バスコファイブ装備 その1

今日は、旅を共にして来た愛車、「バスコファイブの機能」について話をしてみたい。
バスコファイブを作る上で特に注意した点は、まず、バイオディーゼル燃料を作る小型プラントを車載しても車体の強度を保ち、走行安定生を確保すること。特に砂漠や都会など、どんな道も走破できる車作りを心がけた。また、地球上のどんな環境でも燃料を作る電力を確保することも重要なポイントだった。
廃食油を化学反応させてバイオディーゼル燃料を作るためには電力が必要だからだ。そこで走りながらでも電力を確保できること。どんな国の電圧にも対応してコンセントから電力を供給できること。砂漠の様な未開地で車を停車中に電力を確保できるという3通りのバックアップを考えた。
走行中に電力を確保するにはエンジンルームに搭載した2つの強力なバッテリーから電気を取り出し、直流から交流(100ボルト)に切り替えるインバーターを搭載している。高い出力、安定した電圧を供給できるコンパクトなインバーターをさがすのにずいぶん苦労した。そこで容量が大きく、丈夫で精度が高い(株)未来舎のFI-S1003を選んだ。
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※FI-S1003は、テレビ、VTR、コンピュータ、ドリル、グラインダー、ミキサ等の用途にも適し、特に今回はコンピュータを使用するときにも電圧が安定していることからとても気に入っている。
また、近くにコンセントがない、車載バッテリーの容量が低下したときなど、最後のバックアップとしてヤンマーのディーゼル発電機を車載している。発電機は、ヤンマーから協力していただいたディーゼルエンジンのYDG250VA(2.4kW)を使用している。ガソリンエンジンの発電機の方がコンパクトで軽いのだが、あくまでも二酸化炭素の排出を押さえることのできるバイオディーゼル燃料を使っているので、発電機も自分で精製したバイオディーゼル燃料を使って動くディーゼル発電機を使用することにした。
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こうして電力もバスコファイブが自ら作り出し、走行を続けられるようになっている。

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