トヨタ車体訪問(愛知県刈谷市)

午後4時に今回のプロジェクトで多大な支援をしていただいているトヨタ車体株式会社を訪問。昨年のパリダカールラリーで僕はこの会社が運営しているトヨタオートボディーチームのドライバーだったことやカメラマンとしてこのチームの撮影をさせていただいていたという経緯がある。ダカールラリーでバイオディーゼル燃料を使わせてい欲しいとう要望に、快くこの燃料を用意していただき、無事完走したことからもバイオディーゼル燃料にいち早く理解をしめしてくれた会社でもある。そこでこのプロジェクトに対しても当初から共感していただき、車の提供やその他様々なサポートをしていただいているというわけだ。
会社に到着するとさっそく会議室で記者会見が始まり、集まっていただいたメディアの方達の前でこのプロジェクトのご説明をさせていただくことになった。その後2008年のトヨタオートボディーチームの総監督、酒井伸二氏からトヨタ車体は現在1日2700台のランドクルーザーを製造しているが、ランドクルーザーの堅牢性を証明するためにダカールラリーに参戦している経緯の説明。車の持つ利便性の追求と同時に環境対策も重要と考え、ケナフ材をしたり、森林保護やバイオディーゼルの採用などを行っていること。環境活動の一助および社内の啓蒙活動として取り組んでいる事など説明があり、今回のバイオディーゼルアドベンチャーのプロジェクトにも出来る限りサポートして行きたいとコメントしていただいた。
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仕事柄世界中、特に秘境と呼ばれる場所に行く事が多いため、サハラ砂漠もそうだが、年々環境が悪化していることを目の当たりにしており、そんな時にバイオディーゼルとの出会があった。バイオディーゼル燃料について全く知識がなかったのだが地球環境に良いとされるこの燃料の可能性を自分の手で実証したくなり2006年夏に100%のBDFを使い日本縦断。さらに欧州10カ国2万kmの視察テスト走行。さらに同燃料を使ってパリダカールラリーに参戦。その結果、バイオディーゼル燃料としてポテンシャルは想像以上に優れていることを実感した。そこでさらに地球一周を慣行し独自で制作した車載型のBDF精製装置で燃料を作りながら旅をすることを考えたこと。旅先で様々な人達と出会い、BDFに限らずエコロジーな暮らしや、新しい環境技術なども学んで行き、暮らしやすい世界を探っていく。さらに廃食油を持ってきてくれた人々の「夢」を語ってもらい、その夢をつなげたいことなど・・・。今回のアドベンチャーは、BDFの探求、世界初の車載型小型プラントの開発と、知的財産の公開、環境メッセージを届けることなどが主な目的だと説明させてもらった。
記者会見の後、酒井総監督以下関係者の皆さんと屋外へ移動し、外に停めてある車を見ていただき、プラントの説明した後、会社の社員食堂から出た廃食油を40リットルほど社員のみなさんに交代で燃料を注いでいただいた。
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トヨタ車体株式会社
 http://www.toyota-body.co.jp/index.html
走行距離:豊田市から刈谷市 17km
廃食油給油:20リットル

カテゴリー: japan パーマリンク

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