富士宮で大家族と再会

次の訪問地、静岡県富士宮市の「木の花ファミリー」へ。木の花ファミリーとは、99%を自給自足しながら15世帯45人が共同生活を送るコミュニティーだ。以前友人の紹介で一度訪れたことがあるが、今回の旅でもぜひ立ち寄りたいと思っていた。
予定より40分遅れて到着。広い庭の周りに民家を増改築した建物がならんでいる。奥のスペースでは昔ながらのかまどから湯気が立ち昇っているのが、目に入ってくる。
案内をしてくれた小柴さんによると、現在、電力以外はほぼ自給自足を達成しているが、近い将来、バイオディーゼルをトラクターなどへ使用したいという考えを持っている。 ファミリーのメンバー15名ほどに集まってもらい、精製装置をリヤゲートから引き出して、原理を説明。その後、木の花ファミリーがおからを購入している豆腐店からもらってきた廃食油を交代で給油してもらう。
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昼食の間せっかくなのでプラントを稼働させておきバイオディーゼルの製造を進めておく。昼食は幕の内弁当風でなかなか豪華だ。すべて無農薬の有機食材だというのだからすごい。みそや醤油もすべて手作りで、食堂の外には味噌樽、醤油樽が並んでいた。食事はどれも新鮮な食材と優しい味付けでとても美味しい。
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ここでは強制されことは何もなく、自分の力を生かせる仕事を受け持ち、農作業の繁忙時には全員で手伝う。ここにいるとお金を使う必要がほとんどない。一年の収入は全員で均等に分配し、トラクターなどを購入する場合は、全員で話し合い、それぞれお金を出し合うのだという。そして毎晩ミーティングを行い、その日の作業の報告や、自分の考えていることなどをとことん話し合うのだそうだ。
食事が終わり食卓を片付けると、木の花ファミリーのかたがたが、我々に歌をプレゼントしてくれるという。メンバーの嵯峨美雅子さんが作詞作曲してくれた歌を、木の花楽団のかたがたが歌ってくれた。素直で暖かいく力強い歌声だ。最後はその場にいる全員が手をつなぎ一緒に歌った。
出発の時には、メンバー全員が見送りに出てきてくれた。握手とハグで別れを惜しむ。最後にはメンバー全員で山田を一斉にハグし、旅の安全と再会を誓った。
木の花ファミリー http://www.konohana-family.org/ 
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廃食油給油:15リットル

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