みんたる @ 札幌でトークショー


今日の講演は札幌市内にある「みんたる」というフェアトレード&カフェショップ。お店から出て迎えてくれたのは、笑顔がぴか〜んと光るような元気のいい女性。みんたるをきりもりする和田さんだ。扉を開けると民族ものなどフェアトレード雑貨&食材がぎっしり。ワクワクするようなあったかいような、い〜い感じの店内に椅子を並べて、トークをさせて頂く。

今日来て頂いたお客さんは約20名。スライドショーの後半には、うちとけてきたようで「あはは、そうなんだ〜」「これって……こういうことなの!?」……などと会話のキャッチボールをするように質問も頂いた。昨日に続いてこのみんたるも、とってもアットホーム。皆さんと距離が近いのってやっぱりいいですね。




何人かの方には廃油をもってきて頂いたので、直接注いでもらう。ペットボトルではなく、一升瓶に入った油も。バイオディーゼル燃料じゃなくて……密造酒ができちゃいそう(笑)

その後は吉田さんの料理を囲んで、みんなで食べて飲んで笑って……の交流会。アジアンのようなアフリカンのような、無国籍の料理をとても美味しく頂いた。

ここには、夜中の0時を過ぎてもふらりと誰かがやってくる。「今日は誰が来ているかな」「ただいま〜」とみんなが帰ってくる感じで。ここはそんなお店なのだ。

結局おひらきになったのは夜中2時近く! 話すと個性あふれる方ばかりで、とってもおもしろい。ついつい遅くなってしまった。

みんたるさん、来て頂いた皆さん、すてきな時間をどうもありがとう!

また札幌でお会いできるといいなと思います。

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札幌市役所を訪問

ここ、札幌市内でも4年ほど前から廃油の回収とBDFによる再利用が積極的に行われている。その実態を知りたくて市役所にご連絡したところ、さっそくお会いしていただけることになった。

職員の皆さんを訪ねると、バスコファイブも見たい!と言っていただき、わざわざ駐車場まで出向き、さらに廃油2リッターも注いで頂けることになった。なんとうれしい!!


札幌市は循環型社会の実現にむけて、市民、事業者、札幌市の3者協働で目標を実現していこうという”スリムネット”を平成17年に立ち上げ、その中の事業のひとつとして、廃油の再利用も行っているのだ。

行政が市内のレストランやスーパー、消防署などに回収場所の設置や支援を行い、事業者の中のゴミ回収業者が、資源ゴミ回収ルートにおいて廃油も回収する。それを民間企業がBDF精製し、市で利用するパッカー車へ使用する。

市内にある約100台のパッカー車のうち、21台に夏の期間のみB100を使用しているそうだ。

「集めた廃油の1円/リッターを環境活動に寄付しています。そうしたら拠点がグンと増えたんです」とごみ減量推進課の西内さん。

平成18年の10月にスタートした頃は9か所だった回収拠点が、18年度が終わる頃には「42か所、廃油量5,024リッター/年」に。そして21年度は「279か所97,810リッター/年」にまで伸びたそうだ。

環境都市推進部・環境計画課の西野さん、西岡さんにもお話を聞くことができた。

「札幌の大きな特徴はやはり”冬の暖房”です。北海道は森林資源がありますから、木質バイオマスの燃料を使ったボイラーやペレットストーブも積極的に使ってくださいね、熱効率のいい給湯器や暖房機器を使いませんか、という取り組みを一昨年から初めています」とのこと。

ペレットストーブはある程度の値段もするしストック容量も必要なので、その点では一般家庭での流通はなかなか難しい。そこで、モニター試用できたり、一部助成金も行っているという。

冷暖房は、従来のように建物別にばらばら行うよりも、地域で熱供給したほうが省エネになる。ここ札幌の都心部では、木質チップを一部使用するボイラーを使い、ある一区画の熱源とする実験を行っているという。これでエネルギー使用料を約10%ほど落とすことができるそうだ。

そして今年度いっぱいまでかけて大規模開発を行っているのが、駅周辺の地下街。主に天然ガスから複数のエネルギーをつくり出すシステムをもつ3つのエネルギーセンターで冷暖房をまかなう。歩行空間の下、地下鉄と平行に熱導管ピットをはわせて、そこで気温を調整する。都市再生の意味でも期待されるプロジェクトなのだそう。

