シャスタの夜

ベンドのコープ給油所で燃料の精製をしながら、訪れる人たちと話をした。みんな僕らのやっていることに興味を持ってくれているようだった。ベンドのBDFコープは、とても熱心で、エコ燃料ムーブメントを意識して活動しているひとが多かった。カリフォルニアの関係者ともつながりが深く、ひとりはこれからカリフォルニアに行くので、僕らが着いたらまた会う約束をした。
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午後になって曇ってきた。南へ向けて出発しなくては。
途中クレマス・フォールズという町にある、オレゴン・テクノロジー研究所という学校に立ち寄った。大幅に遅れて到着した僕たちを、バイオ燃料関係の教授や職員のかたたちが快く迎えてくれた。この学校の建物は、温泉ですべての暖房をまかなっている(地熱暖房)。冷えた水がまた水源にもどるよう工夫された大きなパイプや、学生のプロジェクトで作っているバイオディーゼルの精製機を見せてもらった。
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日が暮れ、更に南を目指す。
だが、どう考えても燃料が足りない。ベンドで大雪に合って足止めを食いたくないので、十分精製せずに出てきてしまったからだ。サンフランシスコまでは無理としても、レディングまでは・・・。と願っていたけど、山道で燃費が落ちたため思いのほか早く燃料が減っている。
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深夜7時を回ろうとしていたとき雪が降り始め、そして燃料計のエンプティランプが点き始めた。非常事態だ。こんな山奥でガス欠すれば寝袋など持っていない僕らは凍傷にかかって翌朝まで保たないだろう。いろんな人に頼んで電話をかけまくり、ここからほど遠くないシャスタ山の町に僕らを迎え入れてくれるカップルを見つけた。ハイ・ロー・ダイナーで遅い夕食のころ、雪が本格的になってきた。「注意報が出ているわけではない。」という地元の方の言葉を信じるしかない。ここのおすすめは超巨大なマウンテンバーガーだ!
雪の中夜通し精製をフィルターがけをした。交代で寝ずの番だ。夜中の3時過ぎ、ラッキーなことに、雪が小降りになった。
助かった!
廃油回収 0L
走行距離 374km
お世話になった人たち: リチャード、ボブ、ローズ、デイビッド

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