤なレコードプレーヤーからは、それこそい〜い感じで安っぽくてあったかな音が流れていた。
今日頂いたのはマクロビランチ。
身体に優しい味で、見た目もきれい。とっても美味しかったです〜ご馳走様でした!
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バレンタインさんの本名が”こぐま”なので、こぐま座なのだそうだが、こんな想いが込められているそうだ。
「北極星目指して、人々がやって来て、また去って、また戻ってくる。そんな惑星ステーションのようになりたいと思って」
一年中見られるこぐま座。そのいちばん明るい恒星が、北極星なのだ。すてきなお話ですね。
そうそう、バレンタインさん、長沼にご縁が生まれたのは、絵本屋ぽこぺんで行われた、ハワイ在住の画家・小田まゆみさんのイベントがきっかけだったのだそう。女神像を描き、自然や命そのものを大切にされる小田さんの生き方に感激。それからご縁が繫がって、なんとその半年後にはここをオープンしてしまったそうだ。すごいイメージ引力!
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写真左から、バレンタインさんの次男、長男、本日のシェフにも廃油を入れて頂きました。みんなに楽しんで注いでもらって、僕も車もハッピーでした。
こぐま座の皆さん、どうもありがとう!
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ぽこぺん、ぽこぺん、だれつっついた・・

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苫小牧から少し北上して長沼へ向かった。
じつはここでおとぎの国に迷い込んでしまった!
それが長沼にある小さな「絵本屋 ぽこぺん」。
木の家に入ると、たくさんの絵本が棚の下から上までぎっしり。
まるで小さな頃に見た物語の世界にいるみたいでしょう!?
夜になると、絵本の中から妖精や動物たちがこっそり出てきて踊っているんじゃないかな〜!そんなすてきな絵本屋さん。
このぽこぺんの店主が、利尻島生まれの詩子(うたこ)さん。
バスコファイブのことをお話すると、目を真ん丸にして「まぁ、すごい。山田さんておもしろい方ですね」とゆっくりにっこり。
「あっ、ある絵本を思い出しました。ロシアの絵本でね、あるおじいさんが……」とすてきな物語を教えてくれたのだった。
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ここにある絵本たちはすべて詩子さん選りすぐりの一冊たち。
同じ内容でも中身が充実している絵本だったり、30年も前から続くベストセラーだったり。絵本を真ん中のテーブルに置いて、今の自分にぴったりの一冊を見て選ぶことができる。
「ただ絵本を買うだけじゃなくて、みんなが集える場所になったらいいなと思って」
2階は皆が集える空間に。イベントや地域の定例会も行っている。そうそう、最近では男性やファミリーのお客さんも増えているそう。
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窓の外では、強い風が枝をぶんぶん揺らしていた。白い空から雪がふりそうだ。詩子さんが時間をみては少しづつ手入れをしてきたのだろう。庭には多年草が丁寧に植えられていた。
文庫本一冊と絵本一冊を買って、ぽこぺんを後にした。
また再会できる日が楽しみだな。詩子さん、ありがとう!

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ご近所からうれしい油の差し入れ

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お世話になっている吉田さん、そしてご近所の皆さんから廃油のサプライズ!
頂いたきれいな油で、無事に元気に走っていま〜す。
皆さん、どうもありがとう!
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サイレント・セッション by 奈良裕之さん

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昨日のガイアシンフォニー第7番の上映会で、演奏を披露した奈良裕之(ゆうじ)さん。今日は彼のサイレント・セッションに参加するために、お寺にやってきた。
ガイヤシンフォニー第6番で奈良さんをご存知の方も多いだろう。
弓という命を頂く道具「スピリット・キャッチャー」で、弦が震えるような不思議な音を響かせる。釧路湿原の天空に向かって凜と弓を手にした姿は、忘れられない。
奈良さんとお会いするのは、4年ほど前に三鷹で行われたセッションに参加して以来、2度目のこと。この時は、ライブのようなものではなく、瞑想と響きを感じる不思議な時間でした。
僕らは軽くヨガをした後、それぞれ横になり、目を閉じた。
弓だけでなく、笛や鈴など世界中の楽器を操り、奈良さんが僕らの瞑想の中に沿うようにいろんな音を奏でてくれる。
僕たちは自由にそこにいるだけ。目を閉じてくらい経った頃だろうか、そのうちに大空を鷹が飛んでいるイメージが浮かんできた。奈良さんが演奏する間、僕はずっと大空高く、飛んでいた。
その後の懇親会では、名物の奈良カレーをみんなで頂く。
ごろんごろんと野菜の形がそのままに入っているベジカレー。甘口と辛口の両方があったのだが、もちろん僕は甘口です。う〜ん、美味しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)
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お寺の前で廃油を注入して頂く。奈良さんは仙人さまのようです。奈良さんのお隣は、昨日のガイヤシンフォニー第7番の上映を企画した美容師の黄木さん。
セッション後は、黄木さんの美容室「トリムタブ」におじゃましてティータイム。奈良さんは天然水から生まれたビーワンを体験。
この天然水は浸透力がよく、普段のシャンプーと混ぜて使うだけで経皮毒を解消できるのだそうです。摩訶不思議な水があるんだなぁ。
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ここは小学校…?いえ、さくらぎ笑楽好!

