循環型全自動炊飯器「ぬかくど」

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4月29日(水)今日も山梨県北杜市在住の岩田夫妻の家で清々しい朝を向かえた。空は青く晴れわたっている。
一昨年、六ヶ所村アースデイでお会いした”ゆめやえいこさん”に会うために、五風十雨農場のレストラン「こふく亭」で午前11時に待ち合わせる。
このこふく亭は、電気もガスも水道も使わないでここで採れた野菜や野草、米から作られた料理を出す。エネルギーも近辺の薪や炭、建物も地元産の木材。フードマイレージも、ウッドマイレージも数メートルから数キロ程度という地産地消にこだわった循環型レストランだ。
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もみ殻を使って自動的にご飯を炊く装置「ぬかくど」を見せていただいた。(写真上)もみ殻でやさしく炊き上げる全自動炊飯器は、電気炊飯器とほぼ同じくらいの時間で炊け、やさしくふっくらとした美味しいご飯が味わえる。
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久しぶりに再会したゆめやえいこさん(右上)。そして宿とインターネットを提供していただいている岩田夫妻と関さん。ぬかくどで炊きあがった美味しいご飯に農場で採れた山菜や野菜を食べて癒される。一同、顔がにんまり。美味しいを連発しながら楽しい時間を過ごす。ゆめやえいこさんはシンガーソングライターで、太鼓も教える素敵な女性だ。
食事の後、彼女が大好きな場所に案内してもらう。その聖なる岩は山の奥にそびえていた。岩の上で大の字になってしばし充電!リフレッシュ!
プラントに問題発生
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帰宅してさっそく燃料を作るためにメタノールを加えようと燃料のラインを開くが、メタノールと水酸化カリウムの液が流れない!?茶色い濁った液がホースの中を逆流しているのだ。見た事がない現象に唖然とする。どうもロシアで手に入れた水酸化カリウムが十分溶けないまま固形化してしまっていたようだ。ロシア製は粒が大きく、緑色をしていてメタノールと混ざりずらいのだろうか・・・。
しかたなく、タンクをはずして掃除をすることにした。しばらく天日干しをするメタノールタンク(左)
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夕方、学校で美術を教えて帰って来た上野さんが廃食油を濾すのを手伝ってくれる。4時ごろはまだ半袖でも暑かったのだが5時を過ぎると急に寒くなってくる。廃食油がフィルターを通らなくなってしまい、コンロを持ち出し油を暖めながら油を濾す事に・・・。これじゃ、シベリアと同じ状態だ。ポータブルコンロはもう使わないだろうとウラジオストックのロシア人に贈呈してきたので、まさか必要になろうとは・・。
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化学反応させるのに十分なほど熱が上がらないので、投光器を補助に使って外から温度を上げてやる。それほど日が暮れると寒いのだ。本日の業務(!?)は午後7時半終了。

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