北海道のすばらしい大自然。そこから生まれるリサイクル資源を生かして、都市エネルギーをつくり出す。取り組みはまだまだ進化していくはずだ。次に来るときは、地下街も完成しているはずだ、今度来るのが楽しみだ。

■お世話になった方:札幌市環境局ごみ減量推進課の皆さん、環境局環境計画課の皆さん

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にぱぱハウス de 楽しい時間

今日は、昨日からお世話になっている札幌のコミュニティシェアハウス 「にぱぱハウス」でトーク。「にぱぱハウス」は一軒家そのままのお家スタイルなので、とっても雰囲気が柔らかい。堅苦しいものではなく、みんなで集まってご飯でも食べながらお話ししよう〜といった感じで! 矢内さんご夫妻、ゲスト2名にお越し頂き、ご飯を食べながらアットホームにお話しをさせて頂いた。

皆さんにご用意頂いた今日のメニューは……ななんと、トマト鍋!お野菜の種類も量もたっぷりで、スープがまた美味しいこと。最後はチーズおじやで2倍楽しめる。ほかほか鍋を皆でつつくのって、北海道らしくていいな。

じつはこのハウスのオーナー・矢内さん、BDFを作っていたことがあるという。「中華料理屋さんに油が多いと思うでしょ!? でも意外なんだけど油はあまり出ない。じつはそば屋とスープカレー屋さんが多いんだよ……」と。なるほど〜さすが油事情にもとっても詳しい。

「同じBDFを、年式も車種も同じ2台の車に入れたんですけど、なぜか片方の車の調子が悪くなることがあって。でも軽油を入れると問題ない。なんででしょう?」と矢内さん。

同じ車種でも車の状態も千差万別、BDFも同一のものが毎回できるわけじゃないので、なかなか判別ができないし、BDFの質も成分検査をしないことには、見た目ではわからない。そういったことも現実にあるのだ。


他にも「汚い油でも大丈夫なの?」「砂漠の真ん中で何かあったらどうしようとか思わない?」とかいろんな質問が出る。

今日のお題目は「ピンチはチャンス」というような内容だったのだけれど、その場のインスピレーションで自由に話をさせて頂いた。20歳の頃からただバイクで走りたくて旅をしていたこと、インディアンのこと、僕が自分で体験してきたセラピーのこと、今のバイオディーゼルカーのこと……などなど、映像やスライドを交えながら。

とくに今日ピンと感じて出てきたお話は、「誰かに見守られて死を迎える、或いは死を見守る」ということ。それに通じるチベット仏教の話や、生死を迎えるその瞬間に寄り添うということについて少しトーク。それは僕が世界を旅してきて、様々なセラピーをうけたり、先住民たちから知恵として教えて頂いたものでもある。こういったお話はなかなかする機会はないのだけれど、皆さんに熱心に聞いて頂き、会話のキャッチボールができたことは本当にうれしかった。


実際にクルマを見てもらうと、女性のゲストさんからは「メカはよくわからないのだけれど、超っ楽しかった!!」「少人数だったので超アリーナって感じ!」と、とても喜んで頂けて僕も本当にうれしいな。

また皆さんと会える日がくるといいな。

ゲストのお二人、そして矢内さんご夫妻。すてきな時間と美味しいお料理をどうもありがとうございました!

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せっせと燃料作り


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sapporo “にぱぱハウス” ってな〜んだ?

札幌の「にぱぱハウス」に到着。

ここ「にぱぱハウス」は矢内さんご夫妻が昨年オープンした「コミュニティシェアハウス」で、地域の人々が世代を超えて集まることのできる一軒家。ミーティングやスライドショー、交流会、ライブ、何かの教室などなど使い方はさまざまなのだそう。「××やってみたいな」と思ったことをみんなで実現したり、学んだり、シェアしていく。そうしてたくさんの出会いを生み出していく。そんなすてきな一軒家なのだ。

“にぱぱ”の意味ってなんだろう?   それは……

「にっと笑って、ぱっとひらめいて、ぱっと行動にうつす」

奥さまが作ったキャラクターの “にぱぱちゃん” からネーミングしたそう。

かわいらしくてすてきな名前ですよね!