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今日吉田さんの奥さまのご紹介で伺ったのは、とある、しょうがっこう。
頂いたパンフレットを見ると、うん!? “小学校”……じゃなくて “笑楽好” !?
ってこりゃおもしろい!
この家のお父さんでシンガーソングランナーの中泉さんが、校長……じゃなくて”好調”せんせい! 奥様は”福好調”せんせい。 絶好調な感じで、明るいですね〜!
こちらの「さくらぎ笑楽好」を作られた中泉さん。小学校の校長先生をされていたのですが、定年目前の3年前にして、惜しまれながら退職し、この笑楽好を開いたそうなのです。
「たくさんの人々が集まって、生きるのが楽しいねっってことを共感できればいいなと。身体を病むと心も病む、心が病めば身体も病む。今の時代の人々はたくさんのストレスを抱えていますが、健康で笑って、元気な大人の癒しスペースになればいいなと思って。それが子供たちに繫がっていくと思うんです」と中泉好調せんせい。
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中泉さんが「これはものすごいと思った」と言われる抗酸化工法で一軒家の自宅を改築し、1Fには身体を元気にする抗酸化陶板浴も作った。これは善玉菌が有利な世界で、自己治癒力のスイッチが入るのだそうだ。
2Fはコンサートや会議などみんなが集って、想いや時間を共有するスペースに。食や心身に関する子育てのサポートや健康相談、楽健マッサージ、共育相談なども行っているそう。
さぁ歌いましょう〜と ギターで”好歌” の弾き語りを披露してくれた。
「…雨あがり、七色の虹が 輝くと もっと幸せ……♪」
好調せんせいの背後では、オカメインコのオカメちゃんも一緒に、ピ〜ピピ〜と好歌斉唱してました。
聞けば、僕もよくお世話になっている風の音三郎こと音楽家の丸山祐一郎さんも、ここで演奏会をしたことがあるとか。うれしいですね〜こちらでも繫がりました!
時間がなくて陶板浴できず残念でしたが、とても身体によいのだそうですヨ。

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地球交響曲第7番 in 苫小牧

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苫小牧ですばらしい出会いとタイミングに恵まれた。
龍村仁監督の「地球交響曲・ガイアシンフォニー第7番が上映されるそうなのだ。苫小牧では初の上映で、監督もいらっしゃるという。
じつはトヨタ自動車北海道でお世話になっている吉田さんの奥さまが、ガイアシンフォニー上映に関わっており、ちょうどタイミングよく一緒にどうですかと、お誘い頂いたのだった。
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じつはこの第7番が撮影された奄美大島での皆既日食。2009年7月22日。
そこで僕は龍村監督とお会いしていた。皆既日食のまさにその時、監督は島の小学校で、僕は島の海岸でその時を撮影していた。
そうして日食後のイベント「とうとがなし」に同じく参加していたのだった。ひとりのサーファーの未来への願いから生まれた「とうとがなし」は、ボランティアの手で支えられ、龍村さんの他、パタゴニアのイヴォン・シュイナードさん、元ちとせさんら多くのメッセンジャーとなる方々が訪れた。僕も撮影したばかりの日食の写真でオープニングを飾った思い出深いイベントだ。
監督はその時「すばらしい(日食の)絵が撮れました」と仰っていた。その頃から第7番の上映をとても楽しみにしていた。
「全ての生命が潔く健やかに 生き続けるために」
この第7番を制作する中で、監督の胸の中に、何度も浮かんだことばだそう。
300名を超える人々を前に、第6番に出演した音楽家の奈良裕之(ゆうじ)さんの奏でる「風」のサプライズで始まった上映会。すばらしいフィルムだった。
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上映後の懇親会。若者たちがジャンベにあわせて踊る中、僕は監督にどうしても聞きたいことがあり、お店を出る直前にそのチャンスに恵まれた。すると監督から驚くべきすばらしいメッセージを頂いたのだ。それはまたいつかお話できるいい機会があるに違いない。

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今年3度目の、トヨタ自動車北海道(株)へ

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今年3度目となる苫小牧の「トヨタ自動車北海道」訪問!
1度目はご挨拶と車の説明に。2度目は講演と廃油のご協力に。
そして今回も廃油を頂けるとのこと。
社食から出る廃油をわざわざ用意して待っていてくださいました。
トクトク……と注ぐと、油がどんな状態なのかがわかります。
質のいいとってもきれいな油です、どんな揚げ物でつかっていたんでしょうね〜お腹が空いてきます!
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皆さんに油を注いで頂いて、記念撮影をパシャリ。
写真右上の男性は、以前、僕らが某ファーストフードにバスコファイブをとめてパソコン作業をしていたところ、それを偶然見つけてわざわざ声をかけてくださった長尾さん。地球一周の時に雑誌「4×4マガジン」で連載をしていたのですが、それを覚えていてくれたのだそうです。写真右下は、右からいつもお世話になっている鈴木さん、清水さん、梅澤さん。
トヨタ自動車北海道の皆様、今回もありがとうございました!
そうそう、ここトヨタ自動車北海道の半分以上の敷地は森なんです。
地域みんなの憩いの森「トヨタの森」に加えて、なるべく手付かずの森を残したいと、社の敷地に森をたくさん抱えています。工場ひとつ建てられるほどの広さがあるそうです。その森で、今年は例年よりもよく鹿を見るのだそうですよ。
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再び、北清企業さん

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札幌にある「北清企業」さんにおじゃました。
こちらは2005年からBDFを精製している会社。その質の高さと熱心な研究には定評がある。
このバスコファイブで立ち寄らせて頂くのは3度目のことだ。
北海道から講演のために広島、山陰、北海道と日本一周のルート以外に、イレギュラーな動きをしていたので、不足していた燃料をご協力頂いた。急な連絡にも関わらず、いつも温かく対処してくださる。大嶋社長の志とバイタリティには、いつも頭が下がる思いだ。
大嶋社長、皆さん、ありがとうございました!
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