今日は矢内さんご夫妻がお野菜たっぷりのチーズフォンデュをご馳走してくれた。トマトやじゃがいも、タマネギは、ご夫妻が裏の畑でとってきてくれたもの。その味の美味しかったこと!

初対面とは思えないほど、親近感を感じるお二人。僕らはその灯りのともったにぱぱハウスで、たくさん語り合った。明日はここで講演をさせて頂く予定だ。どんな人々と出会うのだろう。楽しみだな。

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1年ぶりに「北清企業」へ

今日は札幌にある「北清企業」へ向かう。

こちらは産業廃棄物の収集や運搬などを行う会社で2005年からBDFを作っている。僕が初めて訪ねたのは2006年。バイオディーゼルで日本縦断をしていたときで、それ以来お付き合いを頂いている。BDF事業に関してすばらしい理念と情熱をもって取り組まれていて、お会いするといつも清々しい気持ちにさせてくれるのだ。

札幌に到着したのでご挨拶に連絡をしたところ、お時間を割いて頂き、さらに燃料も快くサポートして頂けるとのこと。……じつは僕らは札幌での講演のため、東北から急いで道内に入っていた。そんなこんなで、すでに予備燃料も尽きてしまいそうな緊急事態だったのだ……「応援していますよ、僕らができることを協力させて頂きます」と大嶋社長。ほんとうにありがたい。

北清企業がBDFを取り組んでもう7〜8年が経つ。

ここ北海道の冬は厳しい。近年ではそれをひとつのテーマに「氷らないBDFを作ろう」という実験を、道立の試験場と共に行ってきたという。

「BDFを、氷らせて溶かして…を繰り返すと、溶けない部分がでる。それにさらに精製を繰り返していくと、マイナス外気にも耐えられる燃料になります。今年の冬に行った実験では、マイナス30度で使える燃料になりました」

実際に車体を使った実験で、マイナス20度でもまったく問題はなかったという。作れる技術は実証した。現在はどれくらいやればマイナス何度まで耐えうるか、使える燃料としてどこまでできるかという次のステージを研究中なのだそうだ。

「寒さ」という問題に、BDFに関わるほとんどの人々が頭を抱えている。

僕もシベリアを抜けたときは、マイナス40度まで大丈夫だと言われる、実験段階の流動点降下剤を使用したし、車を止めればすべてが氷ってしまう民家もないところは、不眠で運転し続けた。

日本ではとくに北海道ではその壁は厚いが、まだ一般では難しいにせよ、技術がここまできたのだ。すばらしい研究と成果だと思う。

大嶋社長は続ける。

「BDFの売り上げの大小ではなくて、子供たちの家庭からも出てくる廃油でひとつの循環の輪に携わることができたり、環境教育にもなりバトンを次に渡していくことができる。そういった次世代につなぐことができる活動ができている。やり続けてきて本当によかったなと思っているんです」

「例えばひとつの川でも、真っ直ぐな川はありません。うねったり蛇行して生態系が保たれていますよね。今はまさに川ひとつでも、あえて蛇行する川を作るような時です。モノを作り、モノを大切にしてきた時代に、プラス、少し違うバージョンというように。原点回帰するような時代だと思うんです。……そしてチェンジの時代。そこでバランスをもった人間、リーダーが出てくるとすごくおもしろいなと思うんです」

何を目指して、どう他者と差別化していくのか。何を大切に想うのか。

しっかりとした理念をもって強い根をはり、スキルアップの枝を着実に伸ばしていく。

僕も北清企業さんの取り組みを、心から応援したいと思う。

大嶋社長、今村さん、北清企業の皆さん、いつも温かいご声援とご協力を頂き、ありがとうございます。また次にお会いできる日を楽しみにしています。

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Go SAPPORO ……

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二風谷 レラさん宅にて

今日も晴れ。レラさんはこの日も朝から出発されるということで、その前に少しだけお話をすることができた。やはりお会いできてよかった。隣町のお土産物屋さんへも行きたかったのだけれど、燃料がなくて残念。ここでお見送りをすることに。「南へ行くんでしょう? マンゴの芽が出たから、もってってどこかに植えてきて!」とレラさん。そんなわけで小さな小さなマンゴの苗木を頂いた。


午前中はレラさん宅で、薪割りと薪並べをお手伝いする。教えてもらいながら、パカンと割る。まっぷたつに割れると気持ちがいい。コツを覚えると力もいらないそうだ。かなりの量が積み上がったなあと思ったら、家族や旅人も多いから、これでもまだまだ足りないとのこと。

油を頂いたので、皆さんに注いでもらうことに。

じつはここに滞在している旅人の二人は、なんとクマの皮をここでなめしているのだという。今年の「アイヌモシリ1万年祭」で、ある方が銃で撃たれて沢で亡くなったクマを鎮魂のために運んできた。そのクマの皮をゆずりうけたのだそうだ。

クマの皮は紐で伸ばし、天日干しにして乾かしている。

そのクマをバックに油を注いでもらって……パシャリ。さらに鹿の毛皮を乗せて、アイヌのすばらしい刺繍も飾ってくれて……はい、にっこり笑って……パシャリ。これは今までにはないすばらしい野生的シチュエーションだ。



今日は札幌へ戻らなければならない。もう少しゆっくりできたらよかったな、残念だけれど昼頃出発することに。「また来てね〜」と大きく手をふって見送ってくれた。

皆さん、どうもありがとう。またお伺いさせてください!

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二風谷でアシリ・レラさんに会う


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再び苫小牧高専へ

苫小牧工業高等専門学校で応用数学の先生をしている中野くんは、僕の同級生。彼が務めるこの学校で講演するのは昨年に引き続いて2度目だ。

「苫小牧高専」とは正式には「苫小牧工業高等専門学校」の略、僕もついこの間まで知らなかったのだが高専は高校ではない。「高校3年間+短大2年間」に相当するので,卒業すると短大卒に匹敵する。さらに2年間の専攻科も加えると「高校+大学」相当になるのだそうだ。

僕は中学時代当時、北見に住んでいた。彼は仲のよかった友達の1人。よく一緒に学校に通ったものだ。その後世界に飛び出して音信不通だった僕を、中野くんが新聞で見つけ出し、連絡をくれたのだ。そうして昨年、約30年ぶりの再会を果たしたのだった。

「おお〜久しぶり〜!」中野くんは去年と変わらない。元気そうでよかった。

訪ねるのは1年ぶりだけど、校舎がきれいになったな〜。

この講演のお題目は、世界一周報告とはちょっと嗜好を変えて、「ピンチがチャンス」なんだということを自分の経験からそんな話を盛り込んでみた。それから夢を持った時、それを目指して実現していくことについての話。思春期を迎えた若い彼らに、何か少しでも元気や活路やヒントを見いだしてもらえたらな〜なんて思ってやってみた。目を輝かせていた生徒もいたので、なにか役に立ってくれるといいのだが。

集ってくれた中には昨年に引き続き2年連続で聞きに来てくれた生徒さんもいた。廃油を生徒さんや先生に注いでもらい、匂いをかいでもらうと「揚げ物の匂い!」と驚いていた。






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講演が終わると、中野くんの奥様とお嬢さんがサプライズで来ていた。なんとうれしいなあ!

さっそく夕食を一緒に食べようと、”カウベル”という有名な焼き肉のお店へ連れて行ってくれる。場所は本当にへんぴなところにあり、旅行者が見つけるのは絶対に不可能な場所にあった。しかし、知る人ぞ知るこの”カウベル”は、白老牛を扱っている。美味しい焼き肉をじゅうじゅう焼いて、お腹いっぱいご馳走になってしまった。トロケルような柔らかい肉はうまい! 明るくて優しい中野くんのご家族にお会いできて、とても朗らかな気持ちになった。


学校の行き帰りに、中野くんと相対性理論のこと、宇宙のことについて、ずいぶん語りあったものだ。それがおよそ40年後このような形で再開するとは、面白いものだ(笑)。昨年に引き続き、奇跡の再会に感謝!

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